2008年10月23日木曜日

理屈は簡単なコロッケ作りだけど

尾瀬 檜枝岐村 七入オートキャンプ場管理人の星さんの奥さん
 昨夜はじめてひとりでコロッケを作って見た。実は先週妻に頼んでコロッケの作り方を教えてもらったのです。それで一緒に作って食べてみたら結構旨かった。その時にはコロッケを作るのは実に簡単に思えたのであります。ジャガ芋を蒸かして、挽肉とタマネギを混ぜ込んで揚げれば一丁あがりとなるわけであります。

 料理をやってみようと思った発端はキャンプであると何度もいっていますが、キャンプでは燃料を考慮して圧力鍋の使用が合理的だと思い、大枚をはたいて3個の圧力鍋を購入して、ご飯の炊き方の研究から入りまして、煮物関係に突入していったわけであります。ここまではどうにかうまくいっていたのです。ただしくは旨くいっていたと思いこんでいたのです。
 しかし、最近私が用意する料理はどうにも貧相だということに気づいたのでありました。なにせこれまで料理などというものは人がやるもので自分でやろうなどと露ほども思っていなかったにわか料理人なわけでありますから当たり前っていったらしごく当然のことなのでありますが。
 食卓が貧相なのは品数が少ないということが一番の原因でありますが、それにもまして鍋関係ではなかなか主役を張るような料理はできないということに気づいたのであります。こういったら鍋関係の皆様方からおしかりを受けるようで大変恐縮でありますが、たとえば最近覚えたモツ煮込みなんてものがあります。これをドーンと中心に出して「どうだ、すごいだろう」とは決してならないわけであります。茶碗にご飯が盛ってあって、それに煮込みの椀が二つってのはどう考えて見ても主役不在のように思われのであります。たとえそれに香の物が一皿ついたとしてもです。
 もちろん食堂に入れば店によっては「煮込み定職」なんてものがありまして、堂々の主役を張っている場合もあるにはありますが、この件は今回軽くスルーしてしまいます。
 もうひとつ最近おぼえた「肉じゃが」なんてものがあります。この場合もごはんに味噌汁それに肉じゃがの椀がひとつではかなりインパクトに欠けるということになります。
 ところがです、天麩羅を作ったとします。肉ジャガと同じジャガ芋だけを使った天麩羅だと仮定します。それでもジャガ芋だけの天麩羅というものはそれなりに結構華やかなものなんですよね。ここでは完全に天麩羅が堂々の主役を張っているわけであります。
 それにごはんと味噌汁をつけただけでかなり存在感があるわけであります。できればそれに肉じゃがを添えたり、煮込みをさりげなくつけたりしてしまったら、もう完璧なわけであります。
尾瀬 檜枝岐村 七入オートキャンプ場
 鍋関係で主役を張れるのは土鍋を中心にしたものだけでありますね。食卓の真ん中にドーンと野菜・肉・魚をワッシワッシと放り込むだけ料理というものを完全無視もしくは小馬鹿にしたものだけど、これはまさしく冬の王道特選料理となってしまうのですから不思議なものであります。

 こうしたことから、いくら3個の圧力鍋を購入したからといっていつまでも鍋関係に固守していては将来の発展は見込めないのではないかという結論に達したわけであります。そこで急速に「揚げ関係」に進出することにしたのであります。ここでようやく最初のコロッケの話につながっていくわけであります。

 さて揚げ関係にはどんなものがあるかといいますと、代表的なものが天麩羅ということになります。これは以前に試したことがあるので、今回はまったくやったことがないコロッケとなったわけであります。実際はコロッケではなく、メンチカツでも良かったし、ハンバーグでも良かったわけであるのですが、ジャガイモのストックがあったので一応揚げ物の基本はコロッケという位置づけを勝手に決めてしまって勝手に挑戦したわけであります。

