2009年1月11日日曜日

障害者の一発免許の困難さ

 寒いですね。ここ2,3日は特に寒さが厳しくなってきたような気がします。天気予報では大寒波が襲ってきていると言ってますね。でも我が家はまだまだ暖房なしで頑張っていますよ。そろそろ限界かなとも思うのですが。ここで弱気になったら、ズルズル春まで暖房を入れてしまうような気がします。

 私が運営している「挑戦!一発免許」という、自動車学校に行かないで直接試験場に行って免許を取ってしまおうというサイトがあります。対象にしているのは、これまで運転経験があって何らかの原因にて免許証を失効した人に絞っているのです。そのサイトの掲示板に以下のような投稿がありました。
 日本って弱者には徹底して冷たい国なんですね。

タイトル : 障害者の場合
投稿日 : 2009/01/10(Sat) 13:53
投稿者 : こやす

外国に10年住んでいる間に運転しなかったので、持っていた日本の運転免許を失効してしまいました。
あとで知ったのですが、一時帰国のときに手続きをしてあればもとの免許証が復活できたそうですが、そんなこと知るはずもなくあきらめていました。また、海外の免許証を取得してから3ヶ月以上現地に滞在していれば、それを書き換えできたそうですが、それも知らなくて、帰国の直前に「もしかして書き換えできるかも」と思って取得してきたので3ヶ月に満たず、書き換えもだめ。ずっと運転していた主人は書き換えができました。

で、試験場で受けなおすわけですが、私の場合は両下肢が利かないため手動式の運転装置つきの車で試験を受ける必要があります。
ところがこのような車がどこの試験場にでもあるわけではないのです。住んでいた愛知県にはとりあえずなくて、「教習所に入校してもらうしかない」とまで言われました。
最寄の教習所は確かに補助装置つきの教習者を持っています。では、そこに試験管が来て試験を見てくれるとか、試験場がその教習者をかりて試験をできるようにしてくれるとかいうことはないのかと聞いてみましたが、そこまで仲良しではないようです。試験場自体、試験車両は公安委員会から借りているのだそうです。
かといって、試験者がないせいでわたしが教習所に33万円を払うのもどうかと思うので、考えました。持ち込みという手も考えましたが、試験車両には補助ブレーキと補助ミラーが必要だということで、かえって費用がかかることになりそうでした。

そうこうするうち、他府県の試験場なら車があるということがわかりました。ブレーキアクセル手動式のタイプは、京都、福岡、静岡、東京の府中などにあるそうです。幸い東京には実家があるので府中で受験することに決めました。

国際免許が一年有効だったので、受験のまえに少し練習できれば、と思い、まず先に車を買うことを考えました。しかし、「公安委員会発行の」本人の免許証がないと、改造費の助成も免税も申請できないそうで、そうなると教習所に行くのと変わらないくらい費用がかかってしまいます。
それで近所の教習所でお願いして、コース内を2時間ほどれんしゅううさせてもらいました。

免許に関しては都道府県の壁は相当分厚く、他府県での受験を希望するなら、必ず住民票を移動しなければなりません。この件ではあちこちに電話して、委任状を書いてもらえないのかと結構ねばりましたが、どうしてもだめでした。
最近になってやっと、ゴールドの人なら他府県でも更新ができるようになったばかりだそうです。

練習に行った教習所では、少し前にも障害者で免許を失効してしまいまた運転したくて試験場で断られて教習所に相談に来て帰った人がいたそうです。その人はあきらめてしまったかもしれないけれど、他府県で受けられるところがあることを是非教えてあげたかったです。知ったところで、そこに住所を置けるような身寄りがなければホテル代とかで莫大な費用がかかってしまうのでしょうが・・・。

さて、府中へ問い合わせて試験の流れなどを聞きましたが、そこで今度は仮免取得後の路上練習が問題となりました。車は買っていませんし、教習所でお願いしようと思っても、公認教習所では国際免許でのペーパー教習も仮免での練習のみも受けてくれません。非公認の教習所も何件かあたってみましたが、補助装置つきの車を扱っているところが見つからず、友達が「レンタカーとかないの?」と言ってくれたので、レンタカーを探して見ました。まさかと思いましたが、ありました。三鷹で「移動サポート」という会社が福祉車両をレンタルしています。手動式のものは4台用意があって、修理中の台車などで借りる人が多く、一週間借りても3万円台でした。

試験勉強には交通の教則が必要ですが、欲しいとなると手に入らないものですね。なんとか探して違反講習を受けたばかりの友達からもらって、本屋で問題集を買って勉強しました。
試験前日になって、もっと現場の様子が知りたくなり、初めて一発合格サイトにたどり着きました。大勢の人が無情な法律の壁にゴンゴンとぶつかりながら奮闘し情報交換して励ましあっていることをしり大変力付けられました。お蔭様で仮免学科、技能、本免学科、までは一発で来ました。本免技能は2回目で、首の皮一枚という感じでなんとか合格でした。

府中試験場のバリアフリー情報をお伝えしたいと思います。
一般駐車場は8:30を過ぎると大変混雑し、道路に行列ができるほどですが、建物の西に面したところには身障者の駐車場が数台分あります。その横に、自動ドアの入り口があり、入るとそこが「運動能力判定室」になっています。「関係者以外立ち入り禁止」と書いてありますが、障害者であればみんな関係者ですから、車椅子の人もろうあ者の人もとにかくそこから「おはようございまーす」と入って行くと、受付も適性検査も更新も講習も試験もそこでしてもらえます。申請書のために8時から外の列に並んだりしなくても大丈夫です。証紙の購入と写真撮影は窓口のほうまで行ってくる必要があります、また取得時講習の申し込み窓口は3階で上りエスカレーターしかないので、車椅子の人は介護者を同伴しているほうがいいかと思います。また、地下の食堂へ行くにもエレベーターはないので、車椅子だと食堂の利用は大変です。
運動能力判定室の職員は皆さん親切ですが、手話のできる人がいなかったりして、筆談の用意しかなかったりするので、ろうの方たちは皆さん苦労なさってました。通訳を伴うことができればそのほうがお勧めです。講習のビデオにも字幕がないものがあります。
手動式の試験車は、左手シフトレバータイプで、ブレーキロックが手前側、ウインカーが向こう側にあります。ホーンは左側についているので間違って鳴らしてしまうことがないので安心です。
便宜は図られていますが、試験内容や採点基準は一般と同じです。ろう者の場合は、運転の際特に注意する点があるため講習の内容が少し変わっているようです。

試験についての情報です。府中の試験コースは試験管の指示で走るコースはそのとき次第で変わり、事前に知ることができません。自分でコースを設定するところは、試験の直前に地図をもらって覚える時間があります。左折左折で行くほうが楽みたいですが、やってみると意外と左折の仕方のほうが確認や合図のタイミングなど難しいです。右折で行く方が、危険が多いという認識で普段から気をつけているし自転車の巻き込みとかを気にしなくていい分ミスが少ないかもしれません。

ちなみに府中試験場の食堂メニューは、しょうが焼き定食、とんかつ定食、カツカレー、カレーライス、カレー&ラーメン、ラーメン、だけです。しかもダブってます。おいしいんですけどね。
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