いつものごとく毎日温泉に入ることが目的のひとつとなっているので、日帰り温泉を常に意識して探している。以前より簡単に見つけることができるので、さほど苦労することはない。いくら車の暖房で寒くはないといっても、この季節の東北は一歩外にでるとかなり厳しい。
脱衣場でそそくさと脱ぎ捨てると向かうのは露天風呂である。裸で外に出るのだからこれは寒い。一物が縮こまっているのがわかる。湯船に足を入れると、これがまた熱いのである。体が冷え切っているから、なおさら熱さを感じる。霙交じりの木枯らしが容赦なく吹き付ける。はやく体を沈めて温まりたいのだが、ひやーいアジクテそれもままならない。少しずつ体を馴染まさなければならない。うーーっとじれったい。
頭だけ湯船から出して「ウーーー」とか「アアーー」とかうなる。至極のひと時である。のぼせそうになったら、足だけ湯船につけて岩に腰掛けて涼む、これを3度ほど繰り返して大満足で温泉をでる。
霙が降ってきているから、早いとこ峠越えをしなければならない。時々お日さまが顔を出しているから、アイスバーンにはなるまいと思うが、まだ日のあるうちに山形の盆地にでることを目指す。
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