 ジャガ芋は以前は煮ていたのですが、たまたま圧力鍋についてきたレシピ本を眺めていたら蒸かすと書いてあったので、たぶん蒸かしたほうが水ぽくないので旨いのだろうと、たいした根拠はないのだが勝手に判断して蒸(ふ)かした。
 同時にタマネギの千切りと挽肉を塩胡椒で軽く味付けして炒める。蒸かし終わったジャガ芋をつぶして、タマネギと挽肉を混ぜ合わせて形を整える。今回ははじめて独りで作るので、考え考えであります。
尾瀬 檜枝岐村 七入オートキャンプ場
 結論からいえば、姿が形がまったくバラバラな不揃いのコロッケであります。味は申し分ないというか、こんなもんだという程度であります。
 問題は不揃いでなく均等の大きさに揃えることが肝心だとわかりました。テレビの料理番組を見ていたら、丸いボールに材料が入った状態でヘラで何個かにわけて対角線に引いていたのです。
 なるほどと思いましたね。このやり方ですと秤にかけたように厳密な量というのは量れませんが、個々の平均的な量の目安にはなるんですね。たかだか自分ちで食べるコロッケなんだからそんなに厳密さが要求されるわけではないから、なかなかいい分け方だと感心したわけであります。次回つくる時はいこの方法を採用したいと思います。
 揚げる前にコロッケの形を整えるってのが案外難しい。あまり柔らかいと形が崩れてしまう。一回崩れてしまったコロッケはなかなか元に戻せない。特にパン粉をつけたあとで崩れたら最悪であります。
 と、ここまで長々と書いてきましたが、こんな簡単なコロッケひとつ作るのにも四苦八苦しているのだと言いたかっただけの話であります。
 

2008年10月21日火曜日

テマかけヒマかけワシラの怪しいキャンプ


左の写真の右上にガスホースがちょっとだけ見えるでしょう。これ今回のキャンプのためにワザワザ5kgのプロパンを1万5千円ほどで用意したのです。料理はモツ煮込みです。この鍋を取って炊飯器をかければ5升炊きのガス炊飯器になります。圧力鍋で炊くよりも手軽で便利です。ガス炊飯器は火力が強いのでおいしいです。5升炊きのガス炊飯器に3個の圧力鍋でもうキャンプ場では何があっても食いはぐれることはありません。と今回は自慢話から入ります。でも、誰も「お!それは凄い」って思ってもくれないんですよね。悲しいかな、寂しいかな



 以前に2口のガスコンロを持っていたのを思い出し、倉庫を探して見たのですがどうしても見つかりませんでした。何年か前に引っ越しをする時に捨ててしまったようです。これは悔しいです。新たに購入するとなると結構な値段がするんだよね。どなたかいらなくなったプロパンガス用の2口コンロ持っていませんか?あったらください。すぐに取りにいきますから。


 ここのところだいぶ料理のレパートーリーも増えたし、自分でも心持ち少しは手早くなったような感があります。
 レパートリーが多少増えたといっても、それは所詮ド素人のにわか料理でありますから、その数は両手の指を満たさない程度であります。毎日三度三度の食事を作れといわれればハタと困ってしまいますが、2泊3日ぐらいのキャンプでの献立にはどうにか困らない程度にはなってきています。

 それでも最近じれったく感じていることは、一品を作ってしまうと力尽きた感じがして他にもう一品作ろうとはならないことであります。

 ご飯と味噌汁は基本的に作りますが、例えば「骨付き鶏肉と大根の炊き合わせ」なんてものを作りますよね、でもこれだけでは食卓にインパクトというのか、多彩さが無いというか、寂しいというか、とにかく後一品か二品欲しいところなのです。

 しかし、このあとの一品か二品がどうしても作れないのであります。「骨付き鶏肉と大根の炊き合わせ」なんてのは実に簡単な料理でありますが、大根は米のとぎ汁であく抜きをしなくちゃいけないし、面取りをしたり、隠し包丁を入れたりと結構手間なんですよね。それにコンニャクでも入れようかと思えばコンニャクを一回湯がかなければいけないし、これを考え考えやっているものですから、結構時間がかかってしまって、ひとつの料理がようやくできた頃にはすっかり疲れ果てているという状態になってしまっているのです。


 たぶん手早い人たちは料理の完成する課程が頭にあるからそれぞれの完成図がわかっているので、最初に三品ぐらいのメニューを決めておいて、同時に下ごしらえをしてマルチセッションのごとく作業を進めてしまうパターンだと推測するのです。
 だから私よりも遙かに早い時間と少ない労力でおそらく10倍以上の作業効率で質と量をこなしてしまうのだろうと思うのであります。 私も早くそうなりたいと思う今日このごろなのでありますが、なかなかその道は困難を極めるようであります。

