2009年10月31日土曜日

もう雪が降ってくるそうです

From 太平山自然農園 秋

 秋だ!紅葉だと浮かれていたら、どうやら3日の日あたりには雪が降るような予報をネットでみました。そろそろ帰り支度をしなければいけないようです。装備が完全であれば雪もまた風情があっていいかなとも思ったのですが。なにせ夏の格好のままですからとても耐えられそうにないようです。
From 太平山自然農園 秋

 ススキの佇まいもなんとなく、寒い冬を予感させているようであります。来春にむけてやるべきことは山ほどあるのですが、今年はなんの予備知識もなく百姓仕事をやったので準備不足の感はぬぐえません。それでもできる限りのことはやったつもりです。
From 太平山自然農園 秋

 1ヶ月に満たない期間にほとんどスコップと鍬だけで、よくここまで畑を造ることができたと吾ながら感心してしまいます。もちろんそれには相棒のやっちゃんの力が大きいのですが。それにしても案外自分にも力仕事もやればできるんだという大きな自信がつきました。
From 太平山自然農園 秋

 毎日のようにひつこく野良仕事をやった結果の写真です。私には勲章のように思えます。今朝農園を久しぶりに一回りしましたが、その広さにはちょっとがっかりしました。必死にやった結果は全体の20分の1ぐらいなのです。だからそれは考えないことにしました。全体を思うと愕然とするだけのことですから、やれることだけを焦らずにコツコツとやるしかなさそうであります。
From 太平山自然農園 秋

 正直後ろ髪を引かれるような思いと、ようやく肉体労働から解放されるヨロコビが交錯しています。この素晴らしき自然から離れがたいけど、体も悲鳴をあげているのは確かなのであります。この冬はしっかりと体を鍛えて来春にはまた戻ってきて自ら造った畑に作物を植えてその生長する姿をこの目で確かめなければと強く思っています。

初雪の情報もちらほら聞こえてきて

 10月も今日で終わりですね。テレビがありませんのでもっぱらラジオを聞いています。もらったラジオは調子が悪くFMもいまいち入りが悪いのでAMのNHK第1放送のみを聞いているというわけです。そのなかに初雪が北海道に降るというものがありました。まだ暑さの残るときに家をでたのだけれども、もうそんな季節になるのかと。そういえば先日ホームセンターに買い物に行ったときにはクリスマスのイルミネーションが売られているのをみて少々焦った覚えがあります。
 農園での植え付け作業はすべて終わりました。先日植えたにんにくと菜の花が芽を出しているのを確認することができました。自分で植えた物が発芽するのを目にしたのは今回が初めてなので結構感動しています。案外簡単に発芽するものなのですね。足腰を充分に虐めて植えたカブの発芽はまだ確認されていませんけど。
 次に心配しているのが、こんな状態でこれらの植物は長くて寒い冬を越せるのだろうかということです。ましてここは大雪の降る秋田であります。来年雪が消えて私が戻ってきた時までゲンキで生き抜いてくれよと祈る気持ちであります。
 そういえば昨日山椿の種をポットに植えました。ポットで発芽させてから農園のあっちこっちに移植していこうという計画です。これなら苗木を買うお金がかからないのでいいかなと思ったのであります。とにかく花や木はできるだけたくさん植えようという計画であります。
From 太平山自然農園 秋

 相棒のやっちゃんにたまには野良仕事さぼって、のんびりと紅葉狩りにでも行かないかって呟いてみたら、「いくいく、すぐに行こう」っていうので、二人とも持っていた鍬やらスコップを放り出して車に乗ったのであります。こういう話はすぐにまとまるので実にやりやすい相手である。
From 太平山自然農園 秋


