2015年6月6日土曜日

批判や批評がこわくてサイトなんか構築できるか

自分の会社のサイト、もうなんど造り直しをしただろうか自分でも覚えていないぐらいであります。
これって、シーシュポスの神話のごとくではないよねと、さかんに自分にいい聞かせてはいるのですが、さすがにこれだけ造っては壊しを繰り返してくるといささか心細くなってきます。

それでも、どうにかこうにか完成形に近づいてきました。しかし、この時が一番苦しい時だと気がつきました。いつもこのブログに疲れたとか、マイッタとかと愚痴が盛んにでてくるのは決まってあと一歩でリリースできるという状態の時です。
具体的に完成形に近づいていない時は、なんの邪心ももたずただヒタスラにコードを書いています。と、いうよりも少しでも手を動かさなければひとつも形にはなりませんから。
だからしゃにむにキーボードを叩き続けます。そこには少しも邪(よこしま)な心が入り込む隙もないので、ある意味心地よい疲労が残るだけであります。

ところが、おぼろげながら完成形がみえてきた途端に、気が緩んでしまうというのか、早くリリースしたいという焦りの心がでてくるのか、双方の心理が折り重なってあたかも金縛りにあったように急に作業が進まなくなってしまうのであります。
本当は厳密な工程管理をやっていればこんなこともないとは思うのですが、そこまで大規模なサイトを構築しているわけでもないし、たぶんにして個人的な実験の要素が強いものですから、場当たり的な曖昧な工程で進めてしまっているので、その部分が間違いのもとだとは思っているのですけれども。

ずーっと同じ仕事に縛られているというのも、結構つらいものがあります。他にもやらなければならないことや、やりたいことが山のようにあるのです。ずるずるやっていてもしょうがないなと決意しまして、とうとう2夜連続して徹夜をしてしまいました。もちろんこの歳ではかなり無理がありますので、途中でうたた寝をしたりしながらではありますけれども。
そして、今朝の3時頃になんとかリリースできるなというレベルまでは持っていきました。でもそれは程度の問題で、錯覚といえばそういうレベルにも見えてきます。こういう作業は答えのないものでありますから、気にしだしたら際限のないものになっていってしまいます。
それでも疲れ果てているものですから、それ以上の作業の続行を断念して、会社のお偉方の判断を待つことにしました。
もっともどう判断されようとも関係ないことですけど。だって実際に汗かいて努力したのは私ですから。


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