2008年12月31日水曜日

いよいよの年明けだ

 昨日、Amazonに注文した檜枝岐関連の中古の書籍だが、中古本だから早くても年明けの10日過ぎ頃に届けられるものだと思っていたのだが、10冊ほど注文した中で3冊ほどが昨夕の6時頃にヤマト便で発送しましたというメールがそれぞれの出品店からメールが届いていた。

 ヨカッタ、これでただ酒ばっかし飲んだくれる3ガ日でなくなるかも知れない。

 年が明けると唐突に春になるんですね。年が明けない今日はまだ冬ですね。やけに寒いと思っていた。おかしな話だけど、人はこうやって無理矢理区切りをつけて、気持ちを切り替えて生きていくべきなのでしょうね。たぶん

 やがて年も改められて、三が日も過ぎてしまう、去年とまったく同じで、新年に際して新たに、「今年こそまっとうな人生を歩もう」なんてお屠蘇を呑みながら、強く決意したことなどは、物の見事に胡散霧消してしまって昨年とまったく変わらぬ、昨年に増して、かなりふざけた「うろんな日々」を送ることになるのであります。

2008年12月30日火曜日

ひとつの地域を調査する面白さ


 もう今年も後が無いぐらいに迫ってきた。迫ってきたが、相変わらず年賀状を造れないでいる。こんなくだらない文章を書いているぐらいだったらさっさと造ればいいのにという声が聞こえてきそうだ。それは自分でも強く思っている。思ってはいるが、どうしても着手できない。
 これは精神衛生上実にヨロシクない。でも体が動かない、どうやら年賀状造れない症候群に陥ってしまったようだ。

 春先ぐらいから、檜枝岐村に嵌ってしまって、未だに抜けきれなくなっている。実際は抜けきれないなんてもんでなく、益々深みに引きづり落とされているような気がする。先ほどもAmazonにて7000円相当の檜枝岐関連の書籍を注文してしまった。新刊というのは1冊ほどしか無かったが、中古本でも存在してくれていればありがたい話であります。年末に注文したのだから、正月休みにのんびりと読もうなんてことは出来なくて、「お急ぎ便」で配達される本は一冊もありませんでした。ほとんどは年明けの10日以降のお届けだと思う。それでも結構楽しみなのであります。

 考えてみれば700人程度の村落に関係する書籍が多数存在すること事態が瞠目に値することではないかと思う。他にも関連する書籍を検索したのだが、さすがのAmazonにも見あたらないものが多い。他にも欲しい関連本はあるのだが、私にも予算というものがあり、毎月少しづつ買い集めていこうと思っている。

 これらの文献やホームページを読みあさってきたのだが、どうも民族学に行き着くようであります。当方は民俗学なんていわれると柳田国男ぐらいしか思い浮かばず、柳田国男といえば「遠野物語」しか出てこない。で、「遠野物語」を読んだのかと問われれば・・・・・。ま、そんなに難しいことを考えなくても良としなければね、となってしまうのであります。

 まだまだ知らないことのほうが多いのですが、少しづつ調べていく面白さに目覚め初めています。それがなんで檜枝岐村なのかはわかりませんけど、当人が面白けりゃあいいじゃないかというノリであります。

 たぶん私は檜枝岐オタクの元祖になりたいと思っているのかも知れません。ただこれからいろんなことを知るにつけ、もっともっと凄いオタクに遭遇してギャフンとなったりしてね。それはそれでオタクとしてはタイヘンに幸せなことに違いないと思う師走の寒空の下ということであります。

ナンダカネェ

2008年12月28日日曜日

まだ年賀状作ってないんだよね。


 どうも、ご無沙汰しておりました。先月の末に年賀状を作らなくちゃって書いたけど、あれから1ヶ月ぐらいになるけど、まだ来年の年賀状の影も形も無いのであります。毎日作らなくちゃって思うことは思うのですが、締め切りの25日も過ぎちゃいました。

 別段凝った物を作るつもりはまったくないんですよ。どこかにある、写真か絵を貼り付けて、あとはありきたりの新年の挨拶文を貼り付けるだけなのですが、これがどうしたことか、限りなく苦痛なんですね。

 今日こそはとは思ってはいるんですけれどもね。果たしてどうなることでしょうか。はやくこの拷問のような重圧感から逃げ出さなくては。なんて言ってるうちに年が明けそうですね。
 

2008年12月18日木曜日

このところ七入オートキャンプ場のHP造りをかなりまじめにやっていて、ブログを書くのをサボっていました。
HP制作中にgoogleで無償提供している画像管理ソフトのPicasaを使用すると、かなり便利だということがわかって、これまで作成していた七入オートキャンプ場で使用している画像を全部Web版のPicasaに追い出してやり、そこにある画像からリンクを張り直す作業を行った。4分の3ぐらいの作業がようやく終わりました。

それで、Web版のPicasaで作成したスライドショーが上のやつです。必要になる全部の写真を選択してWeb版のPicasaにアップロードするのは結構手間なんですけど、一度アップデートすると、その先の作業が結構楽です。それに自分のところのサーバー大きな写真ファイルを置くことが無いので、かなり小さな容量のサイトにすることができました。
なんだか、ほんとうに人様のふんどしで相撲を取っている感じになってきました。
このブログもgoogleですし、写真アルバムもgoogleそれにワープロも最近はオンラインのgoogleを使っているし、メールもgoogleなんですよ。
これで大丈夫なのかなと不安に駆られることもあります。なんかうまいようにgoogleに欺されているのではないかと疑心暗鬼になってしまいます。

2008年12月13日土曜日

ライトシップの使い心地


一度これを購入すると宣言したのですから、やはりその使い心地を正直に述べておかなければいけないだろうと。

 災害用と考えた場合には取りあえず合格ではないかなと思う。太陽光で蓄電(カタログでは約4時間とある)して、停電になったら点灯(点灯時間は約8時間とある)するといった使い方ができます。実際に使って見ると点灯時間は約8時間とあるが実用的なのは4時間ぐらいであります。確かに8時間ぐらいは持ちますが、最後のほうは蛍火のようで笑ってしまいます。この商品の利点はライフラインの電気が停まった場合に威力を発揮するものと期待できます。懐中電灯は用意したが肝心な時に電池が切れていて役に立たなかったなんてことが無いからです。家族の各部屋の窓にただ貼り付けておけば充電されるからです。

 しかし、当初私が考えていたよりも明るくないのです。本が読める明るさではないのです。本が読める明るさであったら、迷わずに3個ほど購入したことでしょう。キャンプするときも太陽光にむけて放り出しておいて夜には照明として使おうなんて考えていたことがいかにも甘かったなと思います。常夜灯として使う分には問題ないかとは思いますが。

 本が読める明るさの非常時の照明をあらたに考えなくていけないなと思っています。一番簡単なのは発電機でありますが、値段がねちいっとばかし問題になるわけであります。取りあえず百均のローソクを大量に買い込んでおくか。

2008年12月12日金曜日

ちょっとだけ得した気分 プチ暖房

 エアコンは頭のほうだけ暖かくてちいっとも足下が暖まらない。それで近くのホームセンターユニディで足下に敷くちいさなホットカーペットを買った。

 これが案外暖かくて具合が良い。試しに椅子に敷いて座ってみたら、益々快適である。しかし、こうなると、腰から上半身は快適なのだが、やはり足下が寂しい。
 では元の使い方どおりに足下に戻すと、いちど腰周辺を暖める快感を味わった身としてはやはり腰回りが寂しい。
どちらかが快適だとどちらかが寂しいという体感型強烈股裂き状態に陥ってしまった。

 そこでAmazonから本物の足温器を購入した。偽物の足温器ってあるのか?という突っ込みをするりとかわしてとにかく手にいれたのだ。
 結果かなり快適である。もうエアコンはいらなくなった。自分の体の周囲だけを細々と暖める。1時間あたり2つつけていても8円足らずである。エアコンをバンバン入れるよりもかなり経済的である。よほどの事がないかぎりひとりでいるときはこれで充分間に合う。

 「足温器・足温マットは暖房界の小さな巨人です」なんて呟いてみる午前2時ちょっと過ぎ。

 そこで夕べ件のちいさなホットカーペットを敷き布団の上に置いてみた、これがまた充分すぎるほどの熱効率であります。冷え込む夜は湯たんぽを使っていたのですが、いちいちお湯を沸かさなければいけないし、カーバーを掛けなければいけないし、重いしといった理由でこれは結構面倒なのです。

 実家のある東北では最初からなんの断りもなく、電気毛布ですね。最初電気毛布にくるまった時にはなんか全身感電装置のなかに身を置くようで恐かったですね。翌朝にはその快適さに感動していましたけれども。
 
 私の住むところは中途半端なんですね。いずれにしても中途半端はいけません。
暖かいなら完全無欠に南国で、寒いならバッサリと奥会津っていうふうでなければいけません。我慢しようと思えば暖房なしでもいけそうなのが良くないのであります。