From 太平山自然農園 秋


From 太平山自然農園 秋


From 太平山自然農園 秋


From 太平山自然農園 秋

 農園の名前を頂いた太平山をきっちりと撮影しておきたかったのですが、雲がかかっていてうまく撮影できなかった。帰宅する前にまた挑戦しなければと思っています。

2009年10月29日木曜日

クマに注意といわれてもねぇ

From 農園物語

 この看板オレが住んでいる小屋の真ん前の公園の入り口にでています。取りようによっては、オレに注意っていっているようにも思われます。
 まじめな話、1ヶ月近く農園に住み着いていますが、まだ一度もクマは自分以外に見たことがありません。相棒のやっちゃんは今年の春かr農園に通い続けていて、一度だけ川向こうの山の斜面を歩くクマを見かけたそうです。だから確かにクマはいるようであります。
 周辺の農家の畑は青い網で覆われているのを良く見かけます。鹿が農作物を荒らすらしいのです。しかし、それよりも山奥にある農園では網はまったく使っていませんが、農作物を荒らされたことは一度もないそうです。
 先日公園の東屋でやっちゃんと二人でおにぎりを食べていましたら、サイクリングにきていたおじさんが、さっき猿を見たよと話しかけてきました。それで携帯のデジカメで撮った猿の写真をみせてくれました。へえーと二人で驚いていたら、なんとやはり川向こうの電柱の上にその猿がいたのです。カメラを車に取りにいっている隙にゆうゆうと電線を渡って見えなくなってしまいました。
クマや猿や鹿がいても別に驚くような場所でないので、いても当然だろうなとは思います。それだけ自然環境が良いということなのかも知れませんね。
From 農園物語

昨日はかなり頑張って・・・・

From 農園物語

 昨日は天気にも恵まれ、最高の農作業日よりでありました。朝から畑に出て力仕事に精をだす。力尽きて小さな椅子に座り込み風景を眺めている時が一番好きです。それがやりたいばかりに野良仕事をしているのではないかと思われてきます。
From 農園物語
 風のあるときは、西の山がザワザワとささやく音がして、やがてそのささやきは、東の山に移りと、まるで山や森が世間話を楽しんでいるかのようです。きづくと鳥もたくさんいて、ときどき人の気配に驚いて藪のなかから飛び立ちます。
 この空の青さはどうだ、それに浮かぶ雲の形の面白さはいくら見ていても飽きることがない。日本海側の雲だからこんなに面白いのだろうか。それに何にましてもこの大気の清浄さは他と比べようがない。おかげで風景の色合いが違うのだ。まるでメルヘンの世界にどっぷりと浸かっているような気さえする。
 10分ほど動いては20分は休んで景色を楽しんでいる。これが最高に贅沢な時間なのだと思っている。さて本日も快晴のようである。
From 農園物語

2009年10月27日火曜日

今朝もちょっと雨模様

 昨日はお昼頃から雨がパラついてきたので、とりあえず温泉にいって夕方までブラブラして過ごす。今朝もちょっと雨模様ですが、少し空が明るくなっているようなのでどうなのだろうか。一雨ごとに寒さも増してきているような気がする。秋田を離れる日も近づいてきているのかも知れない。

2009年10月26日月曜日

太平山自然農園の周辺事情

 昨日は日曜日でもあったし、疲労が限界に達していて体がダルイせいもあって、昼頃の目覚めでありました。あれ?相棒のやっちゃんは昨夜夜釣りに行ったから遅いのかなと思っていたら電話があり、仲間たちとゴルフにきているので本日は農作業をサボるということでありました。私はすかさず「おおいに楽しんできてください。今日といわず明日もあさっても行ってきてください」とヨロコビに満ちた声で応えました。
 ふうー助かった。これで今日一日サボれる。まずは焼酎も残り少なくなって心細いから買い物にいくことにした。農園から4kmほど走ったところに、マックスバリューとホーマックというホームセンターのあるところに行くことにする。地名や位置関係はまだわかっていない。周囲にどんなところがあるのかもわかっていないのだ。
 必要なものを調達した後に散策をしてみることにした。そして、そこで驚くことになる。その周辺にはありとあらゆる店が揃っているのであります。こんな山の中の農園から4kmほどの場所に大都会といった風情の街が出現することが、まず信じられない。なんかSF小説を読んでいるような感じすらします。TUTAYAがありパチンコ屋があり、酒のヤマダがあり、コンビニがあり、ファミレスがあり回転寿司屋があり、銀行があり、おまけに葬祭場まであるのです。あ、そうそう葬祭場をあげるなら、秋田大学の付属病院もあげておかなくちゃね。秋田大学の付属病院があるところっていったら、秋田市に詳しい人なら、すぐにあそこかってわかると思うけど、私にはまったくわからない。農園の場所はカーナビに記憶させてあるから帰れなくなる心配はないから安心だ。
 1週間ほど前にカーナビのついてない軽自動車で秋田市内を探検してみようと出かけたのですが、見事に迷子になってしまって、でかいホームセンターや文教堂がある駐車場に入れて、おくちゃんの奥さんに電話して迎えにきてもらった。おくちゃんのところから相当離れた場所だろうと思いこんでいたら、3分ほど走ったところに過ぎなかったのには参った。

