ラベル 山登り の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 山登り の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年8月5日月曜日

山メシに悩んだあの頃、じゃあ今は……!? written by Keiji

 昨日のぽーさんのブログを、暑くてけだるい午後にカミサンの実家で読んでいた。スイカと果樹、キャンプと旅、そして一番いいところ観察しているなと思った、山好きの食事の記述。ゲッ! と思わず、面白いをクリックしていた。スイカも甘かった~です。その山の食事をズバッと書かれてしまったので、正直に白状(書く)します。簡素という文字がぴったり、簡単気軽に時間もかからず、でも、山の食事を知らない人が見たら。それだけなの?と疑問に思い頭に?????ぐらいのハテナがつくはずだ。

40年ほど前の山へ行った時の食事の話。また、そんな過去のことかって思うでしょうが、60年~80年初頭の頃の山は若者で溢れ、中高年の登山者はまれだったんだ。この頃、私は友人3人と社会人山岳会に入っていた。20人ぐらいの会。当時は、3人寄れば山岳会と比喩された。夏には長期間の合宿がどこの会でもあり7~10日間ほど、もっと長く会員が入れかわりひと夏、などと合宿する会もあった。私達の会は、学生と社会人の混成の会。会長をはじめ4人の社会人、私達は金はないが時間はたっぷりある4人パーティ。長野県大町市から黒部ダムの下降路から黒部川へ。ダムには黒部川沿いに登山道があるので道が整備されている。上流は上廊下(かみのろうか)、下流は下廊下(しものろうか)と呼ばれている、どちらかというとベテラン向きのコースかな。会の山登りのスタイルは岩登りがメイン。岩壁を登攀(とうはん)して自己満足と達成感を味わう会だった。今回の合宿の目標は黒部川沿いにある、別山近くにある大タテカビン(不思議な名)と呼ばれる岩壁だった。ここを選んだ理由は、谷川岳・剱岳・穂高岳などの有名な山はほとんど登られ、ハクを付け、会の実力を示すため、まだ誰も気づいていない山域のこの場所を選んだ。バリエーションルートってやつネ。初日は内蔵助平の出会いでキャンプ。ここでの食事は豪華だった。味噌に漬けた(腐らないよう)牛肉を焼き、黒部川で冷やしたワインなどだった。翌日は2班に分かれて壁に登り、どちらの班も事故なくベースキャンプに下りた。この日の食事もなかなかだったが、メニューは思い出せない。焚き火を囲んで、充実感で皆が高揚していた。社会人メンバーは仕事があるので帰路へ。暇あり、金なしの学生組は翌日から雪渓を登り、立山~槍ヶ岳~穂高岳への縦走を計画した。期間は何日になるかは、おおよそで5泊ぐらいか? 適当だった。岩登りと違い歩くだけだから、と思っていたのだ。