 んーーー、最後に何をいいたいのかわからんようになってもうた。

2008年12月5日金曜日

キャンプ場オープン(2009-5-1)まで後147日です。今しばらくお待ち下さい。

 指定した日まで後何日というJavaScriptをネットで検索して、「尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場」のホームページに貼り付けて見た。貼り付けた時は後152日なんて出て、え!来年の5月の営業再開までまだ半年近くあるのかと、絶句してしまった。
 あらためて檜枝岐村の立地する環境の厳しさを思い知ったわけであります。営業再開予定日を5月1日に設定しましたが、これとて別に根拠があるわけでなく、5月の連休に間に合えばいいだろうなと、希望的観測で設定しただけの話であります。
 実際十数年前に5月の連休に一家でキャンプに出かけたときは、なんと雪でキャンプ場に入れないことがあったのです。もうこちらでは桜の花も終わって一年で一番良い季節に大量の雪がまだ残っていて、寒さに震え上がってしまい、温泉に入っただけで下界の暖かいキャンプ場に向かったのでありました。さて来春はどうなることでしょうか。

2008年11月30日日曜日

いよいよ12月


 なにがいよいよなのか判然としませんが、とにかく明日から12月に突入するわけであります。12月に入るといつも悩ませられるのが年賀状であります。裏面のデザインに四苦八苦するのであります。別に凝ったものを作成しようとは思わないのですが、年賀状ソフトについてきたイラストを単に貼り付けるだけでは意味はないし・・・、なんて考え始めるから泥沼に嵌ってしまうわけであります。
 個人として別段優れたデザイン能力も何も持ち合わせていないのだから、年に一度だけオリジナルなデザインをなんて考えることがそもそもの間違いだと思うのだが。そうは思っていても何故か毎年ド壺に嵌って四苦八苦の状態を繰り返すわけであります。
 それと年賀状なんかに何か意味があるのかなんていう思いと、いや互いの安否確認のためにも必要なものだからなんていう思いが交錯してくるのであります。それにそれに、まだ年も明けない1ヶ月も前から、「あけましておめでとう」「迎春」なんて書くことに非常な抵抗を覚えるわけであります。なんか年初から嘘をついているような後ろめたさを感じているのは私だけでしょうか。
 この年賀状というものはなぜ1月1日に到着しなければいけないものだろうかと思うのであります。たしかに元日に分厚い年賀状の束がドサッと届けられて、1枚1枚読んでいく楽しみはあるのだけれども。
 慌ただしかった年末も終わり、静かな元日を迎え、どうれ年賀状でもしたためて見るかなんていう気分になり、本当に「明けましておめでとう、本年もよろしく・・・」なんて心を込めて書いた方が精神衛生上かなり良いと思うのだが
 そうなるとそうなっただけに、多分私は酔いつぶれてしまっていて、明日でいいやとい状態になり、一日のばし二日のばしの状態になり、結局書かなかったりするわけであります。

 ということでそろそろ年賀状作り始めなければね。

2008年11月29日土曜日

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場はすでに雪で通行止めに


 昨夜、尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場のオーナーである星さんご夫妻から電話を戴いた。村のスピーカーから流れた連絡事項では、すでに七入オートキャンプ場までの国道は積雪のために通行止めになったということであります。やはり、檜枝岐村の冬は私が想像していたよりも遙かに厳しいものだと実感しました。
 テントを担いで雪中キャンプなんてのをやれば、それこそまったくの独りで一面白色の世界を独占できますね。お好きは方は生命保険をがっちり掛けて実行してください。その際はキャンプ場の利用料金は無料になるかも知れません。

 11月20日のブログ「天気予報どおりに檜枝岐村七入オートキャンプ場に雪が降ってますね。」檜枝岐村の定点カメラから雪の積もった様子をみて以下のように書いたのだが
本日は檜枝岐村に雪が降ると天気予報では表示されていましたので、檜枝岐村の様子を見たら、驚きました。結構積もっているではないですか。


 あれ以降一度も雪は消えることなく、そのまま根雪になってしまったようであります。標高1000メートルともなればそうなんでしょうね。これから来年の5月上旬まで雪と寒さとの戦いになるわけであります。

 しかし、こんなことをいうと村民に怒られそうですが、暖かい部屋でこたつに入って飽きるまで読書をしたりパソコンをしたりテレビをみたり酒を呑んだりの生活が半年以上できるのであります。それになんといっても各家庭に天然の温泉が引かれているというとんでも贅沢な環境でなかなか快適な暮らしがやれそうでちょっと羨ましいような気もする。
 近くにスキー場が数個ありますし、村営の天然日帰り温泉も3箇所あります。だいたいにおいて、ひとつの村に3箇所の温泉があるなんていうのも超ゼイタクな話であります。

 なんて、寒さと雪との戦いをまったく強いられないよそ者の感想でありました。星さんに怒られてしまうかな。

2008年11月27日木曜日

アウトドアからなぜか新型インフルエンザに行った理由

 ここ数日にわたって新型インフルエンザについてしつこく書いています。しつこく書いているからと言って詳しいわけではありません。むしろ、インフルエンザとか感染症については皆さんより無知だったということを思い知らされただけであります。
 普通の弱毒性のインフルエンザには数年前に一度罹ったときがあります。その時は単なる風邪だと思い、市販の風邪薬を大量に呑み、寝ていました。しかし、全快するまでに1週間以上はかかった記憶があります。寝ていたと書きましたが、寝ているしかなすべきことが無かったといったほうが正しいです。
 体全体がダルイし、高熱は発するし、そのうちに節々が痛み出すし、ただただ唸って寝ているしか無かったことを思い出します。しかし、当時は「ずいぶんと酷い風邪だなぁ」ぐらいの認識しかありませんでした。
 後になって、あれは風邪ではなくインフルエンザだったんだとわかったぐらいでした。今、考えれば家族全員が私の症状を風邪だとしか認識していなくて、別段マスクをするでもなく、ほとんど無防備に看病してくれたのですが、不幸中の幸いというか、私一人だけがインフルエンザに罹患しただけで済みました。無知というものは本当に恐い物であります。

 なぜ急にここで新型インフルエンザに興味を持ったのかといいますと、なんのことはないアウトドアのことを考えていて、アウトドアの経験は災害時にも結構役に立つのではないかなんてことをウッスラと考えていたことから始まったのです。

 最初は地震が起こったらどうするのかというシミュレーションなんかをやってみていたのです。そうしたときに最低でも3日間から1週間家族だけで生き延びられるものだろうかというものを考えて見ました。キャンプ道具等々はかなり揃えたつもりでいましたが、結論はこのままでは到底無理ということでありました。
 キャンプ遊びをするのと災害時のサバイバルは明らかに違うということが考えれば考えるほど明白になっていって愕然としたのであります。

 新型インフルエンザの場合は最低でも2ヶ月から3ヶ月の籠城が必要になり、備蓄物もそれだけの日数分が必要になるということであります。しかし、いきなり2ヶ月から3ヶ月の備蓄といっても、到底無理なことであります。これらの備蓄品については後にリストに書き出してみたいと思っています。

 今回は、とりあえず地震に備えての食料の備蓄について考えて見ました。
「地震の場合は最低でも3日間の食料の備蓄は必要です。できれば1週間から10日間分は備えておくべきだ。」という説にそって、自分の家族の置かれている状況を鑑み考察検証したしだいであります。
 はっきりいって何も備蓄していない状態では2日ぐらいが限度なのです。状況によっては1日が限度でないかと思われたのです。その一番の原因が飲料水なのです。いつも蛇口をひねれば惜しげもなくジャージャー流れてきて何の不便も感じていない日常で水のストックは冷蔵庫に入っているウーロン茶と運が良ければヤカンの中に使い残しが少しといった状況なのであります。
 水の備蓄は食料や日常品の備蓄なんていう以前の問題なのであります。それでとりあえず一人一日3リッターとして家族5人分で3日間の45リッターの水を購入してきました。それからレトルト食品を中心にして3日分の食料品も用意しました。これまでまったくの無防備だったことを考えると、いくらかは安心しています。
 それから飲料水は確保したのですが、大変なのはトイレの水だと聞いたことがあったので、常にお風呂に水を張っておこと思ったのです。たいして役にもたたないでしょうけれども、まったく無いよりはいくらかマシだと思ったからです。
 で、そこでハタと気づいたのです。お風呂からトイレまで水を運ぶポリバケツが無いことを、それに給水車がきてもその水を汲む器が無いことにも気づいたのであります。さっそくポリバケツとポリタンクを買いにホームセンターに行ってきました。

 しかし、災害への備蓄ってことを考え始めると、結構細かいものが抜け落ちていますね。それらのアイテムを揃えるだけでも大変なことなんだってわかってきました。でもこれらは家屋が倒壊しないし、火災に遭っていないということを前提にしたものであります。完璧な備えなんて到底無理なことだということもわかったしだいであります。

2008年11月25日火曜日

普通のインフルエンザでも恐ろしんですね。


ようやく注文していた
史上最強のウイルス12の警告―新型インフンエンザの脅威 (文春文庫 お 47-1) 岡田 晴恵 (文庫 - 2008/10/10)新品: ¥ 580 (税込)が手元に届いたので読んでみた。

この本 史上最強のウイルス12の警告―新型インフンエンザの脅威 (文春文庫 お 47-1) 岡田 晴恵 (文庫 - 2008/10/10)新品: ¥ 580 (税込)¥580で128ページに要領良くまとめられており、実にわかりやすいです。届けられて3時間ほど読了しました。これまで感染症のことなどまったく知らずに生きてきたので、驚くような事実が次から次へでてきまして、幾分反省しております。
h5n1新型インフルエンザウイルスの入門書としては最適だと思います。そのなかで目についたのが、以下引用


警告7 インフルエンザウイルスは、他のウイルスより感染力が強い。


インフルエンザはたんなる風邪ではない、死に至ることもある恐ろしい病気である。


インフルエンザを、くしゃみ・鼻水などの症状を呈する「風邪」と同じレベルでとらえていると痛い目にあう。
インフルエンザは、患者から出た咳やくしゃみに含まれるウイルスや、それらが乾燥して空気中にただようウイルスが呼吸器粘膜にとりつくとこらから始まる。急な発熱や全身の強い疲労感をともなって発症し、ひどいときには生命を落とすことさえめずらしくない。
毎年、国内だけでも数百万人が感染者となり約1万人ものが人が亡くなっているのである。
しかもこれは、ウイルスの正体がわかっていて、予防ワクチンも広く使用され、また多くの人がそのウイルスに免疫をもっている場合での話なのである。
ところがここに、まったく新しいタイプの「新型インフルエンザウイルス」が出現すると、話はまったく違ってくるのである!


