先日はビルトインガスコンロが壊れてしまい、やっとの思いで交換したばかりだというのに、こんどは、当初恐れていたとおりに、とうとう同じように13年ほど使った洗濯機が壊れてしまいました。と、云うことで本日は洗濯機を買い換えるまでの話になります。この文章は7月27日土曜日から書き始めたのですが、なかなか書けなくて本日の更新ということになりましたので、日付が少しずれているところもありますが、それはそれでいいということにしてあります。
近頃は、朝、起きると、まだ結構昨夜の酒が残っているなんていう場合が多いのです。これは、ちと、反省する必要があるのではないか、とは思ってはいるのですが、その反省は、なかなか素直に行動に出てくるということはないのであります。
特に、次の日が休みという場合には、ついつい呑みすぎてしまっています。明日は慣れない家事労働から晴れて解放されるという安心感がそうさせるのかも知れません。
そんなことで昨夜は金曜日の夜ということで、ついつい深酒をしてしまい、今朝は、いつもよりは、かなり遅い時間に起きだしまして、ぼーっとして昨晩収録しておいた経済番組などを倍速で流し見ていましたら、突然に襲いかかってくる妻の声がありました。
「お父さん、洗濯機の様子がおかしいのよ」
と、妻のいかにも私の二日酔いのバカ頭にはジツに面倒臭い言葉をイキナリ投げつけてくるのでありました。そんなことを、目覚めてすぐに、しかもズキズキ宿酔いしているウスラバカ頭に浴びせられても途方にくれてしまうだけのことでありました。
それでも時間の経過とともに、薄皮が剥がれていくように、少しずつまともになっていく頭の中で、「洗濯機が使えないって?これは、もしかして大変な事態が生じたのではないのか。」という風に問題の大きさに気づいていくのでありました。
しかし、時間の経過とともに意識だけは覚醒していきますが、いかんせん体がまだ酩酊しているような状態でありまして、正直、まったく動きたくないのであります。動けないのであります。
「おーい、排水穴のところのホースを引っこ抜いて、ゴミが溜まってないか見て見ろ!」と姿の見えない妻にむかって叫びます。「誰がみるの?!」「誰がって、今、そこにはオマエしかいないだろう」
以前にも洗濯機が動かなくなった時にマニュアルを読んでいたら、「排水穴にゴミが貯まっていないかどうか、確認してみてください。」というのがありまして、その通りにやったら正常に動作した経験があったものですから、もしかしたら今回も、それかも知れないと淡い期待を持ったわけであります。
なんだかんだと妻がブータレていましたが結局ゴミは詰まっていませんでした。こうなればお手上げであります。私の推測するところによればどこかのセンサーか基盤がいかれてしまったのです。そうなると素人の私には完全にお手上げの状態となります。
私は休日以外の日には毎日のように家事をしています。ここでは敢えて「毎日」とは断定してはいません。「私は毎日家事をしています。」なんて書いてもいいのですけれども、何かの折りに、このブログを家人に見られないとは言い切れませんので、ここは正直に書いておかなければいけません。基本的に妻が家にいる時は家事は一切やることはないし、月曜から金曜日の間でも気分が乗らなければ、まったくやらない事もあります。特に二日酔いの時などは結構サボってしまいます。こういう、あてにならない実にいい加減な家事手伝いなわけであります。
それでも、洗濯だけはなんとかサボることなくやることにしています。そんなことで大人5人分の洗濯というのは結構大変なことだということは、理解はしているのであります。時には一日に2回、3回ほども洗濯機を回さなければいけない日もでてきます。洗濯機を動かすことはそれほどの労力を必要とはしませんけれども、問題は脱水の終わった洗濯物を干すという作業が結構大変だということを、最近になって、ようやくわかってきました。
首筋は痛くなるし、背筋も腰も痛くなります。誰も見てはいないので時々休憩を入れて干しています。こんなところを人に見られたら、ジツに情けなくみっともない姿だと思うのですが、時間がかかろうが、休み休みだろうが結果的に午前中に全部干せればOKという風にしています。
洗濯をするという行為の中には、洗い、干し、そして最後に、取り入れて畳むというものがでてきます。畳む、これにアイロンをかけるなんていう、もうひと手間が入ることもあります。私の場合はアイロンをかけたことがないので畳むということで終わりになってしまいます。その後で妻が、必要なものにはアイロンをかけることになります。
