2012年8月16日木曜日

私の移動する狭小住宅

一見すると普通の車のように見えますけども、それは私の居間・食堂・寝室・仕事場を兼ねる動く狭小住宅なのであります。以前は折りたたみ椅子とかタープとかテントなんかを持ち運んでいましたが車の椅子ほど座り心地がいいものはないと思いそのようなものは持ち歩かなくなりました。
またこの車は運転席から3列目のシートまで倒すと真っ平になってかなり広い空間が出現するのです。滅多にそんな面倒なことはやりません。全部のドアを開け放して風通しを良くして外にいるような気分を味わいます。ドア閉めればすぐに出発できる気軽さが好きであります。荷物も最小限にしてありますから軽いです。軽いですからスピードも普通に出ます。

 写真奥の方に見えるのが、きちんとした水栓トイレなのです。最強のクーラボックスも積んでいますが、通常はコンビニやスーパーが私の冷蔵庫であります。そこには常に冷たいビールが私の為に用意されています。お風呂は日帰り温泉という贅沢さです。自宅ではのんびりと風呂に入るなんていう考えはありませんが、一旦旅にでると毎日温泉に入ります。しかも毎日のように違う温泉に入るのです。洗濯機はコインランドリーであります。以前は地方に行くとコインランドリーがなかなかなくてオートキャンプ場を探して、管理人に交渉してコインランドリーだけを使わせてもらっていました。最近はちょっとしたところにもコインランドリーを見つけることができますので、ひとつも困ることはありません。現金が足りなくなったらどうするかって、私はネットバンクを利用していますので、郵便局・ファミリーマート・セブンイレブンを使用すれば出し入れが無料であります。他にクレジットカードもありますから困ることは無いですね。

 ひとつの場所に飽きたら移動して気に入った場所を探します。その場所が気に入ったら飽きるまで同じ場所に居座ります。その時は同じ温泉に入り続けるしかありませんけれども。気に入った場所というのは、当然温泉も気に入ることになりますから別に不都合はありません。

 写真の場所は山の中ですが、意外にもWi-Fiがばっちり入るのであります。電話・テレビ・インターネットが完備しています。そうそう特筆すべきは冷暖房までついているのです。(車だから当たり前か)ただ夏の間は高度の高い涼しい場所を狙って行きますので滞在中は冷房を使うことはありません。暖房は電気毛布を使います。これを敷いて床暖房にするとかなり暖かいです。寝る時はダウンの寝袋と電気毛布を併用すると汗を掻くほどであります。
 大好きな音楽はiPhoneとパソコンに5万曲入れてあります。車のラジオとは別にもう一台ラジオを積み込みます。車のラジオやステレオはエンジンをかけてないと稼働しないので電池でも聞けるようにしています。音楽を聞くためだけにエンジンを始動するなんてガソリンが勿体無いじゃないですか。

 だから理論上どこででも仕事ができるはずなのです。自分でもいつもその気持ちになってノートパソコンなんかも積み込むのですが、あまりにもその放浪生活が楽しくてとても仕事なんかやる気持ちになれません。以前はパソコンを開かないとメールのチェックはできなかったのですが、今はiPhoneに他のメールアドレスも集約しているので開かないでも済むようになっています。いいんだか悪いんだかこのあたりは良くわからないところであります。

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