 買い物から帰ったあとは、すかさず、やはり4kmほど走ったところにある温泉「クアドーム ザ・ブーン」に入りいく。すでに年間会員8000円になっているので、一日に何度いってもいいし、一日中そこにいてもいいのだけれども、まだそれあらを実行したことがない。第1木曜と第3木曜が定休日なので、これらの日にちを除いて年間毎日に入りに行ったらと思い計算してみたことがあったが、確かその時の計算では一日あたり24円という驚異的なものだった。
From 農園物語

 この農園まで秋田駅からバスで25分ということでさらに5分ほどかかるので約30分となると秋田市内の人は毎日というわけにはいかないけれども、家族が一緒に会員になると一人あたり、たしか6000円なんていうポースターを目にした覚えがある。
 ちょっと思い出したので、この「クアドーム ザ・ブーン」年間会員になるときに、免許証か身分証明書を提示して住所とか連絡先を書き込まなければいけないのですが、私は千葉県市川市の在住なので係りの人が怪訝顔をして、本当に会員なるのですかとひつこい。秋田市の住所はないんですかとも聞く。おくちゃんの住所はあるにはあるのだが、秋田市ぐらいしか覚えていないし、携帯電話も持ってなかったから聞けない。この農園の住所なんてのはまったくわからないから仕方がないのだ。強引に現在の住所と自宅の電話番号にしてもらった。おそらく千葉県で会員なったのは私が初めてなのではないかと思っている。
 クアドームと名乗っているくらいだから温泉プールが大きなドームの中にすっぽりと収まっている、夏場だけなのは残念だがおもてにもプールがあるらしい。あるらしいというのは、いつもは展望風呂にしか入っていないので全部を探検していないのであります。他にもプールに隣接している温泉もあり、外にはサウナも別途ついているらしい。2カ所の温泉にもサウナがついている。いつも利用して展望風呂にはミストサウナであるが、他の2つのサウナは普通らしい。この温泉はこれまで利用した日帰り温泉としては最大のものではないかと思う。
From 農園物語
 それからこれまでプールは別料金だと思っていたけれども、プールもトレーニングルームも全部一緒の料金であることを知ったのであります。プールはかなり大きくておじちゃんやおばさんがプールの中を歩きまわっています。うーーーん私も水着を購入してトレーニングをしなければいけないかな。
 しかし、このような施設が近くにあるというのはかなり心強いものでして、この温泉のお陰で毎日湯治気分を味わっているようなものであります。なにかあればこの温泉に駆け込めばいいなと思っています。
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2009年10月24日土曜日

秋晴れのいい天気が続いています

From 農園物語

 ここ数日良い天気が続いてウレシイ限りなのでありますが、疲労が蓄積してしまって、足腰がヨタヨタ状態になっています。できれば1週間ほど休みが欲しいというのが本音であります。疲れたら休めばいいだけの話ですけども、いつから本格的な寒さがくるのか皆目見当がつきませんから、やれるだけやっておこうってついつい欲がでてしまうから慢性的に疲れが残ってしまうのだと思います。と言いながらも昨日と今日は10時ごろから作業をはじめて、昼は1時間ほど休憩して、午後3時までで終了させております。完全休養も考えましたが、そうすると少しだけついた体力がまたまた元に戻ってしまいそうな気がして少しでも体を動かしておこうというわけであります。
From 農園物語

 肉体疲労の問題と比較しても暖かい日差しの中で、広い畑のなかで農作業をするのは実に気持ちのいいものです。疲れて腰を伸ばして見上げた先には少しだけ色づいた山々や面白い形の雲が飛び込んできます。これで食っていけるなら、この先本気で農業をやってみようかなと思うのですが。完全無農薬・有機栽培だけではたして、スーパーに並んでいる色つやや形の良い野菜が作れるだろうかと一抹の不安を覚えてしまいます。
From 農園物語

 それに野菜自体の価格が安いので大量に生産しなければなりません。無農薬・有機栽培って結局人力だけが頼りの農法なんですよね。ですから大量に生産するのは無理なような気がします。
 自分が消費者の立場にたって、スーパーで野菜を購入するときは、まずは値段を見ますよね。さすがに中国産は敬遠はしますけれども、国産であればできるだけ値段の安いものを購入しますからね。
 化学肥料や農薬は使ってもいいと思うのです。プロのお百姓さんは絶え間ない努力によって安い農産物を大量に生産して供給しているから、私たち貧乏人だって食べていけるのですからね。それはそれで感謝しなければいけないと心底思いますね。私たち貧乏百姓には化学肥料や農薬を買える資金がないだけってのもひとつの理由でもあるし、大量に生産するだけの機械も買えないっていうのもひとつの理由でありますね。
From 農園物語