整理・整頓・清掃が下手な人を観察していますと、洗濯をする行為のなかに畳むというのが抜けている人がたくさんいます。とにかく畳まなければ収納もできないわけですから、最初は雑でも構いませんので畳む練習をしてみてはいかがでしょうか。
ここで偉そうなことを云っていますが、独身時代の私の洗濯の方法にはこの畳むというのは入っていませんでした。干した洗濯物をそのまま床に山のように積み上げておいて、必要な衣類をその中から適宜探しだして抜いて使うという、当時はチョー合理的な方法だと思っていたのでありました。
後に少しは家事を手伝ってみようと思った時に妻から畳み方を教わったわけであります。これ、やったことのない人は馬鹿にしているでしょうけれども、やって見るとかなり難しく、しかも面倒なのですぐに音を上げてしまいます。これでもかなり練習を重ねてきたつもりなのですが、時々妻の洗濯物を畳む様子を見ていると、さすがに早く的確で綺麗な仕上がりになっています。私の10倍ぐらいのスピードです。あれを見てしまいますと、急激にやる気がなくなってしまうのですが、いつも気を取り直して、「俺は俺だ、これでいいんだ」と言い聞かせて仕事の合間に気晴らしのつもりで畳んでいます。
なぜ体調の悪い時でも洗濯をサボらないかといいますと、一日サボってしまいますと、容赦なく洗濯物が確実に倍加してくるからであります。それに天気のいい日ばかりではないので、雨が降った時のリスクも当然計算に入れておかなければならないのです。洗濯は午前中に干しておけば天候にもよりますがその日のうちに確実に終わってしまうからであります。まとめてやるなんてことは、独り者であったらまだしも、5人家族では、その処理する量が多すぎますから所詮無理な話なのであります。やれる時に確実にこなしておいたほうが却って楽なのであります。付きっ切りで作業をするわけではないのですから尚更のことであります。
ちょっと話は少しだけ横道に行きましたけれども、「洗う」という行為が無くても、干す、畳むというのも大変な作業になるわけであります。もし、それに洗うという行為も手作業になるとしたら、一日の大半を洗濯することに費やさなければいけなくなってしまうのではないですか。もし、洗濯機がなかったとしたら、どれほど大変な作業だろうかと思うと気が遠くなってしまいます。
「昔、むかし、おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯にいきました。」
幼き頃には、なんの疑問をも持たなかったのですが、これっておばあさんにとっては結構きつい労働だったのではなかったかということであります。後に桃太郎が川から流れて3人家族になります。桃から生まれた桃太郎ということでありますから、桃太郎が生まれてから、毎日のように川に洗濯をしに行かなくてはいけなくなるわけであります。昔、むかしの話でありますから、紙おむつなどというものはありません、当然洗濯機なるものもなかったわけであります。桃太郎がこの世に生まれてからは、おばあさんには毎日過酷な労働が嫁せられることになったわけであります。
1950年代の頃に『三種の神器』なる言葉が登場しました。白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫の家電3品目が『三種の神器』と喧伝されたわけであります。確かに洗濯機とか冷蔵庫は家事労働に革命を起こしたといえるのかも知れませんね。それは、この年になって家事手伝いをやって見てその大変さを実感できることであります。これらを含めての家電製品は、あって当たり前の存在になってしまっていて、日常あまり有り難みを感じることは無くなってしまっています。余談になりますが、現代人は最低限、命をつなぐための直接的な労働が極端に少なくなってきているのだと思います。その分、暇が多くなってきたのです。自分が何に一番お金を使っているのかということを考えてみてください。食費や水道やガスや電気に費やすお金などというのは、問題にならないくらいの比率になっているのです。強引を承知でいいますと、その大半のお金を暇つぶしに費やしているのであります。なんとも贅沢な生活なのでしょうか。
山に芝刈りに行くおじいさんの仕事も重要なものだったと推測します。煮炊きに利用するのも芝だったろうし、お風呂に入るのだって必要だったろうと思います。ただ芝だけでは燃料としてはいささか心もとないので、薪も必要であったろうし、炭もある時期に大量に焼いて置かないと寒い冬は越せないものだったろうと推測するのであります。こうして考えてみると、おじいさんもおばあさんも毎日の生きていくための直接労働をしなくてはならなかったのであります。まだ元気なお二人ですから、40代から50代だと思います。もう少しすると年金が貰えるなんてことは決してありませんでした。毎日自分たちが生きていくためだけの労働をしなくてはいけなかったわけであります。
