悩める放浪者ぽーの「うろんな日々」を綴っています。放浪とアウトドアが好きで東北・北海道を中心に散々彷徨うが、アウトドアの究極は農業ではないかと思いはじめて、単身秋田市のド田舎にある荒れ地に理想郷を実現せんと乗り込んだ。が、しかし意気負い込んで乗り込んだまでは良かったのだが・・・・・
2008年11月3日月曜日
尾瀬檜枝岐村七入オートキャンプ場はすでに閉鎖されていました
10月27日に今年4度目のキャンプに出かけたのであります。今回は完全な単独行であります。こうなってくるとほとんど病気ですね。わははは
例えキャンプ場が閉鎖されていようがなんだろうがお構いなしであります。そんな軟弱なキャンパーでありませんから、決してメゲません。水さえあれば暮らせます。側には檜枝岐川の豊富な水が流れているのであります。電源は車から100ワットが取れます。米と味噌は1ヶ月分積み込んできたのです。燃料は5kgのプロパンガスも用意しました。
前日は木賊温泉の近くの山の中に車中泊を敢行し合計すると3回も川のそばの岩風呂に入って鍋をツッキのんびりと過ごし、翌朝やはり岩風呂に入り木賊から檜枝岐へ通じる林道を紅葉を楽しみつつ七入オートキャンプ場を目指しました。
七入オートキャンプ場に到着したら、最初の張り紙に出くわしたわけであります。そうか、こんな季節はずれにキャンプをしようなんていう物好きな奴はそういませんからね。早々に営業終了していたとしても納得できるわけであります。悪いのは私ですからね。
炊事場が使えなくてもそんなに困る装備ではないから、ちょっとの間過ごさせてもらえばいいだろうと思ったけど、いちおうチェックしてみようと炊事棟のほうに車でいくと、片側の入り口は閉鎖されていましたが、片側はまだ開けてありました。水がでるか、蛇口をひねってみるとなんと勢いよくでてくるではありませんか。
これはここを利用するのがなにかと楽でいいなと思ったが、無断で使用するのはどうも心ぐるしいので管理人さんの自宅のほうに電話して了解を得ようとPHSのつながるミニ尾瀬公園の駐車場まで行こうと思って車を走らせたら、なんと出口のところで軽トラックに乗った奥さんに出会ったのであります。
侑子さんは一瞬驚いた表情をしましたが、すぐに状況を理解したらしくて、とにかくお茶でもいかがですかと管理棟のシャッターをあけてコーヒーをいただきました。聞くところによると、キャンプ場の利用客もいなくなったので早々と閉めてしまったそうです。私は10月一杯はやっているかなと思っていたのであります。ご主人の譲さんは新潟旅行に出かけた後でありました。侑子さんはご主人と入れ替わりに明日1泊泊まりの旅行にでかけるとのことでありました。
私としては、もうキャンプ場は閉鎖したのだからと追い返されても仕方ないなとぐらいに思っていたのですが、笑いながら好きなだけいていただいていいですよと言ってもらえました。
その言葉に甘えまして炊事棟に一切の荷物を降ろして七入オートキャンプ場を独り占め体制に入ったのであります。
晩秋の七入オートキャンプ場を独り占めしてしまうなんて、なんと贅沢なことでしょうか、朝晩の冷え込みは半端でないけれど、凍てつく星空もついでに独り占めです。心の底からドカンと「生きてて良かった」という思いが湧き上がってくるのを感じることができました。
大勢でワイワイ騒ぎながら楽しく過ごすキャンプも好きだけど、基本的には独りぼっちのキャンプが好きです。考えてみたら今年の4月頃房総半島を独りでほっつき歩いて以来の単独キャンプであります。これが無いと私は心のバランスを完全に崩してしまうのです。
だからといって孤独が好きかと問われれば決してそんなことはなくて、一人ぼっちは死ぬほど怖くて、いつも心のどこかに一人になることを恐れているのかも知れません。でも不思議なものです、死ぬほど恐れているものに、ときどきは自ら飛び込んでみたくもなるものなのかも知れません。ま、それほど大げさなほどのものでもないことですけれどもね。たかだかキャンプですからね。
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