2歳上の先輩4人で早朝にベースを出て、真砂沢の雪渓を登る。その時、メンバーのYのパック(ザック)には昨夜残った、25センチほどのチャシューが紐で吊るしてあった。中に入れるよりも、雪渓を吹く風は冷えているからと。2時間ほど登り、Yのパックを3人で見るとチャシューがなかった。皆が驚いて1時間ほど下り探したが、どこにも転がっていなかった。本人も、皆の落胆は大きかったが、しょうがないネ、でお終い。でも、これからの食料事情を考えると一番豪華な食料だった。岩登りには必要なグッズが多い、ロープ(ザイル)・ハンマー・ハーケン(独)・アックス(ピッケル)・ハーネス(安全ベルト)・ヘルメットカラビナ(ロープを通す環)など、登る時に身につけるとガチャガチャ音がするので「ガチャ」なんて呼ばれる。他にも、スプーンやフォークは武器、タバコはモク、遭難者の遺体はオロク、落石はラク・ラ~ク、危ない箇所はショッパイ、山や斜面を横切るはトラバリ、岩場で動けなくなるはミシンを踏むなどとの用語がある。この時は、4泊以上の岩登りの場合、道具は金属モノがほとんどだ。他にも雨具やツエルト(簡易テント)、ヘッドランプ、最低限の食器、ホイッスルと小さなナイフ、防寒ウエア(薄いセーター)などの装備が加わる。40Lのパックに収めるには、重さを削らなければならいモノが出る、一番の軽減が食料だった。その頃の主に食べていたのは、アルファ米というフリーズドライの白米、他にも牛飯、鶏飯などがあった。小さな肉のようなものが少しと、そのような味だった。アルファ米は独特の臭い、香りじゃない。がして、最初のうちはそれなりに食べられるが、5日目ぐらいには苦痛になることもあった。でも、食べ盛りの年齢なので考えずに食べていた。そしてもう一つの問題が、これらのドライ食品は一度加工(炊いて)してから、製品となる。そうなんです、腹もちがが良くない。消化がいいので、朝食べると2時間後ぐらいには腹が減ってくる。山用語でシャリバテと呼ぶ。また、野菜などは長期なので持ってはいけない、味噌を付けたキュウリをかじる夢を見たこともあった。たらふく食べる銀シャリなんかもネ。途中、雨に降られて2日ほど立山で停滞してから縦走を始めた。先輩と3人、腹減ったが合言葉。鷲岳を越え鳶山、薬師岳を越えてキャンプ地の薬師峠のキャンプ場に着く、そこで皆、考えた。この場所はここから他の山へ登る登山者が多いことに。はい、ゴミ捨て場(当時はあったんだ)に。ありました捨てられたり、残したりした野菜類が。私達は食べられるようなモノを集め、よ~く洗ってから見つからないように食べました。美味しくて、おいしくて、タマラナカッタ。ここで、1泊してからこの先をどうする? 縦走するか? と先輩と3人で協議する。皆の意見は一致していた、この先を行っても3~4日かかるので、下りようと。この時に食べたものは、他にもインスタントラーメン、クノールスープ、干しブドウ・バナナ・パイナップル・ピーナッツなどの日ごとに分けた子袋のレーション(行動食)、何日かは餅(重いので沢山持てない)などだった。山小屋にもある程度の菓子やインスタント品は売っていたが、金がないので買えなかった。昔のスープは今のように、子袋に分けてなかったので不便だった。粉は顆粒ではなく、すぐにダマになり味も粉ぽかった。使ったストーブ(小型コンロ)は、燃料はホワイトガソリン使用のホェーブス(小)、当時は「ブス」と呼ばれていた。調理時間は20分ほど、この頃は山に5日以上入るといつも飢えていた。家に帰ってくると、1週間ぐらいは食べても食べても満腹感がなく、食べすぎて口の横が痛くなった。今だから白状すると、バス停に下りてゴミ箱を見ると二つの弁当が。はい、臭いを嗅いでから4人で分けて食べてしまった。本当の話です。

それでは今は、4年前に雑誌のドライフードの企画で、食べて感想を書いたことがあった。パスタやリゾット、ニュメン、梅ワカメご飯などだった。どれもシャレたパーケージで食べてみた感想は、やや塩辛いが旨い~だ。塩分が多いのは山では塩分補給も大切だからと感じた。ドライフードの種類も多い、おにぎりやウナギ茶漬け、おこげスープなどなど、どれもお湯を注げば数分でできるものばかりだ。味も昔のようにイヤな臭いもしない、全てが、そのような風味に仕上がっていた。行動食も高カロリーのモノが何種類もある。ぽーさんが書いていたように、長期間の保存ができるので災害時にも最適だ。でも一つ気になることは、価格が高いということか。登山用具店で売られているドライフードは、押しなべて高価だ。今、スーパーでも同じようなドライフードやレトルト製品などが数多く売られている、その中から山にあった食品を選ぶのがいいかも? 私は日帰りや1泊程度の山なら、コンビニを利用している。おにぎりや小さなカップ麺、甘い菓子パン、レトルト食品などを買うことが多い。今の山小屋は生ビールや生ケーキ、焼き鳥、煮込みなどとメニューも豊富。個室にベットの部屋もある。時代が変わるっていいと思うが、やっぱりお金がないとネ!? また、簡単飯は山好き以外、渓流釣り好きも簡単に済ますことが多い(こちらは釣り時間が大切だから)。でも、山から下りてきて、テントを張り30分ほどで飯も終わり、近くのキャンパーの焚き火の網からいい香りがすると、本当にうらやましくてしょうがなかった。ぽーさんの文章で思い出した山メシの話でした。ちと湿気の含んだ風が吹く日です。

