2013年7月24日水曜日

巨樹に癒やされる。神が宿っているのか!? by Keiji

長沢谷のカツラ
東京都・奥多摩町は本当に東京都なのか?と、思うほど自然が溢れている。って、ことはド田舎ってことでもある。でも、自然に囲まれている奥多摩は20代からひんぱんに遊びに行っていたフィールド。青梅線に乗り「しろまる駅」で下車。トコトコ歩き、多摩川を越え山の中腹に。そこには関東のクライマー(岩登り好き)が集まり、練習する「越沢バットレス」というゲレンデ(岩壁)があった(この文字で反応した方はかなりの山好きだ)。

 社会人山岳会にいたので、いつも行くのは土曜日の夕方。酒を飲んだりバカ話をしながら、ヒマラヤやヨーロッパの山の話をしながら夜を過ごした。翌日からは、50メートルほどの壁(岩壁)を攀ったり下ったりしながら海外の山や剱岳・谷川岳・北岳バットレスの岩壁の話で盛り上がった。練習も終わり、夕方は駅近くの食堂でビールとモツ焼きを食べさらに、山への熱い思いを話したりしながら……。

 そんな奥多摩には、幹の周囲が3メートル以上もある巨樹が、891本ほど点在していることを4年前に知った。あらら!!
 若いころは樹や植物には何の興味のかけらもなかったが、年齢を重ねると目的以外のことにも興味が出てくる。奥多摩町の巨樹はクルマで行けば簡単に見られる樹もある。891本を全部見るには何年もかかるが、奥多摩駅近くにもあり、駅を右手に信号を右折~日原(にっぱら)鍾乳洞手前を左折、オオダワ林道のダートを40分ほど走ると、オラが好きなこの画の「長沢谷のカツラ」の樹がある。
 このルートは、東京都最高峰の雲取山の最短登山口にもなっている。頂上までは3~3時間30分ほど。山好きには有名な、小屋主・新井新太郎さん(通称・新ちゃん)が迎えてくれる。今は息子さんが小屋を守っている。この樹に会うといつも、手をあわせ「今日もイヤなことがないようにお願いします」と、おじぎをしながら通過することにしている。巨樹は神々しくて神がやどっているような”気”を感じる。

 皆が住んでいる神社仏閣にも樹齢を重ねた樹があると思う、巨樹ってそんな癒やしの存在なのかな!?と、思う今日この頃。

by Keiji

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