 とここまで書いて思ったのですが、あと一品作れない理由のもうひとつの原因は圧倒的に作れる料理が不足しているということですね。豊富なレシピが自分のなかにあれば、冷蔵庫の材料を一見しただけで、何が作れるのかが瞬時にして判断がつくはずなのでありますが、残念ながらまだまだ私には不足しているのです。これは飽きずに挑戦していれば、いずれそのうちになんとかなるはずだと信じてはいるのですが。

 なぜ今頃料理なのかといいますと、すべてはキャンプのためであります。


 まったくもってあたりまえのことでありますが、キャンプでは自分が料理を作らなければ誰も作ってくれないということであります。特に私のように単独行が多い場合は尚更のことであります。コンビニ弁当で済ましてしまうという手もあります。以前には確かにそれに近いことをやっていました。すべて弁当とまでは安易な方法ではありませんでしたが、それに似たようなもので済ませていた時期もあったのです。

 かなり前に2泊3日の家族キャンプを手軽にしようということで全部をインスタント食品でやったことがあります。ビンボーな我が家は普段から値の張るインスタント食品なんて滅多に口にしたことが無かったので最初子供達は大喜びでありました。確かにたまにインスタント食品を口にするとおいしいです。しかしです、3日目になった時点で一切持っていったインスタント食品を口に出来なくなったのです。もう体が受け付けなくなったというのでしょうか、これはもう拷問に近いものがあったことを記憶しています。

 そんな経験もありましたが、ある時から、キャンプ場で簡単な食事しか作らないってのは実にもったいない時間の使い方なのではあるまいかと思いはじめたのです。
 せっかく時間とお金を費やしてキャンプ場にいき、そこで食するものがインスタント物や出来合いのものばっかりというのは、なんだか根本的に間違っているように思えてしょうがないような気がしてきたのであります。

 キャンプが日常というのが私にとっては理想なわけでありますが、一般的にはキャンプは日常からの脱却です。せっかく日常から離れたときにいつもと同じコンビニ状態ではいけないのではないかと思うわけであります。何も考えずに毎日を過ごしていますと、結局は食するものの大半がコンビニ弁当と大差ないものになっていることに気づきます。
 出てくる料理はスーパーで売られている総菜であったり、冷凍食品であったりと、一から手をかけて作って食しているものがどれほどあるのか。こうして考えてみると、私の昔行っていた手っ取り早くのキャンプ生活がそのまま日常化していることに気づかされます。これってなんか変です。
 だからこそ、キャンプに行ったときぐらいはたっぷりの時間をかけて料理して楽しむことが大事なのではないか考えるようになったのです。
 でもこの理屈もかなり変です。
 この項は深く考えることなく書き進んできたのですが、なんか自分の生活の根本的な問題が包括されているような気がしてきました。もうちょっと掘り下げれば面白いものになる気はするのですが私の筆力では限界を感じますのでこのあたりにしておこうと思います。

2008年10月18日土曜日

まったりの3日間


 檜枝岐村から帰宅したら、いきなり妻の救急車での入院騒ぎなんてことがありまして、思ってもいなかったテンヤワンヤの2日間がすぎて、一昨日めでたく退院しました。
 あの騒ぎはいったいなんだっのかとちょっと不思議な思いに捕らわれてしまいます。ま、なにはともあれ大したことでなくて良かったと胸を撫で下ろしたのであります。予定では折り返し単独でまた奥会津方面に紅葉を見に出る予定だったのですが、この状況で出かけたら顰蹙をかいそうなので断念しました。断腸の思いであります。
 本日あたりが、最高の紅葉が見られると予測していたのですが、今年も最高の紅葉を見逃してしまったようであります。運が無かったと諦めるしかありませんね。

10月14日ぐらいの檜枝岐の様子




 日がな一日何をするでもなく、同じ場所にとどまり更けゆく秋を全身に曝して過ごすってのもいいもんですね。特に2日目は早朝に木賊温泉に入浴に行った以外は七入キャンプ場からは一歩もでずに過ごしました。なんとしたたかで贅沢な一日だったのでありましょうか。

 何もしないといっても実際のキャンプでは様々な仕事が待ち受けているのであります。一番大事なのは喰らうということですね。特に2日目は喰うことに命がけで頑張りました。私の日常においてはこんなことは絶対にあり得ないことなのでありますが、これが非日常でありますキャンプに於いてだけ成り立つことなのであります。だから一日中料理を作って過ごしました。キャンプで美味しいモノを食べるために自宅で料理の修行を重ねるという、なんだかおかしな事になってきています。でもこれでいいのだ。

