なにせ農園なので、焚き火をしようにも、肝心な薪がないのです。周囲の山にはたくさんの雑木もあるのですが、それを切り出すにはチェンソーが必要であります。欲しいなぁチェンソー。仕方がないので無理矢理小さな木々を集めて燃やしたけど40分ほどで全部燃え尽きてしまった。これはいかにも悔しい。なんとかして大量の薪を集めなくては。そのうちにいい知恵がでてくるだろう。いくら焚き火がしたいといってもホームセンターで薪を買ってくるなんていう愚は犯したくない。いやまてよ、それでもいいかな。
朝は寒かったけれども昼の間は、これまでで一番暖かかったのじゃないかと思う。室温が一時24度まで上がっていた。それでも秋田の大気は甘くはなく、陽が落ちると急速に寒くなるのは仕方のないことなんだろう。寒い中での露天風呂はジツに気持ちがいい。頭が冷えるのでいくらでものぼせることなく湯に浸かっていられる。筋肉痛の体には長湯が心地いい。水着を用意してきたのだが、まだ大プールで泳いだことはない。いつ行っても大きなプールに数人いれば良いほうで、無人の時のほうがおおいみたいだ。なんだか長期の湯治をしているみたいだ。でもまだ一日に2度は温泉に入ったことはない。温泉って結構疲れし、服を脱いだり着たりするのも面倒だしね。それほどの温泉好きではないらしい。
夕方に珍しく携帯の呼び出し音が鳴った。ほぼ一日中人との会話のない生活を送っているので、過剰に反応してしまっている自分を発見する。それは山形にいる弟からのものだった。この農園を訪れてみろと強く勧めた当人であります。彼の薦めがなかったら、たぶん絶対にこの地を訪れようなんて思いもしなかっただろうと思う。その当人が連休中にきたいといった。大歓迎であります。K2さんに続いて二人目の訪問予定者となった。
米を研ぐのが面倒なので、1回に5合ほどを炊いておいて、後は食べる分だけ電子レンジでチンすることにした。なんと文明的な生活だろう。電気のありがたさを痛切に感じる。夜は寒いので電気毛布使用している。まことに快適であります。テレビ・新聞はないけれども、もともと自宅でもTVはそれほど見ていないし、新聞をやめて3年ほどになるだろうか。情報はラジオとネットで充分に間に合うようであります。市川で造ったTUTAYAとGEOのレンタルビデオのカードは使えるのだろうか、一日中畑の真ん中でDVDを見まくるというのもいいかもしれない。Amazonで買い物をしてみようかと思っている。住所は藤倉水源地公園前で届くのではないかと思うのだが。試しにまずは安いものを買ってみよう。
こなってくると、都会の生活と秋田の辺鄙な畑の中の生活の違いがないように思われる。ネットは24時間つながっているし、欲しいものはなんでもネットで購入できる。いつも独りぼっちで寂しいところもあるけれど、慣れてしまえばなんてことはない。そのうちにこの地でも知り合いの一人でもできるに違いない。
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