2015年6月3日水曜日

「シアワセーって、なんだっけ、なんだっけ」

川をひとつ越えれば、そこは東京なのですが、ここ数年の間ついぞ足を踏み入れることはなかった。そのきらびやかと云われる街は、老いた田舎者にとってはいささかまぶしすぎて、まったく縁のない場所だと、はなから思い込んでいた。いや、無理やり思い込もうとしていたのかも知れません。

その昔に長年通いつめた総武線から中央線であったら、そんな田舎者にとっても少しは心に余裕というものが見られたのだろうが、複雑怪奇な京成線および地下鉄浅草線なるものを使わなくてはならなかった。緊張につつまれながらも2度ほど近くにいる乗客に確認しながら、青砥駅で乗換えて本所吾妻橋駅に降り立った。おそらくこの駅にきたのははじめての事だと思う。

いつものニート生活とは違った日常に、最初は心も体もためらいがちではあったが、家路につく頃にはすっかりと落ち着き払っていた。まるでそれはいつもやっているような感覚になってしまっていた。
なんでこれまで、ニート生活から抜けだそうとも思わなかったのかと不思議な気持ちに襲われた。人なんていうのはそんなもんで、それほど深い根拠があるわけではないのだと思った。

自宅に戻ってすぐさまにPCの前にへばりついた。早朝からおこなっていたサイトの大改造は途中で挫折したままになっていたのだから、気になって仕方がなかったのだ。
これまで散々やってきて動作しなかったものが、時間を空けたからといって、動作するほど甘いモノではないこの世界。
肉体的な疲労のせいも重なって、辛抱できずにこれまでのソースを全部破棄してまた最初から作りなおしてしまった。どうやら第一関門はなんとか通過したようで、ほっと胸をなでおろす。

お金はないけど、時間と労力だけは余るほどあるので、途中で妥協すること無く自分が納得するまで作りこむというのが、最近の方針であります。わからなかったら、作業を中断して徹底して調査してみる。
こんな仕事のやり方が実践できるなんて、なんて幸福な自分なんだろうと心から感謝してしまう。

以前にサンマがポン酢醤油のCMでがなっていた
「シアワセーって、なんだっけ、なんだっけ」
というフレーズがエンドレスで頭のなかを駆けまわっていた。
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