2015年8月24日月曜日

旅 その4 現代版の移動する湯治か

「車中泊での旅」っていうのは、一応「旅」とはついていますが基本的には車中生活者の延長のようなものであります。だから基本、なにも考えることはないし、準備だってする必要はないのです。

普通に旅をするとなれば、着替えから、宿泊地、交通手段等々のことを事前に調査し、それなりの準備をしなければならないのですが、極端なはなし、体一つで車に乗り込んでしまえば10日間ぐらいの旅であればそれで済んでしまいます。この手軽さが私のようなズボラな人間を旅に駆り立てる要因のひとつでもあります。

着替えがなければ、どこへ行っても見慣れた洋品店がありますし、何か道具が欲しければ大型電気店もありますし、腹が減ったら食堂に入るか、スーパーマーケットに立ち寄ればほとんどのことが間に合ってしまいます。

なによりも、毎晩の寝床を心配する必要がないというのが気に入っているのです。なにせ冷暖房完備ですから快適に眠ることができます。気に入った場所があればそこで晩酌をしてそのまま寝てしまえばそのまま素敵な朝を向かえることができるわけであります。

温泉は毎日違う温泉に入ることができます。基本自炊生活ですから考えてみれば、現代版の移動する湯治のようなものであります。

最近は日帰り温泉の中にコインランドリーを設置してあるところもありますから、温泉に入るまえに洗濯物を放り込んでおけば無駄なく時間が使えるというわけであります。
今回は1週間の旅でありましたら、途中の米子市の日帰り温泉に併設してあったコインランドリーを一度だけ使って洗濯をしました。私が車中泊での放浪旅をやっていた時はコインランドリーは一般的はなく探すのに苦労したものですが、今はいたるところにありますから便利なのであります。

こんな事をここで暴露してもなんですが、妻はちょっとした小物の洗濯は温泉の洗い場で済まさせていたことを知って愕然としたものであります。場所によって「洗濯をしてはいけません」とか「白髪染めをしてはいけません」などと注意書きしてあるところだってあるのですから。マイッタナ

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