今言えることは普通のインフルエンザウイルスをも防ぐことができなければ強毒性のあるh5n1新型インフルエンザウイルスなどは到底防ぎきれないということですね。これはとにかく実践あるのみですね。
目次


  • 警告1 異常事態はまだまだ続いている。

  • 警告2 鳥インフルエンザは、新型インフルエンザ大流行の前兆かもしれない。

  • 警告3 いままでのインフルエンザと違い、H5N1型インフルエンザは強毒性である。

  • 警告4 鳥から人への感染が繰り返されるとウイルスの親和性が増す。

  • 警告5 新型ウイルスの感染源は「鳥だけとは限らない。

  • 警告6 新型ウイルスは、まだ誰も免疫がないから恐ろしい。

  • 警告7 インフルエンザウイルスは、他のウイルスより感染力が強い。

  • 警告8 意識を高め、身近な対策でも防ぐことが大切である。

  • 警告9 1918年、スペイン風邪大流行の歴史に学べ。

  • 警告10 新型ウイルスの発生そのもを防ぐことはできない。

  • 警告11 日本ではまだまだ対策が遅れている現状。

  • 警告12 国家間移動が容易な現在では、世界的な協力が必須である。

2008年11月24日月曜日

h5n1型インフルエンザは考えていたほど甘くない


 注文していたh5n1型インフルエンザ関係のなかでNHK出版の「最強ウイルス 新型インフエンザの恐怖」が2日前に届いたのでさっそく読んで見た。読み進むうちに自分はいかにh5n1型インフルエンザについての知識が無いのかということを思い知らされた。まだ内容を消化しきれていないので、そのうちにじっくりと感想を書いて見たいと思っている。
 それは自分と自分の家族のためにもしっかり内容を掌握して、具体的に個人でできる対策をしっかりと立てておく必要があると思うからです。
 もう一冊注文しているのであるが、3日たっても送られてこない。

 大凡の概要は掌握はしたつもりであるが、たった1冊だけの書籍に頼るというのも危険である。おそらく今夕には到着するとは思うのだけれども。
 そうこうしているうちに、Amazonからh5n1型インフルエンザ関連の紹介メールがきていた。
新型インフルエンザ対策ハンドブック―強毒性H5N1型ウイルス襲来に備える! 命を守る、籠城生活の実践マニュアル
岡田 晴恵 著 価格:¥1,260とあります。確か¥1,500以下の場合は送料を取られたと思ったが、送料無料とあったので迷わず注文した。ヤマトのお急ぎ便で明日の届けとあった。午前中に注文すれば夕方には届いたのけれども・・・・・。

 話は少しズレますが、地震の場合に備えて最低3日間の生活物資の備蓄が必要だと言われていますが、これまで真剣に考えたことが無かった。h5n1型インフルエンザパンディミックの場合は最低でも1ヶ月から2ヶ月の備蓄は必要だと言われています。しかし、我が家では地震に備えたその3日間の備蓄さえもかなり怪しいものなのであります。

 地震の場合は基本的なライフラインが寸断されることを想定しなければなりません。電気・ガス・水道は基本的に使えないということになります。h5n1型インフルエンザによるパンディミックにおいては基本的に最低でもライフラインの寸断はないと仮定できます。これはあくまでも仮定です。そうしないと備蓄というのは成り立たなくなってしまいます。電気・ガス・水道が無い状態で2ヶ月間の生活って成立しないのではないでしょうか。
 確かに潤沢な資金があれば理論的には可能なのでしょうけれども、明日の飯代をも心配しなければ我が家にとっては不可能なことであります。

 ですから、今回はとりあえず3日間電気・ガス・水道が止まってしまった状態を想定して備蓄項目を洗い出して見たいと考えています。そして全員が休みの連休の日にでも実践してみたいと思っているのです。実際にやってみると思わぬ困難が現出してきたりするものでありますからね。

地震の場合は日にちが経てば救援物資は必ずくる、しかしパンディミックにおいては同時多発テロみたいなもんで他の地域のことは構っていられない物流は崩壊する

2008年11月21日金曜日

史上最強のウイルスh5n1型インフルエンザ


別にいたずらに危機感を煽るわけではないけど先日何気にマスクを30枚購入してからh5n1型インフルエンザが俄に気になりだして、とりあえず以下の2冊を注文しました。

なんてったって致死率60%ですよ。高熱出して2、3日寝てれば直るなんて生優しいもんではないみたいですよ。恐れ入りました。
これが蔓延して死亡者が何万人なんてことになったら、これは人災だと思います。例によって国はまったくあてになりませんからね。

未曾有(みぞうゆう)の怪我(かいが)が頻繁(はんざつ)に出てきますからこれらを踏襲(ふしゅう)して備えなければいけませんからね。
と総理大臣がこれですからね。
これは読み間違えではないですね。単なるバカですね。呆れて開いた口が塞がりませんね。こんどはなんで楽しませてくれますかね。おっと話がそれすぎましたね。

他にh5n1型インフルエンザ関連するサイトを少し読んだのですが、このウイルスはかなりタチがワルイようですね。
マスクは最低でも一人あたり30枚ぐらい用意しないといけないみたいだし、食料備蓄も30日分は必要みたいです。地震と違って3日間頑張れば救援がくるといったものでもないようです。厚生労働省なんてのはまったくアテにできないしね。自ら身を守る以外に手はないみたいです。

ん?!なんか3の数字が続いたな。別に意識したわけじゃないけれど。ま、いいか

一番効果的なのは籠城だって。うーーん籠城も実際問題かなり難しいですよね。
あ!それからウガイは役に立たないそうです。手洗いは結構有効らしいですよ。
それから、それから目からも感染するみたいですから、ゴーグルも必要らしいですよ。
先日Amazonでマスクを注文するときに「この商品を購入した方は一緒にこんな商品も購入しています」っていうのにゴーグルがあったのです。なんでこんなもんを薦めるんだって思っていたのですが、こういうことだったんだってようやく得心したしだいであります。

マスクはまだ30枚しか備蓄してないし、それに1ヶ月分の籠城用の食料にゴーグルも家族分ってなると結構大変な費用がかかるな。

1ヶ月分の籠城用の食料備蓄は工夫次第で後で食っちまえば無駄にはならないからいいけれど、150枚のマスクと5個のゴーグルはどうなるんだい。それに念を入れて雨合羽も用意したほうがいいんだって。雨合羽は利用価値があるか。アウトドア用に用意してみるか。

しかしね、マスクにゴーグルに雨合羽を身につけた姿を想像したら結構笑えるね。しかも、家族5人がその格好しているんだよ。





あまりこれまで関心が無かったので気にしてなかったのですが、一人でも感染者が出たら学校閉鎖を行うっていうようなニュースが昨日あたり流れていたと思うのですが、これもっと考えてみたら、一人でも感染者が出たら会社閉鎖を行うなんてことになったら、買い物も出来なくなるってことだよね。
田舎から米でも送ってもらおうなんて思ったって物流だって止まるってことじゃないですか。電気とかガスとか生活全般のインフラも危ないってことじゃない。

自慢じゃないけど、いつもアウトドアを実践しているから、燃料とか照明は大丈夫なんだけど、肝心なのは水なんですよね。水の備蓄なんてぜんぜんやっていないし、どうすればいいのかも見当がつかないといったところです。まさか水道までが完全に止まるなんてことはないでしょうけれども。

2008年11月20日木曜日

天気予報どおりに檜枝岐村七入オートキャンプ場に雪が降ってますね。

本日は檜枝岐村に雪が降ると天気予報では表示されていましたので、檜枝岐村の様子を見たら、驚きました。結構積もっているではないですか。
檜枝岐村の定点カメラからどうぞ。このカメラはJA農協の2階あたりにありますね。向かって左側がたぶん駒ノ湯だと思います。時々車が走るのは村内のメーン道路ですね。

