2012年5月7日月曜日

究極の安楽椅子購入

結局ゴールディンウイークにフサワシイと思われることを何一つやらないまま、普段とまったく変わらない生活のまま終わってしまおうとしています。たぶん簡単に終わってしまいますね、この流れでは。そしていつもと変わらない月曜日の朝を迎えることになるのです。

「ねえ、お父さんどこかへいかないの?」
「どこかってどこだよ」
「だからさ○○○とか、△△△とかにさ、連れてってよ」

なんていう会話が我が家から失われてから久しい。子供たちはそれぞれの黄金週間を楽しんでいるようで、最近威厳というものをまったく失ってしまった私には一向に近寄ろうとはしない。
もっとも数年前まではそのまったく逆でゴールディンウイークだろうが夏休みだろうが、そんなもんはまったく無視して旅していた不良オヤジであったのだから、近年にわかニート親父になったからといって、それを淋しいだなんていってはいけないのだ。そんなワガママは決して許されないのだと強く心に言い聞かせて独り強く生きていく決意をしている今日この頃なわけなのであります。はい。

連休中は、いつもどおりに家には閉じこもってはいたけど、ネットで、ちまちまと買い物を続けたことを思い出した。
買い物というのは買うまではワクワクドキドキするけれども商品を手に入れてしまった後は、それらのモノが昔から自分のモノであったように思われ、買うまでのアソレナリンいっぱいの興奮はどこかへ吹き飛んでしまっているものなのであります。

そして、たぶん心のどこかに旅に出なかったのだからこれぐらいは許されるのではないかなんて思いがどこかにあったのかも知れませんね。
私がいつも実行している旅は、いくら車中泊中心の貧乏旅行といえども一回旅にでれば燃料費やなんやかやで最低でも2,3万円程度は飛んでしまうのでそれを思えば、今回の出費はかなり安い買い物と呼ぶ一種のレジャーではないかと必死に言い訳しているのであります。

それでなにもなかった私の連休中の最後の買い物は以下の2点であります。

これまで座り続けていた椅子は友人にいただいたもので、すでに10年以上使っていて、かなりヘタってきていたが、別に座るのに支障がないし、それなりに愛着が湧いてきているから急いで交換しようとという気にはなれなかった。
ただ私のように座り仕事をするものにとっては椅子はかなり重要な位置を締めるアイテムであることは確かで、いつの間にかAmazonの自分のほしい物リストにはすでに椅子が5脚ほど登録してあったのだ。
また家具屋さんなどに立ち寄った際にはどんな椅子陳列されているのかどうしても気になってしまい必ず椅子と机のコーナーに立ち寄り、その座り心地を確かめるのが習慣化していたのであります。
椅子というのは自分にとっては重要なアイテムだと認識はしていても、現在座っている椅子が座れないほどに壊れてしまわない限りにおいては、今すぐ欲しい、どうしても欲しい絶対に、何が何でも手に入れたいなんてことにはならないわけであります。
そこでこのたびは長年の夢であった椅子を新調しようと決意したわけであります。そこで連休の谷間に注文をしたら後半の連休初日の夕刻に大きな荷物が運び込まれたのであります。

この状況はあまりよろしくないのであります。はっきりいって、かなりまずい状況であります。
連休中にかなりの荷物が運送屋が運んできまして、一日3回の日すらあったのです。間のわるいことに長男なんかも小物をちょこちょこ買っているらしく、その荷物も重なることになり、その応対にでるのは必然的に休暇中である妻になってしまったのであります。
普段の日の荷物の受取のほとんどは私の役目であって、人知れず誰にも知られることなくこっそりと買い物ができるのでありますが、そんなことをひとつも計算にいれることなく、ただ衝動の赴くままに[買い物カートにいれる]ボタンを押してしまったのでありました。

おかしなことであります。何かワタクシ悪いことでもしているのでしょうか。人様から後ろ指指されるようなことをいたしておるのでしょうか。自分のカードで自分のお小遣いの範囲内でほんのちょっとした小物を数点買い入れただけなのになんでそんなにコソコソするのでしょうか。
ちょうど晩酌をしている時間だったので玄関ホールにかなり大きな段ボールの箱とそれよりはちょっと小さめな箱が重ねられて置かれてあります。

我が家の玄関にはそぐわないそのかなり大きな段ボール箱が話題に登ることはなくいつもと変わらない平穏な晩酌は進んでいきます。呑み始めのころは、明日じっくりと組み立てようと思っていたのですが、しかし、どうしても気になってしまいます。

「どうしても気になってしまいます。」なんて書いている間にすでにハサミを右手に持ち段ボールを開けて荷物を取り出していました。最初は小さなオットマンを組み立てました。これは構造も簡単ですから、組立も簡単でありました。
椅子の方は少しだけ妻に手伝ってもらったのですが、どうしても背もたれを合体させることができない。二人で本気でやってもボルトが短くて組み合わせることができないのであります。
晩酌の途中ですから、ちょちょいと椅子を組み立て終わったら続きをやろうなんて思っていたのですが、もうそんな思いはどこかに飛んでいってしまい、妻と二人で本気モードに突入してしまってしばらくしましたら、「もしかして、これ肘掛けの右左が逆なんじゃない」って妻が言い始めました。図面と思えるようなA4の紙にはそんなことはひとつも書かれていないし、肘掛けの部品にも右だの左だの表記は一切ありません。だから最初から何も考えずに取り付けたのでした。よく見ると内側の形状と外側の形状は少しだけ違って見えます。ここは素直に妻の言い分に従うほうが得策だと判断し、左右両方の肘掛けの部分を解体して、左右反対にして組み直した。
それで背もたれの部品を入れたらなんとピッタリと収まるではないですか。本来ならメデタシメデタシとなるのですが、
どうもあの妻の得意気な顔、してやったりの顔を見ると、どうも素直には喜べないのでありました。

ここまでまたひとつ、親父の威厳というものが失墜してしまったわけであります。

ようやく完成した椅子にしょうがないので一番最初に妻を座らしてやりました。そうでもしないと、いつまの自分の手柄を鼻にかけられそうだったのであります。
次に私ということで座りました。なかなか良いすわり心地であります。そこで酔も手伝ってよせばいいのに、背もたれを思いっきり倒してロックしたのです。さあそれからが大変です。かなり無理して後ろに倒してロックしたものですから、いくらレバーを押してロックを外そうとしてもダメなのであります。
椅子に座って背もたれに背中をつければいつもひっくり返った状態になってしまいます。椅子の上で仮眠をとるにはいいのですけれども、この姿勢でパソコン作業をするのはかなりシンドいです。
元に戻そうと何度か試みたのですが、結局次の日の夜まで戻ることがなかったのです。だからパソコンをやろうとこの椅子に座ると自然と睡魔が襲ってくる形になっているものですから、そのまま寝てしまって次の日の一日は椅子に座ったまま寝て過ごしてしまいました。これこそ究極の安楽椅子でありました。
翌朝の夜になりまして、あれほど悪戦苦闘しても外れなかったロックがなんかの弾みで外れまして普通の椅子に戻ったわけであります。

メデタシメデタシ

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