written by Keiji

2013年8月3日土曜日

富士山がブームだけど!? written by Keiji

  前にも少し書いたが、今回も富士山のことを書きます。今回のネームは真面目にです。じゃあ、今までのは不真面目だったのかと、問われれば、そんなことはない。読んで、写真を見た方の個人個人の気持ち(感性・個性)のことだから。今年、世界文化遺産に登録されてから、富士山はその後、多くの登山者、観光客が押し寄せている。押し寄せるという表現が、賑わうよりも適切な気がする。でも、富士山を登る。は、今年始まったことじゃない。山好きの女子「山ガール」軽い響きの呼び方だ。ポップ・ビビットなウエア、目立つカラーのパック(ザック)、ツバ広ボウシ、トレッキングシューズ(登山靴)など5年前ぐらいからだ。高尾山、丹沢山周辺、尾瀬などを軽く体験した20代後半~30代の女子(山ガール)。次に登りたい山は富士山だった。その頃から、ツアーバスが沢山運行していた。以前、中央高速のPで、バスから降りる多くの山ガール&バスも目撃した。皆、富士山からの夜行日帰りのバスだ。そして、今年の世界遺産、自然遺産ではなく文化遺産というのが、富士山の不幸だと思う。なぜなら、自然遺産なら立ち入り禁止や、登山規制が出来る、青森・秋田県にまたがる白神山一帯は規制がかかっている。魔法のような世界遺産という言葉・文字。地元は観光客が来て潤うので、登録を願う地方も多くある。その中で、密かにならなければいいと、思っている人もいるだろう。こんな場所を登録をされ、いきなり多くの人が来るのは嫌だ、と思う人も。しかし、絶対的な多数決で全てが決まる世の中だ。そこで、反対しても誰も聞かない。富士山に登る意味、それは登る人まちまち。当然のことだ、日本一高いから、いつも遠くから見ていたから、死ぬまでに一度登ってみたかった、世界遺産だから、友達に誘われたから、奇麗な山だから、何となくマスコミが報道してるし、などと様々な気持ちで登っているのだろう? それでは、富士山に登ってどうだったのか、数年前に登ったので感想を……。

  富士山の登山口は4つある、一番登りの時間が少ない富士宮登山口にした、その分勾配がきついとガイド本に書いてある。7月下旬、日が変わる頃、都内から高速道でクルマで走らせ、早朝4時に五合目に、クルマを止め仮眠。朝起きてみると、すでに駐車場はクルマで一杯だった。ぐっすり寝たので体調もいい。9時頃からから登り、六合目付近からは草木もなくなり、火山岩の砂礫と岩の登りが続く、多くの登山者が登っていた。人の後をついて登れば山頂か、などと思った。七合目付近から急な登りになった、ルート脇には高山病か? 寝ている人を多く見かけた。ただひたすら登るだけ、眼下を望めば景色が見られるが、それほど感動することもなかった。八合目を過ぎるとさらに急な登り、下を見ると多くの登山者が山頂を目指し登って来る。4時間30分ほどで、火口の浅間大社奥宮が祀られている、富士山は古くから信仰の山だ。

多くの登山者はここでお終いにする、が山頂(3776メートル)はここから約300メートル登り(45~1時間)、かつて測光所があった剣が峰だ。この時にここまで登る登山者は70~80パーセントぐらいだったので、山頂は比較的空いていた。山は自己満足と本人の達成感。でも、富士山に登って来たと聞いたら「剣が峰」まで行った? と私は聞いてみる、一応。下山中も登って来る登山者が多い、皆小屋で泊まるのか?午後2時40分ほどで五合目に着いた。登って下りた感想は、よほどのことがない限り二度と登りたくない。だ、これは私の感想だが、山の持つ楽しさがない、樹木や花、歩くたびに変わる景観などが富士山を登っているときにはない、登り、下りてお終いと思った山だった。富士山は登るよりも見る山だとも思う。カミサンにも聞いてみたら「ちっとも登りたいと思わない」と、きっぱり。今年の富士山は山登りができるテーマパークみたいだと思う。ここでアドバイスを、登るなら五合目で最低5時間以上過ごし、山が初めてなら泊まることをおススメする。山は逃げないが気力と体力は無くなってくる。登りたい人は、早めの決断と自己責任で楽しんで欲しい。5年前から登っていた山ガールの次の目標の山は、標高第2の南アルプス・北岳(3193メートル)と、富士山が1位なのは知っていても2位の山を知る人は少ない。自慢じゃないがこの山にも4回ほど登った。バットレスと呼ばれる岩場があり、クライマー(岩登り好き)は必ず登る山。20代から登り、50代には日帰りで登ったが、今では懐かしい思い出だ。今やそんな気力も体力もない、50代からの加齢は若い時の1年が5年ほどの気力、体力が落ちるような気がする。北岳は6月~8月には高山植物が咲き乱れ、登山者も少なく自分だけの山登りが楽しめる。富士山のように簡単には登れないが、登山経験者と登ることをおススメする。小屋で1泊すれば、よりこの山の魅力が分かるはずだ。写真は春の富士山、初春の白馬岳、黒姫山から遠望した北アルプスです。では、みんな山が待っているヨ、よい登山を楽しんで下さい。

