2013年11月6日水曜日

一陣の突風にガラスマントをまとった又三郎をみた

アルミサッシの掃き出しの大窓の外に、今朝ほど干した洗濯物が一陣の風に激しく揺れだしたのを見て、ガラスマントをまとった又三郎がやってきたのかと思った。空はどこまでも青く晴れ上がっていました。
なんていう風に書いて見たかったかったのですが、それ以上はのことは文才がないので書けません。でもその風が収まると同時に急激に温度は下がっていったのです。日が陰ってきたのをようやく気がついて、慌てて洗濯物を取り込みました。全身が筋肉痛でありまして、特にふくらはぎなどは突き刺すような痛みすら感じます。
ここのところ思いついたように犬を連れて散歩をしているのですが、ついつい調子に乗って無理をしたつけが回ってきているのであります。こりゃあ治るまで相当の時間を覚悟しなければいけないなと・・・・。
季節は一目散に冬に向って転がり始めましたね。雪さえ降らなければ、この時期の車中泊の旅は結構好きであります。北風に舞う枯葉は戯れるように輪舞曲(ロンド)を奏でながら渦を巻き落下してきます。
秋の日暮れは突然にやってきます。早め早めに買い物をし、温泉に入り、一夜の寝倉をきめて早いとこ居座ってしまわないといけません。
心細いランタンの光の下で、のんびりと晩酌をします。秋の夜長とは良くいったもので、かなり酔っ払ってきたかなと自覚して時計を探してみると、まだ8時まえだったりします。
それ以上起きていてもやることもないので、暖かダウンのシェラフに潜り込み読書などをを決め込むのだが、ものの10分もしないうちに深い眠りに落ち込んでいきます。

案外旅している時の酒量は少ないものであります。早く寝てしまえば当然起きだした時は深い闇の中です。それ以上寝ることもできないので、そのままパソコンに向かったり読書をしたりしながら夜の白むのを待つことになります。
藤村じゃないけれど、いつも「夜明け前」という題名が心に浮かんできます。旅している中で一番好きな時間帯が、夜の闇が少しずつ白んでいくところから、山の稜線上に強い橙色のはっきりとした意思を持った陽の光を認める時までであります。そこからは信じられないほどの速さで一気呵成といった感じで夜があけていきます。
それは日常の生活の中では、一切味わうことのない感動であります。

何日かまえに「旅にでないで、思いでに耽るようになった」ような事を書いたけど、旅ってそれをやっているときは何も書けないのだということを知っています。あまりにも生々しくて文章にならないのです。そうすると自然旅の記録と安食堂の紹介記事のようになってしまうのであります。

やはり旅の思い出というものは自分のなかでゆっくり時間をかけて醸成させ熟成させていく必要があるのではないかと思うようになってきています。
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