2008年10月14日火曜日

檜枝岐村から帰ってきました。


 2泊3日のキャンプをやって昨日午後6時ごろに無事帰宅しました。秋の檜枝岐はいつにもまして癒しと安らぎの場所でありました。だからこそ何度もなんどもしつこく出かけるのですけれども。

 那須塩原付近は少しだけ秋の気配を感じる程度でありまして、秋を楽しむのにはちよっとだけ早すぎたかなとちらっと思ったのでありますが、奥会津に入るにしたがって、「お!紛れもなく秋じゃん」って感じで安堵したのであります。

 檜枝岐に近づくにつれて目に入るすべてが秋の色、秋の雰囲気が濃厚に漂い、許す許すすべてを許してしまうかんねって叫んでおりました。

帰宅したら、いきなりアクシデントが待っておりまして、ゆっくりブログを書いている時間がありません。後日ゆっくりと書きたいと思います。

2008年10月11日土曜日

目覚めたら雨は降っていなかった

 出発の朝です。目覚めたら予想に反して雨は降っていませんでした。昨日は大まかな道具を積み込んだのだが、細々としたものがまだだったので、暗い中ゴソゴソと荷物運びであります。なんだか夜逃げの準備をしているようで結構怪しい。
 昨日は知り合いの燃料屋さんに遊びに行って、発作的に5kgのプロパンガスボンベを1万5000円で購入してしまった。以前は大勢でキャンプに行く時は必ず持って行っていたのだが、持っていたボンベが耐圧切れということでいつしか使わなくなっていたのです。
 2口のガスコンロが倉庫に眠っているかなと探してみたけど、どこを探しても見あたらなかった多分引っ越しの時にもう使わないだろうと勝手に判断して捨ててしまったのかも知れない。自宅は都市ガスになっているしね。なんか勿体ないような気がする。別にそんなに邪魔になるもんでもないのだから置いておけば良かった。
 ガス炊飯器はまだ健在であった。これは別にごはんを炊かなくても結構便利なシロモノなのです。炊飯器だから周りが囲まれているので、かなり風が強くても快適に使えます。案外気がつかないかも知れないけどもアウトドアでは結構風ってのが大敵なものなのであります。
 このガス炊飯器は鍋としても使えるし、もちろんご飯もかなりおいしく炊ける優れものであります。
 こうして考えてみると以前は2口のガスレンジに炊飯器を使っていたのだから燃焼器機は一般家庭と大差ない装備をしていたことになります。なんだか純粋なアウトドアじゃないですね。
 これまで使っていたカセットのガスコンロってのも結構燃料費がかかるものなんです。それを考えたら初期投資は大きいけれども結構良い選択だったんじゃないかなと思っています。次の耐圧試験までに10年ほどの期間があるそうです。
 それに自宅が都市ガスですから災害時にも活躍しそうですからね。災害は無いほうがいいですけれども。

 てなわけで今年3回目の檜枝岐村七入オートキャンプ場にいってまいります。紅葉はどの程度しているのだろうかちょっとワクワクします。

2008年10月10日金曜日

いよいよ明日から檜枝岐村

 数日前から準備しようと思えばできたのに、いよいよ切羽詰まらないとやれない、いや、やらないという性格はまったく直っていないらしく、昨日も準備しなくちゃなんて思いつつもまったくやらなかった。いやはやであります。

 今日は本気モードで買い物や荷物の積み込みを終わらさなければいけないだろう。買い物はあれこれ考えていると頭が痛くなってしまうので、明日那須高原か塩原の近くのスーパーで相談しながらやるとして、近所の酒の安売り店に行って発泡酒を購入するぐらいに留めようと思っている。

 いつもはまったくお気楽な単独行がほとんどなので事前の準備などは、ほとんどしたことが無いのです。だから例え2泊3日の短期間キャンプでも一日目の夜は何を食べて朝食はどうするのなんてことを考えただけでパニックになってしまいます。いつも行き当たりばったりで、その時の気分でスーパーやコンビニに寄ったり道の駅で珍しい食材などがあったら衝動的に購入して調理する道具が無くてパニックたりもします。
 いざとなったらコンビニに行けばズバリ弁当を売ってますから、最悪は幕の内弁当なんかを買ってきてそのおかずを酒の肴に晩酌をしたりとまったくお気楽なものであります。残ったごはんは翌朝の朝ご飯に変身してしまいます。