written by Keiji

2013年8月1日木曜日

喋ったらシリーズ第2・高山植物が……!! written by Keiji

  前回の動物が喋ったらに、続き今回は高山植物。好評だったのでシリーズ第2の巻です。前回の感想を聞いてみると、(おもろいなぁ、おかしかったべさぁ、楽しかったさぁ、んだ書いてるヤツはバカそうだけど、いいのう、読んで笑ったずら)などと、全国100万人の方が感想を言っている(うそですヨ)。この方言でどこの県なのか分かった人は偉い(だからどうした)。正解は、大阪・北海道・沖縄・山形庄内地方・長野県安曇野と伊豆周辺)でした。タイトルにあるように、今回は高山植物に聞いてみただ。厳しく、激しい自然の中で毎年、可憐な花を咲かせ登山者を勇気続け、感動を与えてくれている(花にはそんな気もないと思うが)。オッとその前に真面目な話を、先日おきた中央アルプスの遭難のこと。韓国から来た山好きの人達だけど、一つで20人パーティは多すぎだ。3~4班に分けて、各班ごとにリーダーを決めて登るのが基本。20人というと体力・気力もまちまち、TV映像を見たらほとんどが中高年。装備を見たら、かなり山登りの経験がありそう、この数人はあまり慣れていなそうでハイキング気分で参加したな。って、すぐに分かってしまった。でも、何人の方が亡くなったけど、国同士は対立しているようだが、警察官や民間の人が捜索をしているのを見て、人間、個人同士は何のわだかまりがないんだよネ。急変した天候の悪化というが、山では普通のこと、にちじょうちゃめし(日常茶飯事)だ。標高が100メートル上がると約0.6℃気温が下がると言われている。3000メートル級の山なら地上との温度差18℃前後。雨が降り、風が吹いていれば体感温度はさらに低くなる。低体温症や疲労凍死になり最悪の事態にも。山のキャリアは年数ではなく、山でどんな経験をしてきたのかが、一番の実績と実力にになるんですヨ。オッ、そんじゃスカイツリーのてっぺんは634メートルだから、地上よりも約3.6℃低いことにある。チトした情報でした。でも、韓国の山好きで亡くなった方々に(合掌)。

これからは空想・幻想・仮定の話。今回は高山植物が喋ったら、だったネ。それじゃ、山に登らなければ話は聞けない。間違った、野に咲く近所の野花にすればよかった。と、思ったが遅しだ。今回、お話が聞ける高山植物は4種類。他にもアポをとったが、旅行中や法事、結婚式などで忙しいとのことだった(うそですヨ)。

  さてと登るか、山頂までは3時間30分かかる。でもオラは、お花さん達に話を聞かなければならない。5時間とみた。ゆっくりと歩幅を短くとって、段差は膝まで上げないように歩くのがコツ。呼吸のポイントは吸うことよりも吐くことことが大事。吐けば酸素がいっぱい肺に送られるからネ(うそじゃないから)。ゆっくり、のんびり自分のペースで登る。40分ほどすると低木の下に◆シラネアオイ(白根葵)さんの姿があった。さっそく話を聞いてみることに、シラネさんここはあまり日当たりが良くないみたいですが、住み心地はどうですかと尋ねてみた。「はっ、どちら様ですか?今朝ご飯を作っているとこだったんですヨ」と、そうだ早朝から登ってきたから、まだ、6時前だった。シラネさんはガスを消してから話をしてくれた。「日の当たりをうんぬんと言ってましたが、ここはいいとこなんですヨ。なぜなら木のおかげて雨が降っても楽だし、陽射しも適度にあたりますからネ」と、アッもうひとつの質問です。花がもう少し紅色といいますか紫色に近かったような……「言い質問ですネ。花は環境や地質によって色も変わるの、私達はブルーぽいっでしょ」だって。ブルーぽいって、ブルーそのものと言おうとしたが、朝ご飯作りに忙しそうだったので言うのはやめた(うそですヨ)。シラネアオイは栃木・群馬県境にある白根山で発見され花。かつては群落で咲いていたが、シカの食害で激減した。今は保護のため柵が出来ているが、昔のような見事な群落は見られない。が、北海道・本州の中部以北の山なら低木下の斜面などで普通に見られるヨ。

