2013年3月7日木曜日

秘技 圧力鍋でのご飯の炊き方

昨日もかなり暖かかったですが、今日はもっともっと暖かいようであります。どうも中途半端なところに住んでいるせいか寒さに対する恐れが極端に高いような気がします。これが積雪5メートルなんてところに住んでいれば諦めが先にたって暖かいだの寒いだのと毎日気にしないような気もします。いずれにしても春が待ち遠しいですよね。

 夕べの5時頃になにか夕ごはんを作らなければと、重い心を引きずって台所にいって力の入らない手で冷蔵庫に何が入っているのかと思って開けてみたら、大量のモヤシとキャベツと鳥のムネ肉が入っていた。

 次男が今日は休みで家にいるのを思いだした。こんなにたくさんの食材を買い込んできているというのは何か夕食をつくるということなのだろうと勝手に判断してほくそ笑んだ。
 こうなると話は簡単であります。私も本日の夕食作りに参加したという証拠を少しだけ残せばいいのですから。

 そこで、ご飯を圧力鍋で炊いて、豆腐とわかめの味噌汁だけを作っておいた。時々食事作りがたまらなく嫌になるのですが、ご飯を圧力鍋で炊くという行為だけは不思議と嫌にならないのです。これは一日3回やってもいいなと思うくらいであります。

 圧力鍋だろうが、電気炊飯器だろうが米を研いで水に浸けて置く時間は最低でも20分以上、できれば3時間ほど浸けておけば絶対に失敗はない。
 圧力鍋の場合の水の量は基本的に米1合に対して水1合であります。厳密にいえばその量よりも水は少なめにしたほうがいい。なぜなら米を研いだ時点でかなりの水を米が吸ってしまっているからであります。これはその時々の米の状態にもよります。
 羽釜で炊くときは「初めちょろちょろ中パッパ赤子泣いても蓋とるな」なんていう言い伝えがありまして、キャンプなどにいった時に鍋でごはんを炊くときはそのようにすると失敗はありません。
 圧力鍋でのやりかたは羽釜でのやり方とはまったく違います。最初から強火で一気に圧力をあげて炊いていきます。圧力が目一杯かかった状態でとろ火もしくは蛍火にして5分から6分で火を止めます。後は蒸らしですが圧力が下がるまで待てばそれで出来上がりであります。
 しかし、ここで安心してはいけません。蓋を取って天地返しをして余分な水分を逃してやることが大事なのです。私はこの時点で電気炊飯器にご飯を移して保温にします。ここまでやると考えられないほどのおいしいご飯が食べられるわけであります。余分な水分を逃してやるという技にたどり着くまでかなりの時間がかかったことは確かであります。だから標題にあえて「秘技」とつけたのであります。

 ますはご飯と味噌汁だけ作ったので、そのまま仕事に戻った。間もなくして次男が台所に降りてきて何やらゴソゴソやっている、ひと仕事を終えてそのまま晩酌の時間に突入していったら、そこにはモヤシを中心にした大量の鶏肉野菜炒めが登場した。大量のと形容したが、それは俺の発想にないほどの大皿に山盛りのシロモノであったのであります。なかなかわかりやすくて元気がある料理で感心してしまった。若いということはいいことだと妙なところで感心してしまった。

 ということで、今週の夕食作りは残すところ後2日さえ凌げば良いことになった。メデタシメデタシ

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