2012年9月7日金曜日

私だけの理想郷 その6


 今月になって「私だけの理想郷」を何気なく書き続けてきた。そしてもう息切れを起こしてしまっている。その顛末を「結局、現在自分の住んでいるところが理想郷なのです。」なんていう「青い鳥」のような結末には決して持って行きたくないものだと思っています。ただ圧倒的に力が無いからその安易な結末が一番いいかなとも思ってしまっています。

 私は田んぼよりも畑のほうが好きです。と書くと余程農業が好きなんだなと思われかねませんが、それほど農業が好きだとはいえません。
 本当に農業が好きなら自分の近くに貸し農園がたくさんあるので、それを借りて家庭菜園をすでにやっていたと思うのです。それも考えないことも無かったのですが、必死にそれをやったとしても、どうも自分の中で家庭菜園に面白さを感じることはないだろうなと思ったのです。
 私の判断基準は実に単純でありまして、やって面白いか面白く無いかだけなのであります。

 早朝の散歩をしていると、毎日毎日出勤前のサラリーマンと思われるお父さんが一心不乱に土いじりをしている姿をみかけます。その畑は当然他の区画とは一線を画しています。こういう人こそ本格的に農業をやれば幸福になるのだろうと心から思ってしまいます。

それと比較しますと、私の畑を見る条件は明らかに違います。上の写真はクリックして大きくして見ますと。右の木々の上にアンテナが見えます。そうです携帯電話の基地局であります。しかも2本も立っているのです。ひとつはdocomoでしょう。もうひとつはauかsoftbankなのでしょう。この畑では無線Wi-Fiがびゃんびゃん使えるということであります。それにこのあたりの人がそれほど頻繁に無線Wi-Fiを使うとは到底思われないのでいつもガラ空きの通信を使えるということが予測できます。このあたりの目の付け所がプロの農業者と違うところであります。
 この畑は現在山椒の木を植えてあるそうなのですが、どこに植えられているかは雑草が多くてわかりません。義弟はこの荒地に山椒を植えて幾ばくかの収益につなげようとしたのだそうですが、この目論見は見事に失敗しています。何故かといいますと、関東や東北では山椒を料理に使うという文化が希薄なのであります。山椒を使うといってもせいぜいうなぎの蒲焼にかける粉山椒ぐらいのものであります。それに山へいけば野生の山椒って結構みかけるのであります。秋田で百姓の真似事をやっている時に地元の人に教えられて結構山椒の木って多いと知ったのであります。それを切り出してきてスリコギを作って売りだしてはどうだろうかという話もでたのですがそれもそれほど面白そうではなかったので立ち消えになってしまいました。
 この畑はかなり広大です。土いじりを少しでもやった人ならわかると思いますが、たとえ40坪ほどの畑でも真剣にやろうと思ったらかなり大変です。特に機械力に頼らないとなると・・・・・。で、そこから上がる収益なんてものは話になりません。ここは少なく見積もっても300坪いやそれ以上の広さだと思います。ここで真剣に農業をやろうとしても無理です。農機具に金をかけて燃料に金をかけ肥料に金をかけ苗や種に金をかけ、指の骨が透けて見えるほど働いても収益はひとつもあがらないと思います。
 世の中というものは昔からそういう仕組になっているのです。私の話は間違っているかも知れません。やりようによってはやっていけると思っている人もいるかとも思うし、実際成功している人もいると思います。ただ現実の自分を重ね合わせて考えれば農業という単独の事業はなりたたないと思うのであります。

 自分の中でもどうやればいいのかはさっぱりわかりません。しかし、この畑の通信環境は抜群なのであります。自分でもバカな事をいっているなと思いますが、結構面白いのではないかと思うのです。ただそれだけなのですが。
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