  さらに1時間ほどヒイー、ヒイー言いながら登る。ややクマよけの鈴がうるさく感じるが、うるさいよりも襲われる方が数倍イヤだもん。やや広い草原にでた、残雪からの雪解けの水が流れ、湿原ともいえるところだ。濃いピンクの花が沢山咲いていた。◆エゾコザクラさんだった(蝦夷小桜)。今度はコザクラさんに聞いてみた。随分と派手な衣装を着ていますネ。不機嫌そうな30代ぐらいの男性が(コザクラですヨ)。「なんだべさ、急に来て衣装とは、いやいやこれは衣装じゃないんだ。普段着だなぁ」と、北海道独特のしゃべりのイントネーションで答える。意外にもいい人そうだ。こんなジメジメしたとこで大丈夫なんですか?雪も残っているしと聞くと。「なんもだぁ、このジメジメが俺たちには必要なんだぁ、皆元気そうに陽ざしを浴びているべさぁ」と、住めば都で最高だともつけ加えた。それよりも仲間を踏まないように注意して歩け、とも。エゾコザクラの近種は東北と本州中部に咲くハクサンコザクラ、岩手県・岩手山にはミチノクコザクラが咲く。小さな高山植物だが、色と群生で咲いているので目立つし、登山者からも愛される花だ。よしよし、そろそろ稜線につきそうだ。なんて登っていたら、白い小さな花がいっぱい◆チングルマ(稚児車)さんだった。いろんな山で会うがチンさんが咲くと山は夏山のベストシーズン。チンさんに聞いてみようっと、ねぇ、チンさんは木だったんですネ。あともう一つ、チンさんは中国から帰化した方なのかですか?と聞いてたら、40代ぐらいのお母さんが出てきた「もう、チンさん、チンさんってうるさいネ。今さらなんですの、昔から木です。それに中国から帰化したんじゃないのヨ、あんたは本当にバカね、チンの意味は漢字で稚児でしょ、そこからちびっ子が遊ぶクルマ、それで稚児車でしょうが」だとさ。はっきり、きっぱりバカと言われて返す言葉もない。むしろスッキリしたヨ。チングルマは群落で咲くので、遠くからも確認ができる。この花が咲いている場所に来たら、標高も高くなった証拠だ。花が終わると穂のようなタンポポの綿毛のような姿になる。初秋になると葉は美しく紅葉し、草紅葉と呼ばれ登山者を3度も楽しませてくれるんだヨ。少し歩くと今度は◆チシマギキョウ(千島桔梗)さんが稜線の岩の間から咲いていた。いつ見てもきれいだ。何を聞くべかなぁと、そうだ、同じように見えるイワギキョウのことと、厳しい環境で生活は大変じゃないかかなぁ、今日は、今日は「オーイ、今行きますから」と、出てきてくれた、20代の青年だったチシマさんは気さくに答えてくれた「はい、イワさん(イワさんって呼ぶのか)なら知っていますヨ。近い親戚みたいのものですから(うそですヨ)。私達と違うのは、花びらの先の周囲に毛があるか無いかです。イワさんには無いから、今度どこかで見かけたらよく見るといいです。よろしくとも伝えて下さい。あと、環境は冬はチト寒いですけど、それ以外の季節は岩があるから岩盤も強いし、地震が来ても大丈夫だし、ここは高いから津波の心配もありませんからネ。また、朝と夜はひえますから。日中は太陽さんに温められた岩が暖かく、無料のカイロみたいですヨ」だって。爽やかに青年はハッキリと答えてくれた。また、東日本大震災のことも知っており(うそですヨ)。早く復旧・復興することを望みますとも、ガンバッテいる人にとてもガンバレなんて言えませんとも付け加えた(うそですヨ)。しかし、チシマギキョウとイワギキョウはよく似ている。前に画のキャプション(説明ネ)を書いたら、チシマを書いたつもりが、イワさんだったことがある。誤植と感じがいで偉い目にあいましたとさ。もうすぐ山頂だ、どんな景色が見られるのかとワクワクしながら登る。途中でお花さんと話をしていた時に、派手なタイツ(レギンス)とソックス、山スカート姿の女性3人が登っていた。今流行りの「山ガール」と思い、見られたかぁ~と思ったら、やはり「何あの人、花に話しかけてキモイ」だってさ。確かにキモイだろうけども、お前らに迷惑かけたのかと、問いたかった。