ただそれから十数年後に養子縁組をした桃太郎がどこかの島へ渡って略奪の限りを尽くして膨大な財宝を手に入れてきますから結構優雅な老後を送るわけであります。このあたりはちいとばかし羨ましい気がしないでもないのですが。
さて、我が家の壊れてしまった洗濯機をどうするかという話でありました。10万円以上は覚悟しなければならないのかと思ったわけであります。壊れた洗濯機は一体いくらで購入したのかを妻に聞いてみると、当時6万円近くしたということでありました。私の思っている10万円以上の洗濯機というのは、最近はやりのヨコ型で乾燥機がついているやつでありました。当然そういったものは却下であります。最低限の機能がついていればいいだけなのです。それに我が家の風呂場全体が乾燥機になっているのを思い出しました。しかも冷暖房機能までついているのです。これはどう考えたって過剰設備だと思います。この13年の間にこれらの機能を使ったのは、ほんの数える程度でしか無かったのでありますから。
洗濯機が壊れたのが判明したのが7月27日土曜日の朝であります。これが普段の日であったらもっと慌てていたのですが、全員休みということで月曜日までに洗濯を終わらせばいいだけの話であります。しかし、先にも書きましたが、まだ二日酔いであまり動きたくありません。そこで近くの大型家電販売のヤマダ電機テックランドを検索して電話かネットで注文して、すぐに持ってきて貰えないかを交渉することにしました。
洗濯機不在期間を限りなく0に抑えたいと思ったわけであります。またなんで大型家電店に目をつけたかといいますと、使えなくなった洗濯機を、またしても手間暇をかけて捨てに行かなくてはいけないのは、いささか面倒だと思ったわけであります。家電屋さんであれば、配達と同時に引き取って貰えるから、余計な手間をかけなくて済むではないですか。
近年は大型家電店はショールームと化しており、実際に手に取って確かめて、購入はより安価なネットでするというパターンが増えているということを良く耳にするようになりました。それはよくわかります。私も同じようなことを、ちょくちょくやっていますから。それでも白物家電ごときで家電屋さんに足を運ぶのが面倒だという思いがありました。しかも普段の日ならまだしも、土日なのであります。当然混雑していることが予想されます。もう、洗濯機ごときで胸がときめくということなどありません。
ヤマダ電機に電話をした結果は、世の中そんなには甘くはないということです。届けてくれるのは4日後とのことでありました、それも一度店舗に足を運んでお金を払わなければいけないとのことです。そんな事は実店舗ですから当たり前のことでもありますけれども。
仕方がないから、ネットでも調査してみました。結果はいつものごとくAmazonに注文するということになってしまいました。品物はHITACHI(日立) 全自動洗濯機 [白い約束] NW-R701-W(ピュアホワイト) 洗濯・脱水容量7kgに決定しました。
このブログを書くために先ほどAmazonで同じ品物を調べてみますと、値段が35,165円(税込)となっております。私が購入した数日前が、28,800円(税込)となっており、頭の中が???の状態であります。この数日間でなんと6,365円も値上がりしてしまっております。販売店も私が購入した「家電専門店まいど」ではなくて「EC-JOY」になっております。今回は安い時点で購入できたから良かったものの、これが逆であったら腹がたったでしょうね。何も意識していなくても6,365円も違ってくるわけでありますから。こんなことって実際にあるんですね。
発送日が最短でも8月3日となっておりました。7月27日土曜日時点でのことであります。なんと当初恐れていたとおりに洗濯機がない空白期間が一週間も続くことになるのであります。これは数回はコインランドリーに足を運ばなければ、収拾がつかないかも知れないと覚悟したしだいであります。
ま、実際に店舗に足を運ぶこともなかったからヨシとするかとアキラメていたのであります。注文したのは午前中のことでありましたが、夕方にメールに目を通してみますと、なんと午後2時には発送しましたとありました。それに明日の日曜日には着くということであります。やってくれますね、「家電専門店まいど」さんのその処理の素早さに本当に感心しました。
ということで注文した翌日には新品の洗濯機が到着しまして、子どもたちに設置を命じてメデタシ、メデタシとなったわけであります。ただ壊れた洗濯機を家電リサイクルセンターに持っていかなければいけませんけれども。料金は2,520円とのことです。家電屋さんに頼むとそれよりは1,300円ほど高いようです。ただ手間暇とガソリン代を考えればどちらが得なのかはわかりませんけれども。
