登山や野外で遊んでいると、野生動物に会うことが多い。なかには会いたくないツキノワグマ、北海道のヒグマと一大事になる動物もいる。春や秋に山や野外で遊ぶ時には鈴や話し声などで、人間がいますから気づいてネ、と思わせることが大事。ここ数年、地方の町にクマが出没している。春と秋、夏の北海道の山に登っていると緊張しながら歩いていることも度々。ヒグマはアラスカで会い、ツキノワグマは7月上旬、富山県・薬師岳を上った帰りの道路で見た。小さな中型犬ほどの小熊がクルマの前方を横切り、樹林帯に入った。カメラを出して向かったが、すでに逃げて撮影は出来なかった。が、クルマに戻り落ち着いたら、小熊がいるならメスの親グマがいると気づき恐ろしくなった。
野生動物の親子連れはクマ以外も、アラスカではムース(ヘラジカ)の親子に遭遇した場合、ヒグマより怖いといわれている。大きな体長で殴る&蹴ると襲うらしい。一度、子連れではないがメスに追いかけられたことあった。写真を撮ろうとムースのエリアまで近寄ったからだ。その大きさに似合わず、駆けるのが早かった。今では懐かしい怖い思い出。子供を守ろうとする野生動物は、ことのほか母性本能が強いのか? 人も見習はなければイケナイネ。
野生動物の親子連れはクマ以外も、アラスカではムース(ヘラジカ)の親子に遭遇した場合、ヒグマより怖いといわれている。大きな体長で殴る&蹴ると襲うらしい。一度、子連れではないがメスに追いかけられたことあった。写真を撮ろうとムースのエリアまで近寄ったからだ。その大きさに似合わず、駆けるのが早かった。今では懐かしい怖い思い出。子供を守ろうとする野生動物は、ことのほか母性本能が強いのか? 人も見習はなければイケナイネ。
今まで山に登って遇った動物は、オコジョ(20センチほどのイタチの仲間)、シカ、キツネ、ビーバー、ラッコ、ライチョウ、ナキウサギなどなど。その中でもカモシカが面白い。北沢峠から仙丈ケ岳の登山口から30分ほど樹林帯を登っていた時に、何かが前を横切った下を見ながら歩いていたので何だ~。と、思って3メートル左を見るとカモシカがいた。3~4回会っているが、共通している習性を感じた。驚くことに素早く逃げないのだ。「ホッホ、オーイ」などと声をかけると立ち止りジイッ~ト見る。手を「パン、パン」と叩いても、すぐには逃げない。 何だ、ナンダと思いながら、逃げない、動かないから写真を撮るのも余裕しゃくしゃく。写真は山梨県甲府・昇仙峡の荒川ダム近くの低木はえる斜面で会ったカモシカ。この時も声をかけながら連写でシャッターを押した。ネッ、オラがいうのもなんだけど、トボケた表情をしているような!?
こんな習性(ボッサー)だから角(擬似餌のルアー)や肉、毛皮目的で乱獲され、絶滅の危機になった。今では特別天然記念物に指定され、一切の捕獲はできないので、増えて植林の被害も懸念されている。とぼけた風貌?のカモシカは愛すべき動物だと思うな。
山に登る目的は達成感と自己満足、いい景色と降りてきて登った山を仰ぎみて「オッ、あの山に登ってきたのかぁ」と感じる時。他にも6~8月は高山植物が見られることだ。厳しい自然に初夏~夏に一斉に咲き誇る花は可憐で美しい。高山植物の名称には意味がある。北海道はエゾ、信州ならシナノ、最初に見つけられた山で発見されたならハクサン○○、その山にしか咲かない固有種なら岩手県の山はハヤチネ、日本の第2の高峰北岳に咲く花はキタダケ○○、タカネ○○などとも付けられている。ヘロヘロになり、登って稜線や山頂で高山植物を見ると、心が安らぐ「ざまぁー見ろ」(誰に言っているんだか?)と、思ってしまう。苦労があればご褒美もある、山は登りも下りもある。まるで人生と一緒じゃないかと。
花の種類はカタカナ表記が多いが、漢字にすると、何となくイメージがつかめる。ヨーロッパアルプスに咲くエーデルワイスの似た花は日本ではウスユキソウ(薄雪草)、ハクサンフウロ(白山風露)などと。写真の花はコマクサ(駒草)花弁が馬の顔に似ていることから。花好きには高山植物の女王などと呼ばれる。それなら王は何の花だと思うが、聞いたこともない。コマクサは自然条件が厳しい場所の砂(砂礫・されき)地に単独種だけで群生する。北海道~本州中部の高山地帯で見られるんだ。写真の後方が通常の色、アップは比較的珍しいシロバナコマクサ。
山は非日常に出会える場所。今年の夏から山デビューをおススメします。自己責任で楽しんでネ……。
written by Keiji
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