 にんにくの植え付けは全部終了しましたから、来年のための畑作りをしたいと思っているのですが、これは肉体労働そのものでありまして、土が水を含んでかなり重くなっているので、なかなか作業に入れないでいます。相棒のやっちゃんが朝農園に到着すると、その手にタネの袋を持ち、開口一番に「本日はカブの植え付け作業を行います」と高らかに宣言したのであります。カブのタネって初めて見たけれども1mmもないような小さいものでありました。一袋150円でホームセンターから購入したものらしい。おいおい、この時期に植えたら雪が降ってきて収穫できないのではないかと思ったが、ここはひとつ相棒のいうことを聞いてやることにした。
 しかし、それがそもそも間違いであります。後で間引き作業が大変なので、タネは2個ぐらいづつ植えろというのであります。これやってみると中腰でかなりきつい。それに1mmのタネを2個なんていう単位で植える物だから、なかなか袋のタネが無くならないのであります。ひいひいいいながらも6畝分は植えたけれど、タネは半分も使ってないのです。おそるべしカブのタネ。
From 農園物語

 今日の夜はやっちゃんは海に夜釣りにでかけましたから、たぶん明日は昼過ぎの出勤になるでしょう。それまでに残りのタネを植え付けておかなければいけないのです。明日は再び足痛腰痛の恐怖が待ちかまえているのでしょう。余ったらどこかにタネを捨ててしまわなければ延々とカブの呪縛から逃れられそうにありません。
From 農園物語

 ああ!そうそうこれ書かないでおこうと思ったのですが、農園の側に大きな川が流れていまして、名前はまだ知らないのですが、農園の中には別系統の川も流れています。どっちの川からきたのか不明ですがなんと20cmほどのカニが小屋のわきにいたのです。よほど捕まえて食べてしまおうかと思ったのですが、向こうからわざわざやってきたものをそれじゃああまりにヒドイということで放っておいたらいつの間にかいなくなっていました。それで二人で考えることなんてのはもう決まっています。釣具屋にいってカニカゴを買ってきて、毎日カニカゴを仕掛けようということであります。
 さっそくやっちゃんは釣り具の上州屋にいって調べた結果500円ほどで売ってたそうであります。餌はなにを入れればいいのか調べていませんが、結構期待できそうであります。
From 農園物語

From 農園物語

2009年10月22日木曜日

今日はいい天気の予感

From 農園物語

 昨夜は結構雨も降っていたが、夜半には満点の星が輝いてた。朝方に空をながめてみると、朝焼けであります。天気予報はおおかたあたっているようだ。十月も残りすくなくなってきている。本日でにんにくの植え付けをすべて終わす予定ではいる。一番最初ににんにくの植え付けをやった時よりはかなり体力がついてきているので軽く終わるような気がしないでもないが、一抹の不安も確かにあります。とにかくこれだけを終わらしてしまえば、一安心なのは確かだ。
From 農園物語

2009年10月21日水曜日

今日は菜の花を植えます

 目覚めたときは小降りだけれども雨がぱらついていたので、少しがっかりする。こう雨が続くとうんざりとした気持ちになってしまう。ほどなくしたら青空がちょいとだけ顔を出して、やがて全面に広がって快晴となった。ここの天気はまったくわからない。
 今日は休耕田となっている田んぼに菜の花を植えてみようと思っている。菜種油を取るとか、おひたしにして食べるのを出荷するなんてことはまったく考えていない。これはまるっきし私の趣味なのであります。隣の公園には桜の老木がたくさんあります。花の咲いているのをまだ見たことはありませんが、さぞかし美しいだろうと想像してしまいます。
 その桜にあわせて菜の花が咲いたら絵になるだろうなと考えたのです。さっそくホームセンターにいき菜の花のタネを買ってきました。説明書きを読むと植える時期としてはちょっと遅いようでありますが、別に失敗しても構わないので強行することにする。
 田んぼを鍬で掘り起こすのもしんどいのでトラクターで植えるところを耕し、そのままタネをばらまいてお終いということにしたいと思っています。本当は全面に植えたいけれども、タネを購入するお金が不足していますので、ほどほどにということになります。来年もしかして菜の花が咲いたらタネを採って面積を大幅に広げたいと思っているのです。
 「そんなお金にもならんことに・・・・」といった批判の声が聞こえてくるようですが、百姓でお金を儲けようなどと考えるのが、そもそもの間違いだと思います。お金を儲けようと考えるから、農薬と化学肥料を大量に投入し工業製品のような作物を作ることになるのです。
 どうせ儲からないなら趣味に走ったっていいじゃないかと開きなおっている今日この頃です。楽しみだな、桜の花と菜の花が咲き誇る我が農園の春が