思わぬ出費で今夏の旅行の行き先がまた自宅に近くなってしまった。仕方のないことであります。やれやれ。
特に、次の日が休みという場合には、ついつい呑みすぎてしまっています。明日は慣れない家事労働から晴れて解放されるという安心感がそうさせるのかも知れません。
そんなことで昨夜は金曜日の夜ということで、ついつい深酒をしてしまい、今朝は、いつもよりは、かなり遅い時間に起きだしまして、ぼーっとして昨晩収録しておいた経済番組などを倍速で流し見ていましたら、突然に襲いかかってくる妻の声がありました。
「お父さん、洗濯機の様子がおかしいのよ」
と、妻のいかにも私の二日酔いのバカ頭にはジツに面倒臭い言葉をイキナリ投げつけてくるのでありました。そんなことを、目覚めてすぐに、しかもズキズキ宿酔いしているウスラバカ頭に浴びせられても途方にくれてしまうだけのことでありました。
それでも時間の経過とともに、薄皮が剥がれていくように、少しずつまともになっていく頭の中で、「洗濯機が使えないって?これは、もしかして大変な事態が生じたのではないのか。」という風に問題の大きさに気づいていくのでありました。
しかし、時間の経過とともに意識だけは覚醒していきますが、いかんせん体がまだ酩酊しているような状態でありまして、正直、まったく動きたくないのであります。動けないのであります。
「おーい、排水穴のところのホースを引っこ抜いて、ゴミが溜まってないか見て見ろ!」と姿の見えない妻にむかって叫びます。「誰がみるの?!」「誰がって、今、そこにはオマエしかいないだろう」
以前にも洗濯機が動かなくなった時にマニュアルを読んでいたら、「排水穴にゴミが貯まっていないかどうか、確認してみてください。」というのがありまして、その通りにやったら正常に動作した経験があったものですから、もしかしたら今回も、それかも知れないと淡い期待を持ったわけであります。
なんだかんだと妻がブータレていましたが結局ゴミは詰まっていませんでした。こうなればお手上げであります。私の推測するところによればどこかのセンサーか基盤がいかれてしまったのです。そうなると素人の私には完全にお手上げの状態となります。
私は休日以外の日には毎日のように家事をしています。ここでは敢えて「毎日」とは断定してはいません。「私は毎日家事をしています。」なんて書いてもいいのですけれども、何かの折りに、このブログを家人に見られないとは言い切れませんので、ここは正直に書いておかなければいけません。基本的に妻が家にいる時は家事は一切やることはないし、月曜から金曜日の間でも気分が乗らなければ、まったくやらない事もあります。特に二日酔いの時などは結構サボってしまいます。こういう、あてにならない実にいい加減な家事手伝いなわけであります。
それでも、洗濯だけはなんとかサボることなくやることにしています。そんなことで大人5人分の洗濯というのは結構大変なことだということは、理解はしているのであります。時には一日に2回、3回ほども洗濯機を回さなければいけない日もでてきます。洗濯機を動かすことはそれほどの労力を必要とはしませんけれども、問題は脱水の終わった洗濯物を干すという作業が結構大変だということを、最近になって、ようやくわかってきました。
首筋は痛くなるし、背筋も腰も痛くなります。誰も見てはいないので時々休憩を入れて干しています。こんなところを人に見られたら、ジツに情けなくみっともない姿だと思うのですが、時間がかかろうが、休み休みだろうが結果的に午前中に全部干せればOKという風にしています。
洗濯をするという行為の中には、洗い、干し、そして最後に、取り入れて畳むというものがでてきます。畳む、これにアイロンをかけるなんていう、もうひと手間が入ることもあります。私の場合はアイロンをかけたことがないので畳むということで終わりになってしまいます。その後で妻が、必要なものにはアイロンをかけることになります。
整理・整頓・清掃が下手な人を観察していますと、洗濯をする行為のなかに畳むというのが抜けている人がたくさんいます。とにかく畳まなければ収納もできないわけですから、最初は雑でも構いませんので畳む練習をしてみてはいかがでしょうか。
ここで偉そうなことを云っていますが、独身時代の私の洗濯の方法にはこの畳むというのは入っていませんでした。干した洗濯物をそのまま床に山のように積み上げておいて、必要な衣類をその中から適宜探しだして抜いて使うという、当時はチョー合理的な方法だと思っていたのでありました。
