今日は特別寒いような気がします。まだ暖房を使わずに、たくさん着込んで過ごしています。この寒さでまだ秋田の農園に独り暮らしていたらどうなんだろうと思います。
10月の下旬には電気がとおっていましたから、この寒さでもファンヒータはあったし、電気カーペットもあったので、それほど寒さを感じることはないと思うのですが、独りで見知らぬ場所につくねんといるということは、気温よりもずーっと寒く感じるということを知ったのです。
農園生活で10月の下旬にはこれほど低い気温でなかったのですが、夕方4時半を過ぎてしまいますと、急速にあたりは暗くなってしまいます。それから小1時間も過ぎますと周囲は完全な闇と化してしまいます。暖房がそれほど必要とされない気温てあっても無意識にファンヒータのスイッチを入れてしまっていたのです。電気がとおっていないそれ以前には反射型の石油ストーブに火をいれていました。
暗いというのも不安要因のひとつであります。家屋に閉じこもっていると、外にいるときよりも一層暗さを感じてしまうように思います。外にいれば雨模様でなければ空にも結構光が残っており、目もしだいに慣れてくるのでさほど暗く感じないことはこれまでのアウトドアの経験でわかっています。しかし、隣に一応きちんとしたねぐらがありますから、どうしても早いとこ潜り込みたくなるのが心理であります。これが複数人であったら違ってくるとは思いますけれども。心細さがねぐらへ急がさせるのだと思います。
独りの寂しさが必然的に明かりを求め、必要以上の暖かさを必要としているようであります。誰かもうひとりの人間がいれば決してそんなことはないような気がします。人はそれぞれに他の人を暖める力を持っているようであります。
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