 キャンプでの食事の問題ですが、これには2つほど考えることができます。キャンプだからこそ凝ったものを作って食べたいというものと、食事はできるだけ簡単に済ませて余った時間は他のことを楽しみたいという2つです。どちらが良いとか悪いとかの問題でもないですね。その時の気分や目的によって使い分けるべきでしょう。

 日がな一日料理を作って過ごすなんてのもなかなかいいものです。ただしこれをやると本当に他の時間が無くなってしまいます。これはこれで割り切ってのんびりと楽しみながらやることですね。

 私のキャンプの楽しみのひとつには温泉があります。温泉に入らないキャンプだったらまったく行く意味がありません。特に冷え込みが厳しくなった季節での露天風呂なんてのは最高の贅沢だと思っています。いつもは半分以上が湯治気分でキャンプに行っているのです。だから檜枝岐村七入オートキャンプ場なんてのは私の湯治場のようなものであります。
 その理由のひとつはそれほど近くでもないのですけれども車で20分から30分走れば実質無料の木賊温泉という露天風呂があるのです。実際には200円以上の寄付をお願いしますと書かれていますので、気分によっては1000円をやったり、200円であったりと必ず寄付はしてきますが、寄付金を入れなくても別に文句をいう人もいません。
 私は心の底からこの木賊温泉の愛好者ですから、必ず応分の寄付をしてきます。これだけの温泉を維持管理していくのは並大抵のことではありません。これから先もずーっと愛用させていただくために、少しでも役にたてればと考えているのであります。
 また無料の駐車場を提供してくれている「平野物産」というお店があります。地元の物産を販売していますので、できるだけそこで買い物をするようにしております。買いたいものが無いときでも自動販売機にて最低ジュースの1本は購入するようにしています。隣に酒屋さんの自販がありますが、皆さん平野物産の自販から購入してくださるようにお願いしておきます。
 以前はいつ行っても混み合うなんていうことが無かったのですが、どうもあっちこっちの雑誌で紹介されたらしく、休日の時間帯によっては芋の子を洗うといった状態が出現してしまいます。この温泉は知る人ぞ知るって存在でかなり詳しくないと通り過ぎてしまうようなところだったのです。その手前に村営の確か「広瀬の湯」ってのがありました、知らない人はそこに入るのです。私も最初知らなくてその温泉に入って満足しておりました。あるときその広瀬の湯ってのはボイラーで沸かしているのを知ったのです。
 皮肉なものであります。無料の露天風呂の温度は45度であります。底からブクブクとお湯が沸いてきて、いきなりは熱くて入ることができないのです。現在料金はいくらなのか入ったことがないのでわかりませんが(たぶん400円ぐらい)。

 木賊温泉についてはまた改めて書くことにします。

2008年10月9日木曜日

友あり近場よりきたる

 昨夜は独りで盛り上がり独りで潰れてしまいました。

夕ご飯を造り終えて独りで呑んでいたら、近所のハルちゃんが酒持ってやってきた。

 俺はかなりウレシイ・・・・・・

でもすでにかなり出来上がっていた状態であって、最初の頃しか覚えてなくて

 目覚めたらいきなり朝であった。途中経過をまったく覚えていないのだ。たぶん余程嬉しかったのであろう。だから独りで盛り上がり独りで潰れてしまったのだ。ハルちゃんゴメン