福島県檜枝岐村(尾瀬沼畔)の定点カメラの様子はこちらから。正しこの時期午後5時以降見ても真っ暗で何も見えないかも知れません。画像を見るな明るいうちに

話は変わりますが、驚いたことに檜枝岐村には光ケーブルがすでにきているのですね。なんとか七入オートキャンプ場まで引いてくれればいうことないんですけどね。
電話仕組みの事はまったく疎いのですが、七入オートキャンプ場にはNTTドコモの中継基地があります。これがあるということは、ここまで光ケーブルがきているということにばならないのでしょうかね。普通の電話線しか無いのでしょうかね。このあたりの話はまったくわかりませんね。
キャンプ場に高速無線LANがあるなんていったら、結構先端をいくキャンプ場になり、話題になると思うのですがどうなんでしょうか。

俺の話を聞け!っていうフレーズが耳に残って


 俺の話を聞け!っていうフレーズが妙に耳に残っていたのですが、なんていう曲だかわからないし、誰が歌っているのかもわからなかったのです。
 まさか「俺の話を聞け」なんてのが曲名だとも思われなかったのですが、ダメモトと思ってググって見たらありましたね。関連するブログが。曲名は「タイガー&ドラゴン」といいクレジーケンバンドが歌っているんですね。
 さっそくiTunesStoreでシングル200円で購入してしまいました。いいですね。晩酌にぴったりの曲です。でもなんだか和田アキ子に似ているところが気にいらないなと思っていたら、和田アキ子本人もカバーしているんですね。こちら聞きたくないですけれど。



もうひとつ、タイガー&ドラゴン/大西ユカリ と新世界 というバージョンがありますね。大西ユカリって全然知らなかったんですけれども、ついでだからこっちも貼り付けておきましょう。



愛のままで・・・ / 秋元順子



まったくこれこそ関係ないのですが「愛のままで・・・ / 秋元順子」なんていうのも結構いいですね。なんだか最近は歌謡曲オンリーなってきたみたいだ。(爆笑)

2008年11月19日水曜日

ライトシップとウイルス、新型インフルエンザ、鳥インフルエンザ,SARS(新型肺炎)【3M 8000 N95 :30枚入1箱を注文しちまったよ


 以前に日経新聞で紹介されていたもので、おっ!これ欲しいなと思っていたのですが、いざ購入しようかと思ったら、商品名もド忘れしていて、肝心の掲載されていた日経新聞も見つからずじまいだったので、「led ソーラー充電」なんていうキーワードでGoogleで検索をかけてみたらありましたね。
 いつも購入しているアマゾンには無いかなと思いこんどは「ライトシップ」で検索しましたら、ありましたね。しかしアマゾンにはほとんどの商品が揃っているんですね。こりゃあ一人勝ちに近いんじゃないかな。
 で、この「ライトシップ」のどこが気に入ったかといいますと、商品説明によりますと

ガラスに貼り付けて、昼間には外側のソーラーパネルで充電。夜は内側のledが点灯。カラフルキュートでインテリアのアクセントに!また、たとえばキャンプ、車の窓に取り付けて出かけたら・・夜はランタンに早がわり!使い方はあなた次第!(生活防水仕様)サイズ直径12.7×厚さ5.1cm重量159g材質ポリカーボネート仕様点灯時間:約8時間(晴天時に充電した場合)製造国中国(企画:アメリカ)

とあります。車中泊の多い人にとってはうってつけの商品ですね。本当は一挙に3個ほど注文しようと思ったのですが、外れたら目も当てられないと思い取りあえず1個だけ注文しました。使い勝手が良かったら後3個ほど購入しようかなと思っています。

 それからついでに

新型ウイルスが発生する前に用心してマスクを家族用に30枚を一挙に購入してしまいました。マスクなんてやったことが無いので5人家族だといったい何枚ぐらい用意しておけば適正なのか皆目見当がつきません。
大流行を見越して今のうちに買い占めをしておくというのもいいのかもね。

なかなかできないホームページ

 尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場のホームページを作成中なのですが、なかなか進みませんね。自分の中に作成パターンというものが決まってないから、いろいろと迷ってしまい、迷ったら最後まったく進まなくなります。
 これではいかんのじゃないかと気を取り直して、ラフでいいからとにかく記事で埋めなくてはとせっせと書くようにしているのですが、またいつしか迷いが生じてというパターンを繰り返しています。
 そんなこんなで七転八倒の状態のなかで、別に今手をつけなくてもいいのに、トップにあるFlash画像が気になりだして、弄(イジ)らなくてもいいものを弄ってしまったから、問題は益々手のつけられない方向に向かってしまった。
 ここで問題はホームページの問題性から大きく離れて動画の見せ方の方向にきてしまったのであります。そうするとこれまでの記事の内容とか精査なんてのはどっかにいってしまっていて、FashのActionScriptの問題にまで発展してしまう始末であります。
 以前にもFashのActionScriptには本格的に挑戦してみようと思い立ったことがあったのですが、入り口で敢えなく敗退した記憶があります。今回こそはなんとかActionScriptを駆使して、どうやってこれを実現しているのってところまで持っていきたいなんていう野心まで生まれてくる始末であります。
 オープニングのトップ動画なんて誰もそんなに注目しないのは理解しているし、動画があると却って煩わしいと感じる場合もあるのは充分に理解した上でもやって見たいのだからしょうがありません。そんなこんなで、古いFlashVer5あたりのマニュアルから最新版までを引っ張り出してきて読み始めました。ま、いつ挫折するかはいつものことで時間の問題なんでありますが。

 まだまだ未完の尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場のホームページですが、SEO対策は比較的旨くいってるらしくgoogleで検索しますと、結構上位にくるようになってきてます。yahooではまだ影も形もありませんね。世界規模でいえばgoogleはダントツNO1なんですが、日本ではまだまだyahooがダントツNO1ですから、この部分を頑張らなくてはいけないのですが、まだどこの検索エンジンにも登録してない状態だし、別に完成したものでないから、今のところはこれでいいかとも思っています。
 そのうちにyahooでも必ず上位に踊り出してくることは間違いないと確信しているのであります。なぜなら、「尾瀬」「オートキャンプ場」なんていうのはそんなに競争力を必要としてないキーワードなんですよ。「アウトドア」「キャンプ」なんてなってくると結構な激戦区みたいではありますけど。
 メニュー部分にJavaScriptでボタンの上にカーソルがくると画像が変化するようにして見たんですが、これぽっちのものでもJavaScriptのソースコードがぐちゃぐちゃ煩わしくしょうがありません。別に自分で組んだわけでなくToolを使って自動生成させたのですが、JavaScriptって確か別ファイルに追い出してオープン時に読み込ませるってことができたような気もするのですが、この部分を調べるのはちょいとメンドイからかなり後の作業になると思うけど、SEO対策のためにも必ずやっておかなくてはいけない作業ですね。

 なんやかんやいっても完全構造化するという基本事項は今のところ完璧にいってると思っています。SEO対策において一番重要なのは構造化することなのです。見場よりも構造化がもっとも重要だということを常に意識するようにしましょう。

 ま、基本的に混乱しているということですね。わはははは

2008年11月16日日曜日

ガソリン116円だった

 11月も約半分が過ぎようとしている今日このごろ、各地から紅葉情報などが届けられれますが、私の秋は10月の末日の檜枝岐村七入オートキャンプ場から帰還した時に、すでに終わっているのです。福島県南会津郡檜枝岐村の週間天気によりますと11月19日から雪のマークが出ています。いよいよ長い冬への突入ですね。
 久しぶりに長距離のドライブに出かけました。と言っても茨城県水戸市までなんですけど、出かける前に燃料を補給しましたら、なんとリッター116円でありました。最近ガソリン価格が下がっているとは聞いていましたが、せいぜい120円を切ることはないだろうと思っていたのですが、116円の値段にはびっくりです。
 さすがに116円の看板をその後見かけることはありませんでしたけども、120円を切っている表示は結構ありました。水戸市近くになりますと123円なんてのが普通でありました。ただこのガソリンの価格だけは地方だから高いなんて風に思ったら間違いなんですよね。ある特定の地域だけは極端に安いってことが時々出現するみたいであります。時々出現すると書いたのは、時々裏切られるということもあるのです。昨年あの地域は安かったから、そこまで燃料の補給は我慢しようなんて思っていると、他のどの地域よりも高かったりする場合も結構あるんですよね。なんど欺されたことか。
 私の場合はキャンプにでも行かなければ、ほとんど車を使いませんので1リットル10円や20円の差は、いや50円の差でもそんなに影響しないのですけれども、一旦ガソリンの値段が気になり出すと止まらなくなってしまいます。ま、一種の趣味みたいなもんですね。