From 農園物語

 公園につながる道路の両脇に菜の花を植えようと考えました。農園で唯一の機械であるトラクターを使います。本当はこの幅で植える種は無いのですが、とても手で耕すようなゲンキはありませんので仕方がないです。
From 農園物語

 相棒のやっちゃんは、重機を運転させてもトラクターを運転させても腕がいいので、とても頼りになります。30歳も年下の相棒ですが、私は尊敬しかつ頼りにしています。お互いB型ということで相性も抜群です。
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2009年10月20日火曜日

畑に溝を掘った

From 農園物語

 連日の雨でせっかくつくった畑が水びたしになっており、このままでは相当の期間晴れてくれなければ、田んぼのような様相で作業をするのが困難になると思い溝を掘る作業をはじめた。この体力の無さではどうなるものかと心配したが、やってみると案外スムーズに作業が進んだ。畑といっても家庭菜園のような3坪なんていう規模でないから一本掘るのにも相当の距離を掘り進まなければならない。距離にすれば150mぐらいはある。
 最初は鍬を使って10cmほどの幅のものを掘って水の勢いよく流れる様子をみて大満足でありました。そしてもっと幅を広げればもっと早く水を追い出すことができるだろうと考え20cmほどまで広げた。ある程度まで完成した時点で、お昼となり、握り飯をほおばったあとに、文明の利器である、電気冷蔵庫・電子レンジ・オーブントースター・石油ファンヒータ等々を取りにいった。全部運びいれてから、やはり溝が気になるので見にいくと思惑どおりにあらかたの水は無くなっていたが、まだ溜まっているところが多く見受けられたので、もう少し掘り下げることを思いつく。これまで使っていた鍬ではあまり良く掘れないのでスコップを使う。これは案外うまくいった。
From 農園物語

 今回の作業は全部私ひとりで行った。案外私は土方作業が好きだということを発見した。途中なんだか運河を造っているような気になって、結構夢中でやっていたのです。よってこの溝を「ぽーの第1号運河」と銘々することにした。
 最初は長靴をはいて畑の中を動き回るだけで息切れしてひーひーやっていたのが、本日は立派な運河をひとりで造れたことは大きな自信に変わったのです。それにスンゴクウレシイのであります。
From 農園物語



 5時半をまわったので、そろそろ日課である、秋田市の運営するクアドーム・ざぶーんの温泉に行くことにします。8000円で一年間利用できる会員になったのであります。1回利用すると500円ですから16回行けば元が取れるので入会しました。雨で休みの日は何回でも入ることができるので、慢性の筋肉痛の私にはうってつけであります。すでに4回ほど利用しましたので2000円分を償却したことになりますね。本日で2500円だ。

あれ?電気が点かない!

 朝起きて一番に電気をつけようとしたら、電気がつかない。おかしい?ブレーカを調べてみるがどれも落ちていない。この辺り全部が停電なのだろうかと思ったが人家が近くにないので調べようがない。ネットで「東北電力 停電情報 秋田市」などのキーワードで検索してみたが、それらしきものが見あたらない。
 せっかく電気がきて大喜びしたのに・・・・。いきなり気持ちがシボム。相棒のやっちゃんがきたら、電気屋さんに電話をしてもらうことにする。

 今日の天気もやはり変。曇っていて、時々小雨が降ったかと思うとところどころに晴れ間がみえる。今日も畑作りは無理だろうと覚悟する。

 こういう時はすぱっと諦めて別のことをするに限るってのが少しずつだがわかってきた。そこで貰った冷蔵庫だの、電子レンジだのを運び込むことにする。なんだか段々と普通の生活になってきてしまって、ウレシイようなサミシイような複雑な気持ちである。
 でも原始的な生活をしようと思ったらいくらでもできる。農園の片隅にテントを張ればいいだけの話である。そうすれば、まったくの原始生活を味わえるというわけであります。でもたぶん当分やらないだろうな。せっかく文明的な生活ができるようになったのだから。

 と、なんだかんだいっているうちにやっちゃんがやってきて、いちどブレーカーを全部落として、こんどはひとつづつ上げていったら、全部ついたではありませんか、なんだかわけがわからない。こんど同じことがあったら、電気屋さんをよばなくては、ちょっと気持ちが悪いもんね。