後に少しは家事を手伝ってみようと思った時に妻から畳み方を教わったわけであります。これ、やったことのない人は馬鹿にしているでしょうけれども、やって見るとかなり難しく、しかも面倒なのですぐに音を上げてしまいます。これでもかなり練習を重ねてきたつもりなのですが、時々妻の洗濯物を畳む様子を見ていると、さすがに早く的確で綺麗な仕上がりになっています。私の10倍ぐらいのスピードです。あれを見てしまいますと、急激にやる気がなくなってしまうのですが、いつも気を取り直して、「俺は俺だ、これでいいんだ」と言い聞かせて仕事の合間に気晴らしのつもりで畳んでいます。
なぜ体調の悪い時でも洗濯をサボらないかといいますと、一日サボってしまいますと、容赦なく洗濯物が確実に倍加してくるからであります。それに天気のいい日ばかりではないので、雨が降った時のリスクも当然計算に入れておかなければならないのです。洗濯は午前中に干しておけば天候にもよりますがその日のうちに確実に終わってしまうからであります。まとめてやるなんてことは、独り者であったらまだしも、5人家族では、その処理する量が多すぎますから所詮無理な話なのであります。やれる時に確実にこなしておいたほうが却って楽なのであります。付きっ切りで作業をするわけではないのですから尚更のことであります。
ちょっと話は少しだけ横道に行きましたけれども、「洗う」という行為が無くても、干す、畳むというのも大変な作業になるわけであります。もし、それに洗うという行為も手作業になるとしたら、一日の大半を洗濯することに費やさなければいけなくなってしまうのではないですか。もし、洗濯機がなかったとしたら、どれほど大変な作業だろうかと思うと気が遠くなってしまいます。
「昔、むかし、おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯にいきました。」
幼き頃には、なんの疑問をも持たなかったのですが、これっておばあさんにとっては結構きつい労働だったのではなかったかということであります。後に桃太郎が川から流れて3人家族になります。桃から生まれた桃太郎ということでありますから、桃太郎が生まれてから、毎日のように川に洗濯をしに行かなくてはいけなくなるわけであります。昔、むかしの話でありますから、紙おむつなどというものはありません、当然洗濯機なるものもなかったわけであります。桃太郎がこの世に生まれてからは、おばあさんには毎日過酷な労働が嫁せられることになったわけであります。
1950年代の頃に『三種の神器』なる言葉が登場しました。白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫の家電3品目が『三種の神器』と喧伝されたわけであります。確かに洗濯機とか冷蔵庫は家事労働に革命を起こしたといえるのかも知れませんね。それは、この年になって家事手伝いをやって見てその大変さを実感できることであります。これらを含めての家電製品は、あって当たり前の存在になってしまっていて、日常あまり有り難みを感じることは無くなってしまっています。余談になりますが、現代人は最低限、命をつなぐための直接的な労働が極端に少なくなってきているのだと思います。その分、暇が多くなってきたのです。自分が何に一番お金を使っているのかということを考えてみてください。食費や水道やガスや電気に費やすお金などというのは、問題にならないくらいの比率になっているのです。強引を承知でいいますと、その大半のお金を暇つぶしに費やしているのであります。なんとも贅沢な生活なのでしょうか。
山に芝刈りに行くおじいさんの仕事も重要なものだったと推測します。煮炊きに利用するのも芝だったろうし、お風呂に入るのだって必要だったろうと思います。ただ芝だけでは燃料としてはいささか心もとないので、薪も必要であったろうし、炭もある時期に大量に焼いて置かないと寒い冬は越せないものだったろうと推測するのであります。こうして考えてみると、おじいさんもおばあさんも毎日の生きていくための直接労働をしなくてはならなかったのであります。まだ元気なお二人ですから、40代から50代だと思います。もう少しすると年金が貰えるなんてことは決してありませんでした。毎日自分たちが生きていくためだけの労働をしなくてはいけなかったわけであります。
ただそれから十数年後に養子縁組をした桃太郎がどこかの島へ渡って略奪の限りを尽くして膨大な財宝を手に入れてきますから結構優雅な老後を送るわけであります。このあたりはちいとばかし羨ましい気がしないでもないのですが。
