2011年8月12日金曜日

小さな旅の空の下で 道の駅かつらにて 2

「ゆうべさあ、お父さんが寝てからさ、会社からの持ち込みの仕事をしていたら、娘から電話があってね、しばらく話をしてから、窓を閉めて寝ようとしたけど、暑くて眠れないのよ。しょうがないからエアコンをしばらくかけて室内を充分に冷やしてから、やっと寝られたのよ。」

「ふーん、そうなんだ、昨夜は俺、ヘロヘロに疲れていたからさぁ、いつのまにか熟睡してしまって、何にも知らなかったよ。それで娘は元気だったかい・・・」

「あ、そうだ、長男に電話して庭木に忘れずに水をやるようにいってくれ」

「それなら、さっき終わったってメールがきてたから大丈夫よ」

 車中泊の旅にカーナビと携帯電話とパソコンが加わったおかげでその利便性は飛躍的に向上した事を感じる。それに加えて、この春にサブバッテリーを加えたので更に便利になったのです。ほとんどの家電製品が使えるようにもなりました。別に他の家電が特別必要とは思われないので、今のところは持ち込むことはしていない。余計なものは極力持ち込まないことです、邪魔にもなりますからね。
 それでもそのサブバッテリーからLEDランプの電源を取りますからエンジンをかけなくてもかなりの明るさを長時間得ることができ、ちょっとした書類仕事などは、なんなくこなせるようになっているのです。
 冬はそこから電気毛布をつなぎます。電気毛布の威力というのは零下の場所でこそ発揮します。まったく寒さを感じることがなく超快適であります。それにダウンのシュラフが加わりますから、もう今から冬が楽しみなのです。それにあろうことか、車中泊専用の電気コタツまで用意してあるのです。

 ん?!ちょっと待て!なんでこんなにクソ暑いのに電気毛布やコタツの話をしなければならないんだい。我慢大会じゃないんだから。

 超朝型人間の私はいつもよりはちょっと遅い目覚めだが3時半に起きだし、LEDランプを点けて、読書をして、かなり長文の作文を書いたのであります。これは日常いつもやっていることであります、自宅であればそれに仕事が加わるのですが、今回はノートパソコンを持ってきていないので仕事はやらなかったのであります。
 活字中毒気味の私にとって本がないというのは、酒がないというのに等しいぐらいの不安を覚える。もしかしたらそれ以上かも知れない。なぜならアルコールはコンビニでも手に入るが本となるとそうはいかない。特に地方で本屋を探すというのは大変なことであります。だから旅に出る前一番先に点検するのは持っていく本であります。それをなんども確認することになります。今回のように1泊2日の旅ともいえないものにでも5冊の本を用意しています。こんなもんは物理的にも読めない量なのに読める本のストックがなくなるが怖いのであります。しかし、積み込んでみると本というのは案外重く嵩張って邪魔になるものでもあるのです。こういうものは早く電子書籍が一般化してiPhoneあたりに何万冊と入る時代に早くなって欲しいものだと強く思います。

 これまで何年もかけて自宅にいるときとほとんど変わらない仕事ができる環境をコツコツと整えてきました。ほとんどのエネルギーをこれに費やしてきたといってもいいぐらいです。最低でも10日間ぐらいは長期滞在ができるというのを目指してやってきたのであります。実際にはまだやったことがありませんが、おそらくそれ以上の滞在も可能かと思っています。これにソーラパネルを加えれば完璧かとも思っています。
 旅にでて仕事がやれるのは、仕事をやろうと強く決意をした場合に限るのです。一応ノートパソコン一つ車に持ち込めば、いつでも仕事ができるような状態になり、電源さえ入れればすぐに始められます。出かける前はいつも旅先では少しは仕事をしなくてはなんて思っているのですが、そんなバグゼンとしたものでは決して仕事なんてできないこともわかっています。実際これまで短期の旅行ではやれたことがありませんから。
 その理由は旅そのものが楽しいものですから頭の中から仕事の二文字はどこかに消し飛んでしまっているのです。

 朝はいつもどおりにご基本の3点セットである飯に味噌汁に漬物のがないとどうも食べた気がしない。今回はそれにベーコンエッグが加わる。妻の朝食は基本的にパン食でありますから、このベーコンエッグは私のためにわざわざ用意したものというよりは、自分の朝食のために作ったついでにという気がしてならない。それに野菜サラダもついていたが、これもどうも怪しい。ま、食わしてもらっている身だから黙ってありがたく頂くことにする。

 食事が終わり後片付けをしていたら、寝るの使ったまるまった肌掛けの中からポータブルラジオがポロリと転げ落ちててきた。昨晩ラジオを聞きながら寝ようと思い持ち込んだのだが、そのまま力尽きて寝込んでしまったようだ。どうりで朝からいくらラジオを探しても見つからなかったわけであります。

 食事も、後片付けもすっかり終わった時点で、あらたにコーヒーを沸かして味わう。コーヒーメーカーを持ってきてもいいのだが、やはり邪魔になるので、アウトドアでは紙パックのコーヒーをもっぱら愛用している。おかげでインスタントコーヒーはまったく飲む機会がなくなってきてしまった。

さて、本日の残り時間はかなりあります。どうやって過ごすかを考えることになります。
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