2009年10月19日月曜日

昨日は雨で休みだったけど

From 農園物語

 土曜日の夜は怖いぐらいの落雷と雨で驚いた。その時点で明日の農作業は休みだなって思った。まるまる一日が休みなのは久しぶりのことなので心のどこかに嬉しがっている自分がいる。電気もとおったので心おきなくネットサーフィンもできるし、ブログ更新も、そしてたまっているメールの返信もできるしと、朝からこころが踊っていた。
 しかし、遅くても11月までにはにんにくの植え付け作業を終わらしておかないと来年はいいにんにくが採れないといわれているので、すこし焦りの気持ちもある。天気予報をみると今週の木曜日ぐらいまで雨の予報であります。焦ってもしょうがないことは理屈ではわかっているのだけれども。
 さてその雨だが一気に降ってくれれば諦めもつくのだけれども、時々青空を見せたりする、実にいやらしい天気なのであります。午後からきれいに晴れ上がったので、長靴をはいてにんにく畑までいってみたが、水びだしの状態でとても作業することはできない。ますますじれったさが募る。見なければよかったと反省する。人間あきらめも肝心なのだとあらためて実感する。なにせ自然が相手なのだからこちらの思惑どおりにはいかないものであります。

 仕方がないので部屋の掃除をして先日貰った電気カーペットを敷く、これがあれば灯油がなくなった場合には少しだけ安心である。それに加えてありがたいことに電気冷蔵庫・電子レンジ・ファンヒータ・オーブントースター・電気炊飯器等々が貰えることになった。電気がとおった効果はここに一気に現れることになります。今週は雨の日が続くそうでありますから、少しづつ運び込もうと思っています。
From 農園物語

 朝起きて一番にすることは、空を見上げることであります。これまでの生活でそんなことはまずありませんでした。ヘタすると雨が降っているのも夕方まで気づかずに外から帰宅した家族の様子をみて、「そうか、今日は雨が降っていたのか」なんてはじめて気がつくといった具合でありました。今はなによりも天気が気になります。
From 農園物語

 これらの写真は慣例の野ションベンにいって空をみたら、なんと晴れそうじゃありませんか、急いで小屋にカメラを取りに戻って撮影しました。しかし、毎日嫌というほど眺めてもひとつも飽きることのない農園周辺の風景です。これはこの農園の最大の宝物だと思います。でも風景という宝物だけでは食ってはいけませんね。これが現実であります。
From 農園物語

 朝早いうちに、しかも逆光で撮ったので暗いですが、4本の頼もしい電柱の力強い勇姿を確認することができます。生まれてこのかた、これほど電柱に惚れ込んだのははじめてであります。本音をいえば美観を考えると地中化するべきなんでしょうが、軽トラック1台買えないビンボー百姓の望むことではありませんよね。今は電気とおったことだけで感謝感謝であります。

2009年10月15日木曜日

原始生活から一歩抜け出せそうです

 このブログの最後の書き込みを見ると9日の日にきているらしから、すでに1週間が過ぎている計算になるんですね。農家の仕事というのは、キリなくあるものでありまして、気になりだしたら際限なく仕事をし続けるはめになります。それも、すべて自分の肉体を使わなければならないものばかりでありますから、体力というものをまったく持ち合わせていない私は毎日戦々恐々とした思いでいたのでしたが、心配していた筋肉痛も日を追うごとにその度合いが和らいできているように感じます。少しだけ体が慣れてきたのかも知れません。
 現在だあれもいない農園の真ん中に一人で住んでいます。電気も水道もありません。暗い夜にはLEDの懐中電灯2つだけが頼りです。10月のなかばともなりますと、5時をちょっと過ぎますと待ちかまえていたように暗くなってしまいます。だから日が落ちる前に夜にやらなければいけないことは、暗くなるまえにすべて終わらせておかないと大変なことになってしまいます。
 こうした生活を続けていますと、自分はいかに電気に頼る生活をしているかが理解できます。電気がなければなにひとつできないのです。パソコンも電気がなければただの箱ですからね。これまでブログを更新しなかったのは、パソコンの電池を充電するのが煩わしかったからにすぎません。
 そんな原始的な生活から一歩抜け出せそうなのです。昨日東北電力が10人以上もきて電柱を2本立てていきました。後3本は16日の日に立てるようであります。それですぐに電気が使えるようになるかというと、東北電力の検査があり、それが終わってからようやく使えるようになるそうです。来週の初め頃には電気の恩恵に預かるようになれそうです。
 昨日は電柱の立てる様子が気になって、農作業も手につかず眺めていました。重機だ大型トラックだダンプだと、その陣容は私が思っていたよりかなり大がかりなもので感激してしまいました。人里離れた農場の真ん中のちいさな掘っ立て小屋のついに電気がとおります。これには感動して思わずウルウルしてしまいました。
 本日は内線工事の電気屋さんがやってきて工事をしていました。本日は携帯の電池もランプの電池もiPodの電池もかなり危ない状態になったので、車のエンジンを回して全部の充電をしています。ついでだからパソコンも動かしています。そして、久しぶりにテレビも見ているということであります。
 来週にはきっとこんなことをしなくてすむとおもいます。