山頂に着くと、360度のパノラマの景色が広がった。遠くには日本海が望まれた。これだから山はめられないんだネ。1時間30ほどで降りて、山頂を見たら山が少し笑ったようだ。ナンチャって、んなことないべさ。

written by Keiji

2013年7月25日木曜日

山で出会えると、怖い動物・うれしい動物と高山植物! written by Keiji

登山や野外で遊んでいると、野生動物に会うことが多い。なかには会いたくないツキノワグマ、北海道のヒグマと一大事になる動物もいる。春や秋に山や野外で遊ぶ時には鈴や話し声などで、人間がいますから気づいてネ、と思わせることが大事。ここ数年、地方の町にクマが出没している。春と秋、夏の北海道の山に登っていると緊張しながら歩いていることも度々。ヒグマはアラスカで会い、ツキノワグマは7月上旬、富山県・薬師岳を上った帰りの道路で見た。小さな中型犬ほどの小熊がクルマの前方を横切り、樹林帯に入った。カメラを出して向かったが、すでに逃げて撮影は出来なかった。が、クルマに戻り落ち着いたら、小熊がいるならメスの親グマがいると気づき恐ろしくなった。

 野生動物の親子連れはクマ以外も、アラスカではムース(ヘラジカ)の親子に遭遇した場合、ヒグマより怖いといわれている。大きな体長で殴る&蹴ると襲うらしい。一度、子連れではないがメスに追いかけられたことあった。写真を撮ろうとムースのエリアまで近寄ったからだ。その大きさに似合わず、駆けるのが早かった。今では懐かしい怖い思い出。子供を守ろうとする野生動物は、ことのほか母性本能が強いのか? 人も見習はなければイケナイネ。

 今まで山に登って遇った動物は、オコジョ(20センチほどのイタチの仲間)、シカ、キツネ、ビーバー、ラッコ、ライチョウ、ナキウサギなどなど。その中でもカモシカが面白い。北沢峠から仙丈ケ岳の登山口から30分ほど樹林帯を登っていた時に、何かが前を横切った下を見ながら歩いていたので何だ~。と、思って3メートル左を見るとカモシカがいた。3~4回会っているが、共通している習性を感じた。驚くことに素早く逃げないのだ。「ホッホ、オーイ」などと声をかけると立ち止りジイッ~ト見る。手を「パン、パン」と叩いても、すぐには逃げない。    何だ、ナンダと思いながら、逃げない、動かないから写真を撮るのも余裕しゃくしゃく。写真は山梨県甲府・昇仙峡の荒川ダム近くの低木はえる斜面で会ったカモシカ。この時も声をかけながら連写でシャッターを押した。ネッ、オラがいうのもなんだけど、トボケた表情をしているような!?
 こんな習性(ボッサー)だから角(擬似餌のルアー)や肉、毛皮目的で乱獲され、絶滅の危機になった。今では特別天然記念物に指定され、一切の捕獲はできないので、増えて植林の被害も懸念されている。とぼけた風貌?のカモシカは愛すべき動物だと思うな。

 山に登る目的は達成感と自己満足、いい景色と降りてきて登った山を仰ぎみて「オッ、あの山に登ってきたのかぁ」と感じる時。他にも6~8月は高山植物が見られることだ。厳しい自然に初夏~夏に一斉に咲き誇る花は可憐で美しい。高山植物の名称には意味がある。北海道はエゾ、信州ならシナノ、最初に見つけられた山で発見されたならハクサン○○、その山にしか咲かない固有種なら岩手県の山はハヤチネ、日本の第2の高峰北岳に咲く花はキタダケ○○、タカネ○○などとも付けられている。ヘロヘロになり、登って稜線や山頂で高山植物を見ると、心が安らぐ「ざまぁー見ろ」(誰に言っているんだか?)と、思ってしまう。苦労があればご褒美もある、山は登りも下りもある。まるで人生と一緒じゃないかと。

