2011年8月9日火曜日

小さな旅の空の下で ブルーホークス水戸黄門まつりにて



 午前中は曇空で、まだ凌ぎやすかったのだが、2時からの上市パレードが始まるころには、すっかりいつもの夏の暑さに戻っていた。何もしないで、彼らについて歩いているだけでヘトヘトヨレヨレ、ゼイゼイハアハア状態になってしまっています。

 彼らは午前中に下市というところでもパレード及び演奏を行っていたのであります。出かける前に妻は午前中の下市でのパレードもみようと強く主張していましたが、そんなことをやったらこのゼイゼイハアハアヨレヨレ男は絶対に体が持たないと判断して却下しました。これは誠に正しい判断でありまして、挙句の果てに6時から行われる河原子海岸での花火大会での演奏まで見るのだと主張していたのです。私は自分の持てる力をすべて出し切って敵の願望を断固拒否したのありました。
 もし仮に彼らの一日に付き合っていたら、このゼイゼイハアハアヨレヨガ男は自宅に帰り着く気力を失い偕楽園そばの千波湖公園あたりに日夜廃人として出没するようなことになっていたことでしょう。そうならずに無事に帰宅してこうやってブログを書けてヨカッタと独りそっと胸をなで下ろしているのでした。

 パレードの合間に数カ所で演技を行いますが、どこでやるかという情報がまったくないので事前に場所を確保するということができない。気がついたら演奏が始まっており、この人混みのなかで、いくら図々しい私でもかき分けかき分け最前線にでていくことができない。途中からブルーホークスの演奏を撮ることを諦めて周囲の人々を撮ることにした。
 私が撮影に失敗しても、洗高応援隊の管理人のSさんご夫妻がしっかりと撮影してくれていますから安心であります。Sさんご夫妻は朝の下市のパレードから上市そして夕方の河原子海岸での花火大会の演奏までしっかり撮影しているのであります。頭が下がります。その安心感があるので、私のどこかに何も全部観なくても後でSさんご夫妻のDVDを観ればいいやとついつい思ってしまうのでありました。

 多分にして親の贔屓目もあるのでしょうが、それを差し引いてもブルーホークスには人々を感動させ元気づける何物かがあります。仮に水戸黄門パレードにブルーホークスやそのOBで組織するきよみつバンドの存在がなければ、まったく締りのないものになってしまうと感じました。圧倒的な演奏と演技力は群を抜いているものがあります。マーチングバンドですから、行進にはバッチリフィットしているのです。彼らの一団が姿を現して近づいてくるとオーラさえ感じることができます。

 熱く感動的な長いパレードが終わってゼイゼイハアハアヨレヨレ男の頭の中を支配しているのは、早く汗を流してチメターーイビールをうぐうぐと呑むことだけなっていたのでありました。

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