2009年10月9日金曜日

性懲りもなく再び秋田へ


 本当はまた筋肉痛に襲われることに戦々恐々としているのだけれども、再び百姓になる修行にノコノコとでかけることになりました。2日動けば1週間は動けなくなるという、実にわかりやすい体でありますが、さてどうなることでしょうか。

 残りのつぶやき?愚痴はのちほど書きます。とにかく出発してしまえば、後にはひけなくなりますからね。それにしても、また大筋肉痛に襲われるのかと思うと・・・・・・・・。

 今回は筋肉痛も問題ですが、寒さとの闘いにもなるのではないかと予測しています。どうしても我慢できなかったら、逃げ帰るだけですけれども。なにせ家を出たのが9月のなかばですから、寒さのことなどすこしも頭のなかになかったですからね。ま、寒いなら「サブー!!」って叫びますからね。叫んでどうなるもんでもないですけどね。


 朝の7時に実家のある山形県村山市を出発。ナビには距離優先を指定する。この距離優先は結構ヒマな時にしか設定しないのですが、いつも同じ道路を走るのも飽きたので、ちょっと遊んでみようということであります。通常は一般道優先なのですが、はじめてのところにいくにはこれが一番無難な選択であります。距離優先にしたからといって早く着くとは限らないのであります。とにかく徹底して最短距離を選びますからとんでもないところに連れていかれる可能性が大きいのです。道が曲がりくねっていたり細かったりするとどうしてもノロノロ運転になりますから道幅優先より遅かったりしますので要注意であります。
 ま、そんなことはどうでもいいのですが、7時にでて現地のおくちゃん農園には10時30分到着ですから案外早くて拍子抜けであります。農園では相棒のやっちんが農作業をおこなっていました。私は今晩から農園に泊まり込みになりますので、とにかく荷物をおろしてすぐに眠れる体制を整えなければいけません。
 そんなにたくさんの荷物ではないのですが、体力不足はまったく解消されておらず、のたのたと休み休みでありましたから、お昼過ぎの1時30分にようやく、なんとか寝られるようになりました。
 安心すると同時に空腹を覚え、昼ご飯と夕食と明日の朝ご飯の食材を確保しなければと、秋田市内にでかける。この農園山の中にありますが、秋田駅前まで15分から20分という立地の良さであります。いくら市街地に近いとはいえ、秋田市内なんてまったくわからずです。どこにスーパーがあって、ホームセンターがあって等々がまったく不案内なのですが、とにかくウロチョロと走り回れば地理も覚えるだろうと、とにかくでかけることにした。

 7、8分ほど走ったらあっけなくスーパーとホームセンターが見つかった。市内をウロチョロするのは次回に譲って手っ取り早く必要なものを取りそろえることにする。スーパーの店内は結構広くて、はじめてだったので、どこに何がおいてあるかわからず結構歩きまわってしまった。うーんこれだけで充分に疲れた。
 明日からの農作業は大丈夫だろうか。まじに心配になってきた。