2008年11月12日水曜日

フランク・ザッパ

 あなたはフランク・ザッパを知っていますか? たぶん知らないでしょう。
 ビートルズと同時期から活動し、93年に亡くなるまで60枚近いアルバムをリリースしたロック界、いや音楽界の巨人であります。
 デューク・エリントンは3分間芸術と呼ばれ、ジャズによるオーケストラ、ビッグバンドサウンドを確立しましたが、フランク・ザッパはロックバンドでオーケストラを再現した人。と言ってもいいでしょう。
 ジャズとロックとポップそして現代音楽を混在させ、そこに強烈なアイロニーをまぶした音楽性は唯一無二といっても良いものでした。
 なんていったってステージ上で×××を食ったことがあると噂され、プロジェクトXのナレーター(田口トモロヲ)がそれに憧れて×××を食ったとか、家を訪ねてきたボブ・ディランに「君は、今度ジョルジオ・モロダー風のテクノをやってみる気はないかい?」とか言ったとか言わないとか、そういう逸話が数多くあるくらい奇想天外な音楽性と伝説を持つ男だったのです。
 バンドの演奏力も随一で、奇才ならぬ鬼才には鬼才が集まるといいますか、集まってくるミュージシャンも皆一流でした。簡単に名前を挙げてみると、後にリトル・フィートを結成するローウェル・ジョージ、ロイ・エストラーダ。ギターならスティーブ・ヴァイ、エイドリアン・ブリュー、ウォーレン・ククルロ……。キーボードならジョージ・デューク、エディ・ジョブソン。ドラマーならエインズレー・ダンバー、チェスター・トンプソン、テリー・ボジオ、ヴィニー・カリウタ、チャド・ワッカーマン……と言った知っている人なら誰もがうなずく、超がつくほどの一流揃いのメンツ。そしてザッパは93年に肺ガンで亡くなるまで、ドゥーワップとカントリーとポップスを背景とした曲を作る一方(大体どこかが変なのですが)、彼らの超絶技巧さを試すような難曲も数多く作り上げていきます。そして最後には人間を使うのをやめ、音楽界のフェラーリこと、シンクラヴィアを使った打ち込みによるコンピューターミュージックにも没頭していくのです。
 
 日本で奇人扱いされたのは先述された下品な話と、形容しがたい音楽性と邦題のせいな気がします。「The Man From The Utopia」(ユートピアから来た男)が何故か邦題が「ハエハエカカカザッパッパ」になっていたり、今、手元にある「Broadway The Hardway」の日本版なんて帯に「無労奴飢え、いざ張るど右営上へ(ぶろうどうえ、いざはるどうえいうえへ)」なんて書いてあるんですよ? なんじゃこりゃーと言わざるを得ません。ちなみに肝心の中身は音楽性も歌詞の政治批判も含めて快作ですが。しまいには「雑派大魔神フィルモアで逆襲」「雑派大魔神ノートルダムで激怒」「雑派大魔神パリで逆鱗」と……まあ、実際、曲名も「The Illinois Enema Bandit」(イリノイの浣腸強盗)とか、「Bobby Brown」みたいな危険な歌詞も多いんでなんとも言えないですけどね。
 
 ザッパを文章で表現するのは凄く難しいので、お勧めの作品だけ紹介致しましょうか。
 まずは「Hot Rats」。ビートルズの「Abbey Road」をチャートの1位から引きずり下ろしたのは、キング・クリムゾンの「In The Court of The Crimson King」という話は有名ですが、そのクリムゾンを1位から下ろしたのはこの「Hot Rats」だというのは余り知られていないようであります。内容はザッパにしてはわかりやすいハイテクなジャズロックで、最高傑作にこの作品を挙げる人も多いのです。
 次に3枚組BOXセットの「Lather」。これにもザッパの魅力が存分に詰まっています。元は4枚組LDセットとしてリリースする予定だったものをレコード会社が拒否したため、3枚に分割されたもので、96年頃になってようやく元の形で発売されたものです。インストあり、オーケストラあり、ポップありと面白い内容になっています。
  
 




 


 あとこれは番外ですが、ザッパ自身が話したことをライターが文字起こしをし、もう一度本人がチェックを入れる形で執筆された自伝『フランク・ザッパ自伝』も必読です。これは値段が高いので図書館に注文するなり、どこかで見かける機会があれば読んでみてください。自伝と銘打っていますが、実際に記されているのは幼少期からマザーズ・オブ・インベンションの結成、解散までで、あとは彼の目から見た、音楽を作るため金の問題、妙ちくりんなグルーピーの話、ミュージシャンズユニオンの問題、現代音楽作曲家の存在意義、閉鎖的なクラシック音楽界やレコード業界に対する皮肉等、ユーモアたっぷりの私見と批評が楽しめます。特に本書の後半の殆どをティッパー・ゴア(「あの」ゴア副大統領の嫁)の提唱したレコード検閲機関「PMRC」との戦いに多くのページを割いており、ザッパがこの国家ぐるみの検閲行為制度に対し、どのように反論し、戦っていったのかを知る意味でも、大いに重要な本だと言えるでしょう。
 
 残したアルバムは70枚超。そして死後も遺族によて続々と出される未発表音源の数々。フランク・ザッパはその膨大な作品で音楽好事家の耳を現在も楽しませています。

2008年11月9日日曜日

カメ虫が本格的冬の到来を予告します。

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場

コーヒーを出しながら管理人の侑子さんが

「すっかり寒くなってしまって、キャンプをする人もぐっと少なくなってしまったのでね・・・」

と10月26日にキャンプ場を閉めたわけをすまなそうに話すのでありました。

「それにね、たくさんのカメ虫がでてきてね。その臭いに閉口したのもあるんですよ・・・」

私は別に予約をしてきたわけでもないので、そんなに済まなそうにしなくてもいいのにと思いながらも、「カメ虫」というキーワードで急速に別の世界に引っ張り込まれるのを感じるのでありました。

森敦著 月山・鳥海山 文春文庫 p26・p27から


境内に出て花に水をやる寺のじさまと、思いだしてはそんな話をしていましたが、なんともいえぬ好天のつづく澄み切った空に、わたしはまるでゴマを散らしたような黒い無数の点が、高く低く団々と階層をつくって、飛び交っているのに気がつきました。しかも、そうした一団が唸りを立ててわたしたちのまわりを旋回し、額といわず肩といわず胸といわず、ペタリ、ペタリと貼りついてくるのです。あの枯葉色の小さな楯のような形をしたカメ虫で、それがただ貼りついてくるだけではなんてこともないのですが、いずれもやがて我慢のしようもない嫌な臭いを漂わすのであります。

「しェー、飛んで来たもんだの」寺のじさまも手びしゃくの手で、貼りついたカメ虫を払い、ポロリと落ちて赤い腹を見せながら脚を動かしているのを踏みつけ踏みつけ、
「わが身を守るためなんでろかし、なしてこげだ臭いを出すんでろ。臭いせえしねば、せっかく寺さ来たもんだし、殺すこともねえどもの」

「寺に?」

「ンだ。いままで渓底の草木の精を吸うていたんども、いよいよ寺さ冬ごもりに来たんだて」
「冬ごもりに・・・・・」

「ンだ。もとは寺さも坊さまだ、弟子だ、先達の山伏だと、こうで(沢山)いたんださけ、総出で叩きつぶしまわったんどもや」

 いまは手のほどこしようがないというこも、寺のじさまはむかしを偲ばせるようで、なるほど寺はカメ虫だらけになって来ました。しかし、それはどこに潜んだのか見えなくなり、雨の日がつづくようになったのです。


 秋も深まり氷雨が降るころになると、どこからともなく大量のカメ虫がでてきて檜枝岐村の人家に入ってくるのだそうです。たまたま私は上記引用の「月山」を再読しているときであり、カメ虫がでてくるくだりを思いだしたのであります。

 今秋の予定では月山の紅葉を見にいく予定でありました。だから少しでも出羽三山のことを知っておこうと思い「森敦著 月山・鳥海山」を読み進めていたのでありました。

 七入オートキャンプ場の管理棟の居間にあがりストーブをつけますと、冬眠のために管理棟の隙間に潜り込んでいたカメ虫がその暖かさに誘われてゾロゾロと出てきます。
 春になれば冬眠から醒めいずことなく飛び立っていくカメ虫ですが、潰せばかなり強烈な悪臭を周囲に放ちます。それが一匹や二匹ではなく、かなり大量に出現しますから始末に負えません。
 聞くところによれば、檜枝岐村の中心からかなり上に登った地点にある七入オートキャンプ場にはカメ虫は出現しなかったようであります。これも地球温暖化のせいなのでしょうか。なんでもかんでも地球温暖化のせいにするのはあまり好きではないのですが、一応そういうことにでもしておきましょう。
尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場

2008年11月8日土曜日

気分だけはすっかりいっぱしの登山者なのだ

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場

 尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場から沼山峠に通じる旧登山道を少しだけ歩いて見た。現在はアスファルトの国道が尾瀬御池ロッジまで通っており、そこから先はシャトルバスを使用しなければ沼山峠まではいけないようになっているのです。

 尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場に到着した初日にはすでにオートキャンプ場は閉鎖された後であったが、管理人の星さんの奥さんである侑子さんにお会いした。自家用に栽培しているナメコの様子を見にきたということでありました。
尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場

 管理人の星さんの自家製のナメコはけなげにも成長しておりました。ただ寒さも増しており、以前の勢いはなくなっているとのことです。来秋になったら食卓を楽しめてくれることでありましょう。一通りナメコの栽培地を見学した後に、少し周囲を歩いてみますかというので、何十年もこのあたりを訪れているのに、この周辺の散策をやったことがなかったので渡りに舟ということでお願いしました。

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場

 周囲は息苦しくなるほどの晩秋の気配であふれかえっております。ときおり風がことばを運ぶように周囲の木々を揺らしては去っていきます。キラキラと乱反射してカラ松の針のような黄色芯が舞っています。
 「ひさしぶりにこの辺りを歩くわ・・・」と侑子さんはひとりでハシャギながらズンズンと奥のほうに歩みを早めます。私はその後を遅れまいと必死でヨタヨタ歩きを繰り返していくのでありました。