これでいいのだ。



今日あたりからそろそろ檜枝岐行きの準備をしなくてはいけないのだ。これまでまったく準備をしていなかった。

「あ~!あああ!本日は晴天なり」なのだ
そうだ本日は久しぶりの晴天なのだ。まじに今日は本気で準備しないと明日しか無くなるからね。がんばろうネ。


 ようやく七入オートキャンプ場のホームページを作り始めた。そういっても枠組を作ってみただけだけど。ところでこの枠って結構重要だということに気づかない人が多い。最近はツールも発達しており、一々レイアウトを考えなくても自動で作成してくれるモノが多い。ましてひとつひとつタグを打ち込んで作成するなんてことを考える人もいなくなってきたようだ。
 それはそれでいいのだ。私だってこのブログに全部任せきりなのだから、なんも言えないのだ。
 しかし、しかしだ本気でホームページを作成しようと思ったら、テキストエディターでひとつひとつタグを打ち込んでCSSでレイアウトを構成して行かなくてはいけないのだ。レイアウトに安易にテーブルタグを使用するツールなどは決して信用してはいけないのだ。
 テーブルタグをレイアウトに使用しては絶対にいけないのだ。その方が100倍ぐらいに楽だけれども決して使ってはいけない。レイアウトにはDIVタグしか使用してはいけないのだ。これが最初にして最大の原則なのである。ここが理解できないと、最後まで理解できないのだ。

なぁんちゃってネ

2008年10月8日水曜日

最高の紅葉にはなかなか出会えない

 目覚めたらまたしても寒そうな雨が降っていました。なんだか10月に入りましたら雨が多いような気がします。きっと今日の檜枝岐村は震え上がるような寒さだろうななんて思いながら思わず連休時の晴天を祈ってしまいました。
 ただ急速な冷え込みは大歓迎であります。そのぶんだけ紅葉の染まり具合が鮮やかになっていくような気がするのです。先日テレビでちらっと見たのですが、日光の戦場ヶ原もかなり秋色に染まってきていました。ひとりテレビに向かって「なかなかよろしい、もっともっと週末までに艶やかに染まってくださいよ」なんてつぶやいてしまいました。

 はじめて奥会津地方に出向いたのは20数年ほど前のことでありました。やはり季節は秋でありまして、そのときに偶然にも出会ったのが、涙が溢れそうになるほどの全景真っ赤かな紅葉の世界でありました。あの時の感動は今でもしっかりと目に焼き付いていて離れません。
 遠景の山々も真っ赤ですし、近景の樹木も真っ赤紅葉のトンネルのなかを走り抜ける爽快感は筆舌につくしがたく、「ウッソー!」「ホント!!」「シンジられない!?」等々のウスラバカギャル語が自然と口をついて出てくるぐらいでありました。

 その感動的な紅葉に会いたくて、紅葉の時期になると何度も奥会津に出かけたのですが、不思議なことに一度たりともあの時のような完全無欠の紅葉に出会うことはありませんでした。
 あの光景は夢ではなかったはずですだと諦めきれずに最低でも年に1回は出かけて行ったのです。多いときには秋だけで3回なんていうこともありました。半分は意地にもなっていましたが、半分は完全無欠の秋でなくてもいいかんねという気持ちでもありました。
 いつも外れてばかりの奥会津はそれなりに秋のの様相を見せてくれていましたから気持ちの底に確実にドーンと安堵感と懐かしさを持つことができたのでした。
 秋の山里の光景というものは、たとえ自分の生まれ育った古里ではなくてもどこかに懐かしさと安心感を持たせてくれるようであります。蒼く高く晴れ上がった空に群れ咲くコスモスが風に揺れます。刈り入れのの終わった田んぼに「煙たなびく我が家こそ・・・」なんて感じで稲藁を燃しているのだろうか、煙りがすーっと立ち昇る光景は、ああ、これが日本の原風景なんだなんて思ったりもします。

 私の住む千葉県だって紅葉はします。しますけれど、ケジメってものが足らないと思います。なんだかズルズルと葉っぱが色づき知らない間に散ってしまっています。雪もほとんど降らないので、あれ?いつ冬になったんだろうなんて思っていると、ズルズルと新芽を出したりしています。やはり積雪が2メートルから3メートルになる奥会津地方のようなメリハリがさっぱりありません。住んでいる人々にとってはもの凄くやっかいな雪でしょうけれども、やはり豪雪の存在が季節にメリハリをもたらしていると思えます。

