2011年5月6日金曜日

正統 中華料理屋さんのラーメンが食べたくて 市川 芙蓉亭

春の花々が終わってしまった後は、すべて新緑に蔽われてしまって、撮るべき花もなくなるのではないかと危惧していたのだが、どうもそうではないらしい。
From うろんな日々
 一時期上記の理由でカメラを持たないで散歩に出ていたが、結構目新しい花々が咲き始めているのを発見して、「悪かった、悪かった、私が悪かった。許してちょーだい」と悔悛の情を現わし、再びカメラを持ち歩くことにした。例によって花以外の余計な汚い人工物を排除するのに苦労をする。実際は自宅のごく狭い範囲を徘徊しているだけであるから、雑多な建造物が入り交じっているなかにポツンとした別世界が存在しているだけなのです。この考え方が正しいのか正しくないのかの判断はいまのところつかない。あるがままの風景をあるがままに撮影するのが正しいのではないかとも思うが。どうだろうか
From うろんな日々
 一番最初の写真はフラッシュを焚くべきだったと反省する。たんにバカチョンカメラ的にシャッターを押すだけの能力しか備えていない私でありますが、毎日のようにカメラを持ち歩いていると、それなりに考えるようであります。ならばシャッター速度とかシボリとかを勉強すればいいのにとも思うのだが、こればっかしは何度挑戦しても挫折するので、最近は極力避けるようになってしまっています。情けない。
 そこで思いついて画像ソフトを駆使して露出補正をやってみた。それが2番目の写真です。おお、これでいいじゃないですか。1番目の写真を出さなければ、何をやったかはわかりませんね。ただいちいちこんな修正をやるのは限りなく面倒なだけであります。
 しかし、それにしてもバカチョンカメラから離れようとすると極端に難しくなるのがカメラなんですね。やはりいくらデジカメが普及して素人カメラマンが増えたとしても、プロはやはりプロ並みのテクニックと感性を持ち合わせているものだと思い知らされることが多い今日この頃であります。
From うろんな日々
 さて前置きが長くなりました。と書いてから、だいたいこのブログはいつも本題っていうのがあるのかという疑問がちらっと頭を掠めました。全文が前置きといったら前置きで成り立っているような気がします。まったくまとまりのない人間が醸し出す文章ですから、当たり前といったら極当然なことなのでありますが。
 本日の散歩の目的は決まっていました。それは先日花見の時に寄った中華屋さんで昼飯を食べるということであります。
 自宅周辺では、ここ10年ぐらいの間に小さな食堂が次から次へと姿を消してしまって、ラーメンや蕎麦の出前を頼むことも出来なくなっていますし、ちょっとお昼を外で食べようと思い立ってもいちいち車で出かけなくてはならない状況になっています。もともとそんなに多くの飲食店があったわけではありませんが、ここ数年はまったく無くなってしまいました。
From うろんな日々
 原因としては、小さな飲食店は相当の経営努力をしなければ、大手外食チェーンには太刀打ちできなく、淘汰されつつあったのもありますが、衰退傾向にあった小規模店舗に致命的な追い打ちをかけたのが外環道路建設のための大規模な立ち退きで要請であります。なにせ本当に大量の立ち退きでありましたので、その跡地はガラーンとしたものであります。たんなる住宅地において、住宅がなくなってしまったのですからたまりません。
 周囲には飲食店のみならず、八百屋さんも魚屋さんも肉屋さんも・・・・・ありとあらゆるお店が消えてしまいました。残っているのはスーパーが3軒とチェーン店の薬局が2軒ファミレスが1軒という惨憺たる結果となりました。時代の流れといえばそういえなくもありませんが。
From うろんな日々
 そんななかで、自宅からゆっくり歩きですと25分ほどのところに化石のような中華料理屋さんが残っていたのであります。一昔前であったら、ちょっとした街には数件は当たり前のようにあったお店であります。中華料理といっても、カレーライスもありますし、野菜炒め定食とかニラレバ炒め定食なんていうものもごく普通に提供している街角の食堂といったところでありましょうか。そこでは当然ラーメンもありますし、チャーハンもありますし、カツ丼からトンカツに煮カツ定食なんていうものもあります。トンカツが中華料理かどうかははなはだ疑問に思われますが当時の私にはなんら違和感のないものでありました。
 そのお店は格別旨いといったものではないけれども、決して不味くはないのです。そんな懐かしい正統中華料理屋さんを目指したのでした。
From うろんな日々
 最近はラーメンを食べるとなると、専門店が増えてきていまして店自体が、「オレんとこのラーメンは他とは違うかんね、君たち心して食べなさいよ」なんて妙に勘違いも甚だしく勝手に威張っている店が増えました。
 そんな中に昔ながらのスタイルで店構えも決して目立たずに、しかも家族中心でやっているらしくそのチームワークも微笑ましいものがあります。以前は「汚い店ほどおいしい」なんてとんでもない迷信がはやった?ことがありましたが、私から言わせると、汚い店は、もうそれだけで不味いと思っており、このお店はいついっても小綺麗に掃除が行き届き、飛び散った油でギトギトなんてことは決してありません。この清潔感だけで好印象を持ってしまいます。
From うろんな日々
 妻はタンメン、そして私は広東面を頼みました。そしてもう一品ニラレバ炒めを単品で頼みました。麺類も食べたかったのですが、この芙蓉亭のニラレバ炒めも食べたかったのであります。ウン十年前にまだサラリーマンをやっていた頃に時々この店にひっかかってはニラレバ炒めにビールというものを引っかけてから自宅に帰ったことがありました。その時の味が忘れられなくて注文したわけであります。味は思っていたほどのこともありませんでしたし、ニラレバというには当時のニラの量からすれば少なかったような気がします。私の記憶違いなのかも知れませんが。ただ麺類の上に載っている野菜量もかなり多くて、それにニラレバ炒めのニラの量こそ少なかったが野菜の量が多くて久しぶりに大量の野菜を食べたという満足感に浸れました。

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