 ふと私の脳裏に「圧倒的」という言葉がよぎります。独りの人間なんか到底適わない、どんな理屈の前にもこの自然の無言で迫ってくる感じ。私は自然頭(こうべ)をたれそうになるのに抵抗しつづけた。
 そうだよな「圧倒的」だよな。この「圧倒的」という言葉がこの場にまさしく似つかわしいよな、と自分の幼稚な言語能力を駆使して必死に思っているのでありました。

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場

 この橋を渡った途端に結構な急斜面の登山道が続くのです。これまで御池ロッジまですいすいと車でしか登ったことがない私にとって軽いショックが襲う。そうか山に登るってことはこういうことだったのかというこれまでの浅はかな認識が根底から覆されることになるのです。

 と同時にいつもの感覚でサンダル履きでこなかったことにホッとする。これまでの私はどこへ行くのもサンダル履きなのであります。キャンプ生活なんてものもサンダル履きが一番楽だと思いこんでいたものですから。

 侑子さんからナメコの栽培場所まで行ってみますかと誘われたときに、好奇心旺盛な私は2つ返事で「いきます、いきます、この世が終わってもいきます」と応えると同時に、履いていたサンダルをとっさに靴に履き替えたことが正解だったようであります。

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場

 橋を渡ってから急な斜面を登り続けました、侑子さんも何年ぶりかでこの橋を渡ったそうです。なんか一人懐かしさに浸ってる感じで、途中私はおいてきぼりを食ってしまいました。しばらく登り続けたら視界が急に開けた平坦な道にでて、そこで立ち止まって景色を眺めていた彼女は、私の心を見透かしたように、そろそろ戻りましょうかといったのであります。

 登山道最初の橋を渡って行き着く先は沼山峠とはわかっている。しかし、途中がどうなっているのか見当もつかない。私の次の課題はこの登山道をゆっくりでいいから登ってみることだということだけははっきりしてきた。普通の人で3時間だという、普通でない私は6時間ほど見れば良いだろう。それで帰りはシャトルバスで下山すればなんとかなるだろうと思っている。
 なんでもやってみなくちゃわからんもんだよ。よもや死ぬようなことはあるまい。
尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場

2008年11月6日木曜日

へとへとに疲れた本当の理由

尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場「2Dayパスポート券」表

 上の券は2日間檜枝岐村の3つの温泉が入り放題で1350円なる「2Dayパスポート券」なのであります。これまで一度も気づくことが無かったのですが、この「2Dayパスポート券」のポスターが炊事棟に張り出されているのに初めて気がついたのです。
 キャンプとはいえども私の場合は湯治に近いものがありますから、一日に少なくても1回は温泉に入ります。時間と財政が許せば2回から3回は入りたいものであります。檜枝岐村には合計3箇所の日帰り温泉があります。一番人気は燧の湯でしょうか、入浴料が600円であります。次が駒ノ湯であります、入浴料が500円となっております。次が問題のアルザの森という温水プールに併設された共同浴場であります。何が問題かといいますとその入浴料850円であります。いくら温泉好きの私でも850円の入浴料では敬遠してしまいます。
 このアルザの森には子供達が小学生の頃にプール遊びをやらせたついでに2度ほど入ったことがありましたが、それ以降は敬遠していたのです。
 しかし今回「2Dayパスポート券」を手にいれましたので、入らない手はありません。今回何十年かぶりに入ってみて、湯船が全部露天であったことに気づかされました。これがまた最高のロケーションなのであります。紅葉が一望にできてジャグジーや寝湯それに打たせ湯があります。入浴料850円の障害さえ取り除かれれば毎日でも良い温泉でありました。

尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場「2Dayパスポート券」裏

 根が貧乏性の私は当然この2日間は朝の6時から夕方まで温泉三昧の生活を続けました。一日3回から4回入ったのであります。その他に民族歴史館も無料だったし、ミニ尾瀬公園も無料だったので、当然見学をしました。
 その結果翌31日にはヘロヘロに疲れてしまったのであります。翌朝起き上がる気力もありませんでした。ま、そのぶん大満足であったわけでありますけれども。

 裏面に書かれている利用できる施設を丹念に利用したらもっともっとヘロヘロになりますね。朝一番午前6時に燧の湯に入った後に朝食を取りレンタサイクルを借りてテニスコートに行き、温水プールで一泳ぎして、自転車で歴史民族資料館に寄り、隣の駒ノ湯に入り、裁ち蕎麦を昼食にして、ミニ尾瀬公園に向かい写真館となんとか館を見学した後に、ミニ尾瀬公園を散策し、燧の湯で仕上げるなんてことを2日間やったら、すごいエネルギーの消費と体力作りになると思いますね。
 なんでこんな凄いことを最初から教えてくれなかったのかな管理人の星さん>これもキャンプ場を利用するひとつの手段でありますね。もっともっと提案しても良さそうな気がしました。

 因みに「2Dayパスポート券」は檜枝岐村の民宿及びキャンプ場を利用した人にしか販売しないようであります。民宿宿泊者の場合は1200円でキャンプ場利用者の場合は1350円となっております。
 これ村の宣伝不足もあって、あまり利用している人はいないようです。なぜかといいますとそれぞれの温泉の受付で「この券利用している方は多いですか?」って聞いたのであります。全員が全員、とても珍しいですと言われてしまいました。企画はするけれども営業努力と結果を見ないお役所仕事の典型ですね。

 どーーーん (自分の胸を勢いよく叩いた音)

よろしい、こうなったら私が宣伝普及してあげましょう。

尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場

尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場の炊事棟で自の圧力鍋を使う
 自慢のプロパンガス5Kgボンベとガス炊飯器の燃焼部分と3.5リットルのフィスラー製の圧力鍋であります。これまでカセットボンベを利用していましたが、本格的な料理に挑むとなると、案外不経済であることが判明しました。それに気温が低下するとガスが発生しにくくなることもわかってきたのであります。それならばと15000円でプロパンガス5Kgボンベを購入したので3ありました。
 奥に見えるAmazonの段ボール結構大きいやつだけど何を購入したときのやつかすっかり失念してしまっております。Amazonは結構便利なので最近は書籍以外にも結構利用するようになってしまって、すっかりAmazonに嵌められてしまったかなと思っています。
尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場付近のカラ松林
 朱に染まった美しさはないけれど、カラ松の紅葉もいいものです。七入山荘の脇にはかなり大きなカラ松林があり、風に吹かれて黄色な針のような葉っぱがキラキラ舞い降りてきます。時に熊笹も風に吹かれてザワザワと声をあげて、山の木々が互いに会話を交わしているような気がします。

尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場付近のカラ松林
 こいつらと同じ空気を吸って、同じように呼吸していることにたまらない幸福を感じていた。
尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場付近のカラ松林
 秋も終わりの気配が濃厚な山の小径を夢中になって彷徨い歩いたのだ。カサコソと枯葉が舞い白樺がしきりに存在を示していた。
尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場付近の白樺林

尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場のホームページを作り始めた

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場 燧ヶ岳
 何年ぶりだろうか、エディターだけを使用して純然たるホームページを構築するというのは。最近は出来合いのブログを利用して手軽にテンプレートをあてはめていきなり文章を書き始めるということしかやっていなかった。
 さすがに数種類のタグは覚えていたけれども、スタイルシート(CSS)の書き方を忘れていて、過去に使ったスタイルシートを引っ張り出してパくるしか無かった。どうにか10ページ分の枠だけは作成した。しかし、これからメンテナンスを考えると10ページ分をいちいち手作業で変更を加えるというのも難儀な気がして、以前にちょっとだけ使ったことのあるDreamWeaver8を使うことを思いつく。
尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場
 これはこれで以前にいい加減にしか使ったことがないので使用方法を理解するのに時間を取られることになる。肝心なのはテンプレートを作成して、テンプレートから使用するページを吐き出さなければいけないのは理解できるのだが、その肝心なテンプレートの作り方がどうしてもうまくできない。焦っているからかHELPを読んでも良く理解できない。もっといえばHELPを読むのがどうも面倒で最初から最後まで読めない体になっていることに気がつく。
 いかんいかんこれではいかん、やはり初心に戻るべきではないか、なんて何度も自分に言い聞かせて読み進めるが、やはり長く続かない。
尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場
 ひょっとしてこれは俺が悪いのではなくこのOnline helpがタコなのではないかと思った。それでやることはひとつであります。ネットでDreamWeaver8を検索したらば、Dreamweaver8入門・動画講座(ホームページの作り方)なんてのがあるじゃないですか、さっそく見たらすぐに理解できました。理解するのに数十分でありました。のべにすればこの2日間はいったいなんだったのかということであります。別に2日間マニュアルを連続して読み続けたわけでありません。あまりに理解できなくて、放り投げていた時間のほうが長かったのですが、とにかく無駄な時間を費やしたことになります。
 ここでいいたいのはいかにメーカーのマニュアルだからといって信用してはいけないということであります。確かに正しいことは書かれているでしょうけど、それが理解されやすく書かれているかどうかということは別問題であります。
 今時数百ページになるマニュアルを隅から隅まで読むなんていうバカはいませんからね。大概の場合に拾い読みで当初の目的が達成できればそれで良しという世界なんじゃないですかね。
 今回の目的はテンプレートの1箇所が訂正されれば、そのテンプレートを元にしたページが一斉に訂正されてくれれば良しというだけの話なんですから。
 ま、なにはともあれ旨くいって良かったです。
尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場
 尾瀬の山小屋も冬眠の準備に追われているのでしょう。朝から2機のヘリコプターがピストン輸送で七入のヘリポートと山小屋を冬将軍にせかされるように飛び通っていました。