 花の種類はカタカナ表記が多いが、漢字にすると、何となくイメージがつかめる。ヨーロッパアルプスに咲くエーデルワイスの似た花は日本ではウスユキソウ(薄雪草)、ハクサンフウロ(白山風露)などと。写真の花はコマクサ(駒草)花弁が馬の顔に似ていることから。花好きには高山植物の女王などと呼ばれる。それなら王は何の花だと思うが、聞いたこともない。コマクサは自然条件が厳しい場所の砂(砂礫・されき)地に単独種だけで群生する。北海道~本州中部の高山地帯で見られるんだ。写真の後方が通常の色、アップは比較的珍しいシロバナコマクサ。
 山は非日常に出会える場所。今年の夏から山デビューをおススメします。自己責任で楽しんでネ……。

written by Keiji

2013年7月24日水曜日

巨樹に癒やされる。神が宿っているのか!? by Keiji

長沢谷のカツラ
東京都・奥多摩町は本当に東京都なのか?と、思うほど自然が溢れている。って、ことはド田舎ってことでもある。でも、自然に囲まれている奥多摩は20代からひんぱんに遊びに行っていたフィールド。青梅線に乗り「しろまる駅」で下車。トコトコ歩き、多摩川を越え山の中腹に。そこには関東のクライマー(岩登り好き)が集まり、練習する「越沢バットレス」というゲレンデ(岩壁)があった(この文字で反応した方はかなりの山好きだ)。

 社会人山岳会にいたので、いつも行くのは土曜日の夕方。酒を飲んだりバカ話をしながら、ヒマラヤやヨーロッパの山の話をしながら夜を過ごした。翌日からは、50メートルほどの壁(岩壁)を攀ったり下ったりしながら海外の山や剱岳・谷川岳・北岳バットレスの岩壁の話で盛り上がった。練習も終わり、夕方は駅近くの食堂でビールとモツ焼きを食べさらに、山への熱い思いを話したりしながら……。

 そんな奥多摩には、幹の周囲が3メートル以上もある巨樹が、891本ほど点在していることを4年前に知った。あらら!!
 若いころは樹や植物には何の興味のかけらもなかったが、年齢を重ねると目的以外のことにも興味が出てくる。奥多摩町の巨樹はクルマで行けば簡単に見られる樹もある。891本を全部見るには何年もかかるが、奥多摩駅近くにもあり、駅を右手に信号を右折~日原(にっぱら)鍾乳洞手前を左折、オオダワ林道のダートを40分ほど走ると、オラが好きなこの画の「長沢谷のカツラ」の樹がある。
 このルートは、東京都最高峰の雲取山の最短登山口にもなっている。頂上までは3~3時間30分ほど。山好きには有名な、小屋主・新井新太郎さん(通称・新ちゃん)が迎えてくれる。今は息子さんが小屋を守っている。この樹に会うといつも、手をあわせ「今日もイヤなことがないようにお願いします」と、おじぎをしながら通過することにしている。巨樹は神々しくて神がやどっているような”気”を感じる。

 皆が住んでいる神社仏閣にも樹齢を重ねた樹があると思う、巨樹ってそんな癒やしの存在なのかな!?と、思う今日この頃。

by Keiji

2013年7月20日土曜日

富士山だけが山じゃないよ Keiji

またブログをサボっていましたら、Keijiさんがとうとう業をにやして、写真と文章をメールしてきました。根が不精な私は大喜びで、そのまま掲載することにしました。シメシメ
Keigiさんまた投稿よろしくお願いします。


北海道・トムラウシ山
 富士山が世界遺産になってから世間では大騒ぎになっています。日本一標高が高い山で、すぐに秀麗な姿が分かるのはサスガです。でも、登ると意外に、単純で登って下るだけでも、「オレ・ワタシあの山に登ったんだ」と言えるのが皆が知っている富士山の魅力なんでしょう。が、あまたある日本の山にも標高は低くても魅力ある山がいっぱいあります。
登山好きに「富士山登った」って聞くことは余りないような……!気もします。
でも、富士山を初めて登って山好きになるならいいです。添付の画は7前に登った北海道・トムラウシ山です。数年前に中高年が遭難して話題になりましたが、それはそれはいい山で自己責任で遊ぶには山は最適なフィールドです。富士山に初めて登ったら、次の「自分の山」を見つけるのもいいですヨ。



次の投稿を、またお願いします(汗)