2008年10月5日日曜日

寝てた

 9月30日からブログの更新が止まっていたのですね。この間ずーっと寝ていました。寝ているには涼しくて良い季節になりました。
 友人がブログを読んで檜枝岐村七入オートキャンプ場に是非行ってみたいと言い出しまして、「しょうがないな、それじゃあ行ってみるか」と内心は大喜びなのですが、それをひた隠しにして今度の連休にまたしても出かけることになりました。
 それに以前から約束をしていたライダーKさんも合流ということになりました、Kさんも連続の檜枝岐村入ですね。考えて見たら今年の5月あたりにKさんと檜枝岐村の温泉で初めてお会いしたわけですから、ライダーKさんも今年は3回の檜枝岐村入ということになりますね。Kさんには私のワガママで今回もつきあわせてしまうことになってすまなく思っています。またKさんは檜枝岐キャンプの後引き続き東北方面をぶらりぶらりと1週間彷徨う予定のようで誠に羨ましい限りであります。
 自分でもなんでここまで檜枝岐に惹かれるのかわかりません。米と味噌を持って1ヶ月なり2ヶ月なり過ごせばこの病気も治るのかも知れませんけどね。そういえばもうひとつ北海道という病にも感染していますが、昨年1ヶ月あまり彷徨ってきたのですが一向にその病は癒える気配は無いですね。北海道に比較したら檜枝岐村はかなり手軽に行けますから、そのうちに完治することでしょう。

 話は前回の檜枝岐キャンプに戻るのです。本日帰るという8日目の朝にテントを撤収して荷物をまとめ車に全部積み込んでさあ久しぶりに懐かしき我が家に帰るかという段になってサイフが見あたらないのです。ひょえーーーー!!(これを青天の霹靂という・・・・アホメ)
 そのサイフには現金2万円弱と銀行のキャシュカード2枚・郵便局のキャシュカード1枚・クレジットカード2枚に各種ポイントカード数枚とおまけに免許証が入っていたのです。
 当然蒼くなりましたね。せっかく積み込んだ荷物は全部降ろしてサイフ探しです。この時点で小銭が2000円と昨日農協で買い物をした時のおつりが2000円、次男が所持していた4000円で8000円程度の現金がありました。
 でも次男はおみあげを途中で買いたいというし、途中食事もしなければならない、ガソリンは持つのか、高速料金はと計算するとかなり危機的な状況であります。(「おみやげ」か「おみあげ」か一瞬わからなくなってしまった。)
 少し焦りつつ真剣に探し回ることおよそ2時間そして肝心なサイフはいくら探しても見つけることができませんでした。

 結論からいえばおみやげは諦め、高速道路もやめて無事帰宅することができたのですが、その間の心細さは例えようのないくらいのものでありました。

 現金の2万円はあきらめもつきますが、キャッシュカードにクレジットカードを止めたり免許証の再発行をする手続きの煩雑さを考えるとこれもまた憂鬱な原因のひとつでもありました。

 旅先でいざとなったら、現金が無くても郵便局ならどこかにあるだろうと考え郵便局のキャシュカードを作って持ちました。最近ではコンビニでも都市銀行のカードが使えますし、クレジットカードがあれば万能です。そのために各種カードを持ち歩いているのに全部ひとつのサイフにいれて持ち歩くという初歩的な間違いを犯してしまったわけであります。

 仮に郵便貯金のカードがあれば、銀行のカード1枚あればと考えますと当面使う必要のないカードは分離しておくべきですね。クレジットカードは燃料を入れる時に使用しますがそれだってサイフに入れておく必要があるかということです。
 それから最低1万円ぐらいは予備費としてどこかに置いておくことです。行った先から黙って帰宅できる準備は常にしておくべきだろうと痛切に思いました。

 今回ひとつだけ誉められるのは燃料が7割ぐら残してあったということであります。旅先では燃料を絶対に半分以下にしないと自分で決めているのです。特に田舎に行った時には鉄則であります。確かに10リッター分20リッター分で燃料を補給するのは面倒なことであります。1回で済むものを数回にわけるのは本当に面倒でついつい先送りにしてしまいがちでありますが、燃料が無くなったら車なんてのは単なる鉄のかたまりの邪魔でしかない存在になってしまいます。これも何度か痛い目にあいましてようやく身についたようであります。
 おかげで途中一度も給油しないで帰ってくることができました。ていうかキャンプから帰ってきて以降一度も給油していません。

 で肝心のサイフはどうなったのかといいますと、荷物を降ろして整理していましたら、椅子の下に「あれ?どうしたの?」って平然とした顔をして転がっていました。何度も何度もその場所は探したはずなのにであります。それもかなり真剣に見たはずなのにであります。

 だいたいにおいて私の人生なんていうものはそんなものなのであります。悔しいやら、ホッとするやら、やれ嬉しいやらで・・・・なんと申し上げましょうか



バカヤロー!