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ 砂防ダムが見えます

2008年11月3日月曜日

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場の掲示板を設置しました。

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場
 こんにちは、七入オートキャンプ場の公式ホームページはまだまだスカスカの試作段階であります。トップページと掲示板だけであります。右側の目次のどれをクリックしても掲示板に飛んでしまいますから、怒らないでください。(爆笑)これから徐々に作り上げていくつもりですから。

 とりあえずは掲示板を設置いたしましたのでご報告いたします。この場所は管理人の星さんご夫婦も参加なされておりますので、ガシガシとお書き込みください。

ただししつこいようでありますが以下の2点は厳守してくださいますよう平にお願いいたします。

  • いかなる場合も他人の誹謗中傷はやめてください。

  • 公序良俗に反する書込みも禁止とさせていただきます。


上記に違反していると判断した場合はなんの断りも無く発言を削除した後に警告を発します。以降も改めないようでしたら、掲示板内には立ち入りできないようにいたしますのでご容赦くださいませ。

七入オートキャンプ場掲示板へどうぞ。

あ!IDとパスワードを表記するのを忘れていました。

IDはnanairi
パスワードはnanairi


と入力してください。

尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場



尾瀬 檜枝岐村七入オートキャンプ場

尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場はすでに閉鎖されていました


10月27日に今年4度目のキャンプに出かけたのであります。今回は完全な単独行であります。こうなってくるとほとんど病気ですね。わははは

 例えキャンプ場が閉鎖されていようがなんだろうがお構いなしであります。そんな軟弱なキャンパーでありませんから、決してメゲません。水さえあれば暮らせます。側には檜枝岐川の豊富な水が流れているのであります。電源は車から100ワットが取れます。米と味噌は1ヶ月分積み込んできたのです。燃料は5kgのプロパンガスも用意しました。
 前日は木賊温泉の近くの山の中に車中泊を敢行し合計すると3回も川のそばの岩風呂に入って鍋をツッキのんびりと過ごし、翌朝やはり岩風呂に入り木賊から檜枝岐へ通じる林道を紅葉を楽しみつつ七入オートキャンプ場を目指しました。

 七入オートキャンプ場に到着したら、最初の張り紙に出くわしたわけであります。そうか、こんな季節はずれにキャンプをしようなんていう物好きな奴はそういませんからね。早々に営業終了していたとしても納得できるわけであります。悪いのは私ですからね。
 炊事場が使えなくてもそんなに困る装備ではないから、ちょっとの間過ごさせてもらえばいいだろうと思ったけど、いちおうチェックしてみようと炊事棟のほうに車でいくと、片側の入り口は閉鎖されていましたが、片側はまだ開けてありました。水がでるか、蛇口をひねってみるとなんと勢いよくでてくるではありませんか。

 これはここを利用するのがなにかと楽でいいなと思ったが、無断で使用するのはどうも心ぐるしいので管理人さんの自宅のほうに電話して了解を得ようとPHSのつながるミニ尾瀬公園の駐車場まで行こうと思って車を走らせたら、なんと出口のところで軽トラックに乗った奥さんに出会ったのであります。
尾瀬 檜枝岐村 七入オートキャンプ場管理人の星さんの奥さん
 侑子さんは一瞬驚いた表情をしましたが、すぐに状況を理解したらしくて、とにかくお茶でもいかがですかと管理棟のシャッターをあけてコーヒーをいただきました。聞くところによると、キャンプ場の利用客もいなくなったので早々と閉めてしまったそうです。私は10月一杯はやっているかなと思っていたのであります。ご主人の譲さんは新潟旅行に出かけた後でありました。侑子さんはご主人と入れ替わりに明日1泊泊まりの旅行にでかけるとのことでありました。
 私としては、もうキャンプ場は閉鎖したのだからと追い返されても仕方ないなとぐらいに思っていたのですが、笑いながら好きなだけいていただいていいですよと言ってもらえました。
 その言葉に甘えまして炊事棟に一切の荷物を降ろして七入オートキャンプ場を独り占め体制に入ったのであります。

 晩秋の七入オートキャンプ場を独り占めしてしまうなんて、なんと贅沢なことでしょうか、朝晩の冷え込みは半端でないけれど、凍てつく星空もついでに独り占めです。心の底からドカンと「生きてて良かった」という思いが湧き上がってくるのを感じることができました。

 大勢でワイワイ騒ぎながら楽しく過ごすキャンプも好きだけど、基本的には独りぼっちのキャンプが好きです。考えてみたら今年の4月頃房総半島を独りでほっつき歩いて以来の単独キャンプであります。これが無いと私は心のバランスを完全に崩してしまうのです。

 だからといって孤独が好きかと問われれば決してそんなことはなくて、一人ぼっちは死ぬほど怖くて、いつも心のどこかに一人になることを恐れているのかも知れません。でも不思議なものです、死ぬほど恐れているものに、ときどきは自ら飛び込んでみたくもなるものなのかも知れません。ま、それほど大げさなほどのものでもないことですけれどもね。たかだかキャンプですからね。

2008年11月1日土曜日

2008年10月23日木曜日

理屈は簡単なコロッケ作りだけど

尾瀬 檜枝岐村 七入オートキャンプ場管理人の星さんの奥さん
 昨夜はじめてひとりでコロッケを作って見た。実は先週妻に頼んでコロッケの作り方を教えてもらったのです。それで一緒に作って食べてみたら結構旨かった。その時にはコロッケを作るのは実に簡単に思えたのであります。ジャガ芋を蒸かして、挽肉とタマネギを混ぜ込んで揚げれば一丁あがりとなるわけであります。

 料理をやってみようと思った発端はキャンプであると何度もいっていますが、キャンプでは燃料を考慮して圧力鍋の使用が合理的だと思い、大枚をはたいて3個の圧力鍋を購入して、ご飯の炊き方の研究から入りまして、煮物関係に突入していったわけであります。ここまではどうにかうまくいっていたのです。ただしくは旨くいっていたと思いこんでいたのです。
 しかし、最近私が用意する料理はどうにも貧相だということに気づいたのでありました。なにせこれまで料理などというものは人がやるもので自分でやろうなどと露ほども思っていなかったにわか料理人なわけでありますから当たり前っていったらしごく当然のことなのでありますが。
 食卓が貧相なのは品数が少ないということが一番の原因でありますが、それにもまして鍋関係ではなかなか主役を張るような料理はできないということに気づいたのであります。こういったら鍋関係の皆様方からおしかりを受けるようで大変恐縮でありますが、たとえば最近覚えたモツ煮込みなんてものがあります。これをドーンと中心に出して「どうだ、すごいだろう」とは決してならないわけであります。茶碗にご飯が盛ってあって、それに煮込みの椀が二つってのはどう考えて見ても主役不在のように思われのであります。たとえそれに香の物が一皿ついたとしてもです。
 もちろん食堂に入れば店によっては「煮込み定職」なんてものがありまして、堂々の主役を張っている場合もあるにはありますが、この件は今回軽くスルーしてしまいます。
 もうひとつ最近おぼえた「肉じゃが」なんてものがあります。この場合もごはんに味噌汁それに肉じゃがの椀がひとつではかなりインパクトに欠けるということになります。
 ところがです、天麩羅を作ったとします。肉ジャガと同じジャガ芋だけを使った天麩羅だと仮定します。それでもジャガ芋だけの天麩羅というものはそれなりに結構華やかなものなんですよね。ここでは完全に天麩羅が堂々の主役を張っているわけであります。
 それにごはんと味噌汁をつけただけでかなり存在感があるわけであります。できればそれに肉じゃがを添えたり、煮込みをさりげなくつけたりしてしまったら、もう完璧なわけであります。
尾瀬 檜枝岐村 七入オートキャンプ場
 鍋関係で主役を張れるのは土鍋を中心にしたものだけでありますね。食卓の真ん中にドーンと野菜・肉・魚をワッシワッシと放り込むだけ料理というものを完全無視もしくは小馬鹿にしたものだけど、これはまさしく冬の王道特選料理となってしまうのですから不思議なものであります。

 こうしたことから、いくら3個の圧力鍋を購入したからといっていつまでも鍋関係に固守していては将来の発展は見込めないのではないかという結論に達したわけであります。そこで急速に「揚げ関係」に進出することにしたのであります。ここでようやく最初のコロッケの話につながっていくわけであります。

 さて揚げ関係にはどんなものがあるかといいますと、代表的なものが天麩羅ということになります。これは以前に試したことがあるので、今回はまったくやったことがないコロッケとなったわけであります。実際はコロッケではなく、メンチカツでも良かったし、ハンバーグでも良かったわけであるのですが、ジャガイモのストックがあったので一応揚げ物の基本はコロッケという位置づけを勝手に決めてしまって勝手に挑戦したわけであります。

