2010年8月30日月曜日

猫の定期便

 1週間ほど前、そう旅から戻ってきたころから、ネコが訪ねてくるようになった。明け方の4時頃と朝の11時そして夕方の4時頃に仕事場の掃出しの窓の下でニャーニャーと俺を誘うのである。そうか、そうか、俺を訪ねてきたかと、窓を開け網戸をあけて、こっちにこいといってもこないのだ。手をさしのべてだっこしてやろうとすると、するりと身を交わし、間合いをあけるのであります。昨日の夕方もそれをやったら、蚊が入ってきたらしく、2箇所ほど刺されてしまった。これまでほとんど蚊に刺されなかった俺がこの猫のために蚊に刺されてしまったのだ。
 頭にきたので、その後きても網戸は開けないで無視してやったのだが、それでも定期的にやってきてはひとしきりニャーゴニャーゴと呼ぶのであります。いったいこのニャンコは何を目的として、定期的にくるのだかさっぱりわからないのであります。そして今朝方も忘れずにやってきてひとしきりニャーゴニャーゴと俺を呼んでどこぞへと去っていった。

 とにかくわからんよ、女心と猫の気持ちは、もっとわからんのは近年の秋の空だ。うわー!ひさしぶりにうまくきめたな。

 蚤取り用首輪をしているから、野良猫ではないと思う。それに先日ひっつかまえて体中なで回してやったが、そんなに痩せてもいなからどこかの飼い猫だと思う。まだ子猫といっていいほどの茶色と黒の2毛である。目つきはあまりヨクナイし、鳴き声はお世辞にもかわいいとはいえないドラ声である。静かになったので、お!帰ったかなと覗いてみたら、寝てやがんの。わからん、本当にわからんて。

From うろんな日々
 数年前に飼い犬のジョン・セバスチャン・F・万次郎という名の飼い犬を死なせてしまった。老衰でもあったのだが、これは辛かった。あんな思いをするのだったら一生犬など飼うのはよそうと決めていた。しかし、時が流れるというのは不思議なものであります。また犬でも飼って車中泊犬として訓練するのも悪くはないなと思い始めているのです。車中泊犬はいいけど、車中泊猫はだめだね。あいつらは気ままだから、俺のきめた規則をこれぽっちも守ろうなんて気持ちがないからね。

 しかし、こうも毎日定期的に訪ねてこられるとなんだか余所様の猫とは思えなくなってくるね。いや、これがアブナイのだ。自分を戒めなければ。といいながら猫のエサを用意しているのは誰だ

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