最近は思いの外心が鬱(ふさ)いでしまって、ブログを書く気力もなく虚ろに過ごしていた。こんな毎日ではいけないと思い散歩にでかけたら思いがけずハッとするような花が咲いていた。桜じゃないかなと思うけど自信はない。
東北はまだまだ寒くてせっかく避難したのに凍死している人もたくさんいるという。せめてもっと早く暖かくなってくれと自然頼みになってしまう情けなさ。ガンバレなんて私にはいえない。充分過ぎるぐらいにガンバッテいるんだもの。ただなんとか生き延びて欲しいと祈るだけだ。
救援物資がたくさん運ばれているけど、いまだそれを必要とされている避難所に届かないという。私がここでおろおろしても始まらないのだけれども。これまで信じていた多くのことが、この震災後に根底からくつがえされたような気がする。
またあの危険な場所に住まわせるつもりなのだろうか、また何年かしたら同じ悲劇を繰り返させるのだろうか。1ヶ月近くになるのに、なんの指針もでてこない。もう2度とこんな酷い目に遭わせてはいけないような気がする。もっと安全で安心な街を安全で安心な場所を切り開いて最初から作り直したほうがいいと思うけど、それは到底無理なことなのだろうか。津波の押し寄せてきた場所は政府が買い上げればいいのだ。そして高台の場所にあらたな街を造成して提供すればいいのだ。
いつ、辛夷(コブシ)咲く北国の春へ平穏な心で訪れることができるのだろうか。
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