 ジャガ芋は以前は煮ていたのですが、たまたま圧力鍋についてきたレシピ本を眺めていたら蒸かすと書いてあったので、たぶん蒸かしたほうが水ぽくないので旨いのだろうと、たいした根拠はないのだが勝手に判断して蒸(ふ)かした。
 同時にタマネギの千切りと挽肉を塩胡椒で軽く味付けして炒める。蒸かし終わったジャガ芋をつぶして、タマネギと挽肉を混ぜ合わせて形を整える。今回ははじめて独りで作るので、考え考えであります。
尾瀬 檜枝岐村 七入オートキャンプ場
 結論からいえば、姿が形がまったくバラバラな不揃いのコロッケであります。味は申し分ないというか、こんなもんだという程度であります。
 問題は不揃いでなく均等の大きさに揃えることが肝心だとわかりました。テレビの料理番組を見ていたら、丸いボールに材料が入った状態でヘラで何個かにわけて対角線に引いていたのです。
 なるほどと思いましたね。このやり方ですと秤にかけたように厳密な量というのは量れませんが、個々の平均的な量の目安にはなるんですね。たかだか自分ちで食べるコロッケなんだからそんなに厳密さが要求されるわけではないから、なかなかいい分け方だと感心したわけであります。次回つくる時はいこの方法を採用したいと思います。
 揚げる前にコロッケの形を整えるってのが案外難しい。あまり柔らかいと形が崩れてしまう。一回崩れてしまったコロッケはなかなか元に戻せない。特にパン粉をつけたあとで崩れたら最悪であります。
 と、ここまで長々と書いてきましたが、こんな簡単なコロッケひとつ作るのにも四苦八苦しているのだと言いたかっただけの話であります。
 

2008年10月21日火曜日

テマかけヒマかけワシラの怪しいキャンプ


左の写真の右上にガスホースがちょっとだけ見えるでしょう。これ今回のキャンプのためにワザワザ5kgのプロパンを1万5千円ほどで用意したのです。料理はモツ煮込みです。この鍋を取って炊飯器をかければ5升炊きのガス炊飯器になります。圧力鍋で炊くよりも手軽で便利です。ガス炊飯器は火力が強いのでおいしいです。5升炊きのガス炊飯器に3個の圧力鍋でもうキャンプ場では何があっても食いはぐれることはありません。と今回は自慢話から入ります。でも、誰も「お!それは凄い」って思ってもくれないんですよね。悲しいかな、寂しいかな



 以前に2口のガスコンロを持っていたのを思い出し、倉庫を探して見たのですがどうしても見つかりませんでした。何年か前に引っ越しをする時に捨ててしまったようです。これは悔しいです。新たに購入するとなると結構な値段がするんだよね。どなたかいらなくなったプロパンガス用の2口コンロ持っていませんか?あったらください。すぐに取りにいきますから。


 ここのところだいぶ料理のレパートーリーも増えたし、自分でも心持ち少しは手早くなったような感があります。
 レパートリーが多少増えたといっても、それは所詮ド素人のにわか料理でありますから、その数は両手の指を満たさない程度であります。毎日三度三度の食事を作れといわれればハタと困ってしまいますが、2泊3日ぐらいのキャンプでの献立にはどうにか困らない程度にはなってきています。

 それでも最近じれったく感じていることは、一品を作ってしまうと力尽きた感じがして他にもう一品作ろうとはならないことであります。

 ご飯と味噌汁は基本的に作りますが、例えば「骨付き鶏肉と大根の炊き合わせ」なんてものを作りますよね、でもこれだけでは食卓にインパクトというのか、多彩さが無いというか、寂しいというか、とにかく後一品か二品欲しいところなのです。

 しかし、このあとの一品か二品がどうしても作れないのであります。「骨付き鶏肉と大根の炊き合わせ」なんてのは実に簡単な料理でありますが、大根は米のとぎ汁であく抜きをしなくちゃいけないし、面取りをしたり、隠し包丁を入れたりと結構手間なんですよね。それにコンニャクでも入れようかと思えばコンニャクを一回湯がかなければいけないし、これを考え考えやっているものですから、結構時間がかかってしまって、ひとつの料理がようやくできた頃にはすっかり疲れ果てているという状態になってしまっているのです。


 たぶん手早い人たちは料理の完成する課程が頭にあるからそれぞれの完成図がわかっているので、最初に三品ぐらいのメニューを決めておいて、同時に下ごしらえをしてマルチセッションのごとく作業を進めてしまうパターンだと推測するのです。
 だから私よりも遙かに早い時間と少ない労力でおそらく10倍以上の作業効率で質と量をこなしてしまうのだろうと思うのであります。 私も早くそうなりたいと思う今日このごろなのでありますが、なかなかその道は困難を極めるようであります。

 とここまで書いて思ったのですが、あと一品作れない理由のもうひとつの原因は圧倒的に作れる料理が不足しているということですね。豊富なレシピが自分のなかにあれば、冷蔵庫の材料を一見しただけで、何が作れるのかが瞬時にして判断がつくはずなのでありますが、残念ながらまだまだ私には不足しているのです。これは飽きずに挑戦していれば、いずれそのうちになんとかなるはずだと信じてはいるのですが。

 なぜ今頃料理なのかといいますと、すべてはキャンプのためであります。


 まったくもってあたりまえのことでありますが、キャンプでは自分が料理を作らなければ誰も作ってくれないということであります。特に私のように単独行が多い場合は尚更のことであります。コンビニ弁当で済ましてしまうという手もあります。以前には確かにそれに近いことをやっていました。すべて弁当とまでは安易な方法ではありませんでしたが、それに似たようなもので済ませていた時期もあったのです。

 かなり前に2泊3日の家族キャンプを手軽にしようということで全部をインスタント食品でやったことがあります。ビンボーな我が家は普段から値の張るインスタント食品なんて滅多に口にしたことが無かったので最初子供達は大喜びでありました。確かにたまにインスタント食品を口にするとおいしいです。しかしです、3日目になった時点で一切持っていったインスタント食品を口に出来なくなったのです。もう体が受け付けなくなったというのでしょうか、これはもう拷問に近いものがあったことを記憶しています。

 そんな経験もありましたが、ある時から、キャンプ場で簡単な食事しか作らないってのは実にもったいない時間の使い方なのではあるまいかと思いはじめたのです。
 せっかく時間とお金を費やしてキャンプ場にいき、そこで食するものがインスタント物や出来合いのものばっかりというのは、なんだか根本的に間違っているように思えてしょうがないような気がしてきたのであります。

 キャンプが日常というのが私にとっては理想なわけでありますが、一般的にはキャンプは日常からの脱却です。せっかく日常から離れたときにいつもと同じコンビニ状態ではいけないのではないかと思うわけであります。何も考えずに毎日を過ごしていますと、結局は食するものの大半がコンビニ弁当と大差ないものになっていることに気づきます。
 出てくる料理はスーパーで売られている総菜であったり、冷凍食品であったりと、一から手をかけて作って食しているものがどれほどあるのか。こうして考えてみると、私の昔行っていた手っ取り早くのキャンプ生活がそのまま日常化していることに気づかされます。これってなんか変です。
 だからこそ、キャンプに行ったときぐらいはたっぷりの時間をかけて料理して楽しむことが大事なのではないか考えるようになったのです。
 でもこの理屈もかなり変です。
 この項は深く考えることなく書き進んできたのですが、なんか自分の生活の根本的な問題が包括されているような気がしてきました。もうちょっと掘り下げれば面白いものになる気はするのですが私の筆力では限界を感じますのでこのあたりにしておこうと思います。

2008年10月18日土曜日

まったりの3日間


 檜枝岐村から帰宅したら、いきなり妻の救急車での入院騒ぎなんてことがありまして、思ってもいなかったテンヤワンヤの2日間がすぎて、一昨日めでたく退院しました。
 あの騒ぎはいったいなんだっのかとちょっと不思議な思いに捕らわれてしまいます。ま、なにはともあれ大したことでなくて良かったと胸を撫で下ろしたのであります。予定では折り返し単独でまた奥会津方面に紅葉を見に出る予定だったのですが、この状況で出かけたら顰蹙をかいそうなので断念しました。断腸の思いであります。
 本日あたりが、最高の紅葉が見られると予測していたのですが、今年も最高の紅葉を見逃してしまったようであります。運が無かったと諦めるしかありませんね。

10月14日ぐらいの檜枝岐の様子




 日がな一日何をするでもなく、同じ場所にとどまり更けゆく秋を全身に曝して過ごすってのもいいもんですね。特に2日目は早朝に木賊温泉に入浴に行った以外は七入キャンプ場からは一歩もでずに過ごしました。なんとしたたかで贅沢な一日だったのでありましょうか。

 何もしないといっても実際のキャンプでは様々な仕事が待ち受けているのであります。一番大事なのは喰らうということですね。特に2日目は喰うことに命がけで頑張りました。私の日常においてはこんなことは絶対にあり得ないことなのでありますが、これが非日常でありますキャンプに於いてだけ成り立つことなのであります。だから一日中料理を作って過ごしました。キャンプで美味しいモノを食べるために自宅で料理の修行を重ねるという、なんだかおかしな事になってきています。でもこれでいいのだ。