2009年10月8日木曜日

驚きのコイン精米機

 「取りあえず写真をアップします。文は後から・・」
と書いて時間ができたら、付け足しの文をアップしようと思ったのですが、写真をアップしてしまうと、もうすべてが終わったような気になってしまい、なかなか文を書こうという気持ちにならないものだということがわかった。
 どうにか文を書こうという気持ちになった時点ですでに日付が変わっていました。よって写真は昨日のもので文は本日未明に書いたものであります。別に日付が重大な意味合いをもつブログではないからどうでもいいことなんですが、いちおうおことわりをいれておかないとね。
 現地に実際に足を運び2日でも3日でも滞在していると、車で通りすぎるのとは違っていろんなものが見えてくるのは確かですね。先日アップしたうろんな日々: あまりに良い天気で困ってしまった。のなかのキモイ人形もたんに通り過ぎるのであれば、「うわー!」ぐらいは思うだろうけども、写真を撮ってブログにアップしようとまでは思わなかっただろうなということです。
 この道は結構利用するところで、何度も何度も往復しているうちになんと気持ち悪いんだろう。こんなもん本当に必要なのかという疑問が日増しに大きくなってきて、とうとう写真まで撮ることになってしまったのであります。
 それとあまり関係があるかどうかはわかりませんが、道路のあっちこっちにベタベタと立てられるいう交通標語の看板にも、ものすごく違和感をもっているのです。あんなもんが交通安全に繋がるとはとっても思えないのであります。むしろああいう余計なものを全部取り払ってすっきりとした道路にしたほうがよほど安全なのではと思うのでありした。
 もっと別な見方をしてみると、私たちの税金が何の根拠もなく、こんな無駄で醜悪なものに費やされてきたのかと考えたらどうでしょうか。こんなもんに費やすならもっともっと使うものがあっただろうにと思うのですが、いかがですか。

 タイトルからかなりズレてしまっていますが、それはいつものことでありまして、ついでですから、もっとズまくって、数日前にうろんな日々: まだ体は筋肉痛ということを書きましたら、「筋肉痛はなおりましたか?」のメールを大量にいただきました。(約3通ほど・・)努力した結果なんとか良くなりました。
 心配してくれたのか、からかっているのかわからないメールをわざわざありがとうございました。吾ながら実に情けないです。

 コイン精米機ですが、私の住む町でもチラホラみかけることがあります。これまで2度ほど使ったことがあります。山形ではチラホラみかける程度ではなく、さすが、おいしいお米の本場です、かなりいたるところで目にすることができます。ある意味ではコイン精米機の激戦区といってもいいのではないでしょうか。先日秋田や青森・岩手を旅行していたときは、精米機のことなど、まったく意識してなかったので覚えてはいないのですが、状況は似たり寄ったりだと想像します。

 以前子供二人が毎日弁当を必要としていて、ふだん食べているお米が底をつきまして、おいしいお米だということで30kgを妹のところからいただいていたので、それを使えばしばらくは大丈夫と安心していたのですが、前の晩に袋を開けてみると、なんとそれは玄米でありました。
 それからが大変であります。とにかく精米をしなければ、明日の朝ご飯もお弁当もつくることができません。大あわてで夜更けにコイン精米機探しであります。それまでコイン精米機などはまったく意識していなかったので、2,3カ所みかけたことがあるというぐらいのもので、具体的にはっきりとあの場所だっていう確信がありません。あてずっぽうで行ってみたけど影も形もなかったりでありまして、空しさと不安が胸にひろかりました。最後にみつけた時には本当に夫婦でほっと胸をなで下ろしました。それからは、自分の住むところでは意識してコイン精米機のある場所を覚えておくことにしています。

 さて、今回はわざわざコイン精米機を取り上げたかといいますと、以前に超新米ができあがってきた話を書きました。その時に弟のクニプーが新米を炊くときに水洗いをしないで、そのまま無造作に炊飯器に入れて炊いたのです。これには驚きました。
 当然のごとく問いただしたわけでありますが、「最近は面倒だから、無洗米を使用しているよ」と、私が驚いたことを不思議そうな顔をしていうのであります。これまで私は無洗米というのは特別の処理をした米であって、スーパーあたりでしか手に入らないものだと思っていたのです。まさか精米の仕方によって簡単に作れるものだとは思ってもいなかったのです。
 いやはや驚いたのなんのって、それから、その精米機はどこにあるのだと場所を聞き出して、その無洗米を精米できるコイン精米機をみるためにわざわざでかけたのであります。
 写真でわかるように結構新しいですね。これからの主流になる精米機なのでしょう。米を炊くのに2度から3度ほど洗うって作業はかなり面倒です。特にキャンプの場合なんかは面倒です。水だけ足して炊けたらかなり楽になると思います。こんなにも簡単に無洗米ができるのだったら、これから流通する米はじょじょにでしょうけれども無洗米が主流になっていくような気がします。

 あれ?いつから山形県知事って女の人になったんだろう。ま、そんなことはどうでもいいけど、来年からの山形米が「つや姫」になるそうです。「はえぬき」とか「どまんなか」なんていうのはどうなるのでしょうか。どうでもいいですけれども。



県産米新品種、名称は「つや姫」に 今秋から試験販売、アピール