さて、我が家の壊れてしまった洗濯機をどうするかという話でありました。10万円以上は覚悟しなければならないのかと思ったわけであります。壊れた洗濯機は一体いくらで購入したのかを妻に聞いてみると、当時6万円近くしたということでありました。私の思っている10万円以上の洗濯機というのは、最近はやりのヨコ型で乾燥機がついているやつでありました。当然そういったものは却下であります。最低限の機能がついていればいいだけなのです。それに我が家の風呂場全体が乾燥機になっているのを思い出しました。しかも冷暖房機能までついているのです。これはどう考えたって過剰設備だと思います。この13年の間にこれらの機能を使ったのは、ほんの数える程度でしか無かったのでありますから。
洗濯機が壊れたのが判明したのが7月27日土曜日の朝であります。これが普段の日であったらもっと慌てていたのですが、全員休みということで月曜日までに洗濯を終わらせばいいだけの話であります。しかし、先にも書きましたが、まだ二日酔いであまり動きたくありません。そこで近くの大型家電販売のヤマダ電機テックランドを検索して電話かネットで注文して、すぐに持ってきて貰えないかを交渉することにしました。
洗濯機不在期間を限りなく0に抑えたいと思ったわけであります。またなんで大型家電店に目をつけたかといいますと、使えなくなった洗濯機を、またしても手間暇をかけて捨てに行かなくてはいけないのは、いささか面倒だと思ったわけであります。家電屋さんであれば、配達と同時に引き取って貰えるから、余計な手間をかけなくて済むではないですか。
近年は大型家電店はショールームと化しており、実際に手に取って確かめて、購入はより安価なネットでするというパターンが増えているということを良く耳にするようになりました。それはよくわかります。私も同じようなことを、ちょくちょくやっていますから。それでも白物家電ごときで家電屋さんに足を運ぶのが面倒だという思いがありました。しかも普段の日ならまだしも、土日なのであります。当然混雑していることが予想されます。もう、洗濯機ごときで胸がときめくということなどありません。
ヤマダ電機に電話をした結果は、世の中そんなには甘くはないということです。届けてくれるのは4日後とのことでありました、それも一度店舗に足を運んでお金を払わなければいけないとのことです。そんな事は実店舗ですから当たり前のことでもありますけれども。
仕方がないから、ネットでも調査してみました。結果はいつものごとくAmazonに注文するということになってしまいました。品物はHITACHI(日立) 全自動洗濯機 [白い約束] NW-R701-W(ピュアホワイト) 洗濯・脱水容量7kgに決定しました。
このブログを書くために先ほどAmazonで同じ品物を調べてみますと、値段が35,165円(税込)となっております。私が購入した数日前が、28,800円(税込)となっており、頭の中が???の状態であります。この数日間でなんと6,365円も値上がりしてしまっております。販売店も私が購入した「家電専門店まいど」ではなくて「EC-JOY」になっております。今回は安い時点で購入できたから良かったものの、これが逆であったら腹がたったでしょうね。何も意識していなくても6,365円も違ってくるわけでありますから。こんなことって実際にあるんですね。
発送日が最短でも8月3日となっておりました。7月27日土曜日時点でのことであります。なんと当初恐れていたとおりに洗濯機がない空白期間が一週間も続くことになるのであります。これは数回はコインランドリーに足を運ばなければ、収拾がつかないかも知れないと覚悟したしだいであります。
ま、実際に店舗に足を運ぶこともなかったからヨシとするかとアキラメていたのであります。注文したのは午前中のことでありましたが、夕方にメールに目を通してみますと、なんと午後2時には発送しましたとありました。それに明日の日曜日には着くということであります。やってくれますね、「家電専門店まいど」さんのその処理の素早さに本当に感心しました。
ということで注文した翌日には新品の洗濯機が到着しまして、子どもたちに設置を命じてメデタシ、メデタシとなったわけであります。ただ壊れた洗濯機を家電リサイクルセンターに持っていかなければいけませんけれども。料金は2,520円とのことです。家電屋さんに頼むとそれよりは1,300円ほど高いようです。ただ手間暇とガソリン代を考えればどちらが得なのかはわかりませんけれども。
思わぬ出費で今夏の旅行の行き先がまた自宅に近くなってしまった。仕方のないことであります。やれやれ。
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