2010年10月19日火曜日

日本一の逆上飯炊き男を目指して

 昨夜は久しぶりに「発作的逆上カレー」を作った。家人に評判がいまいち思わしくないので辛さはかなり控えめにした。我が家も今月に入ってから新米になりました。この半月の間料理はほとんどやらなかったのですが、圧力鍋で米を上手く炊くというものには、執念を燃やしておりまして、これは毎日のようにやってました。それで、これまで収得した技に加えまして、加圧を終えて蛍火にした火を止める時に、少しだけ蒸気を逃してやるという技を発見したのであります。そうしますと余分な水分が抜けて蒸らし終わった後はこの世のものとは思われないほどの超おいしいご飯が炊き上がるのであります。新米に加えてカレーですからご飯はちょっと固めのほうが美味いので水加減もかなり少なめに設定しました。ここらの絶妙な水加減も身についたような気がします。これで2万円しない我が家の安物の電気炊飯器で炊くよりもかなり美味いご飯が炊けるようになった気がします。バンザイ。実はこれまでは確かに電気炊飯器に負けていたのです。どうやっても勝てなくて、絶望感に打ちひしがれていたことは確かでございます。家電メーカの蓄積してきたその技術とノウハウは侮りがたしと・・・・。

 ここでまで書いて思い出しました。なぜ圧力鍋を買ったのかという理由であります。何年か前にずーっと使っていた炊飯器がいかれてしまいまして、どこかで圧力鍋でご飯を炊くと超美味しいということを耳に挟んだのであります。それでこの際だから圧力鍋にしようと一大決心をしたのです。当然家人から冷たい目線を受けました。それで独り圧力鍋で毎日のようにご飯を炊きました。結果、失敗はしないのですが、炊飯器には負けているのです。たまらず電気炊飯器を買い直したという経緯があったのであります。長年の念願をここに果たしたわけであります。今は併用しておりますが、最近はいくぶん圧力鍋で炊く割合が増えているように思います。

 しかし、これで満足していては決していけないのであります。日本一の「逆上飯炊き男」になるにはまだまだ修行が足りないとは思っています。これからも飯炊きの修行は続くのであります。この謙虚さがある限りはおそらくその道を極めることになるでしょう。

 実は先週の金曜日に我が「渾身のモツ煮込み」を作ったのであります。その日は友人が訪ねてきて呑んだのですが、実はもう一品「仰天昇天マーボー豆腐」を作る予定で材料も用意してあったのですが、予定よりも早く友人がきたものですから、何はともあれビールで乾杯ということになり、途中から料理を作る気力がなくなってしまいました。もっと早く作っておけば良かったと深く反省する。ごめんなさいK2さん。
 毎日料理を作るなんてなると思っただけで発狂しそうになるけれども、発作的に料理を作るのは実に楽しいものであります。それにこれまでに絶対に見ることがなかったテレビの料理番組なども眺めるようになりました。

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