2009年8月19日水曜日

今回は料理4品作ったぞ その2「イタリアンな味噌汁からヒント」

 以前に怪しい面々隊の高橋隊長がイタリアンな味噌汁というのを作ってくれたことがあった。なんの事はないトマトを味噌汁のなかにぶち込んだだけのものなのだが、これが案外うまかった。確かにイタリア料理はトマトを具材に多く使用するけれども、私の貧困な発想ではトマトは生で食するものだということしかなかったのです。一見ふざけているように思えるようなイタリアンな味噌汁でありますが、この味が驚きの味でありました。
 さっそく自宅に帰ってからまずはトマトを使った味噌汁を作ってみたのです。確かにつたない私が作っても旨い、単純な発想だけどこれは素晴らしいということになり、なんども作って試してみました。結局はほとんどの具に合うということがわかったのです。なんだ、そんな単純なことも知らなかったのかと云われそうですが、料理などほとんどやったことのない身にとってはそんなものであります。
 もう次は何をやるかというのは察しがつくでしょう。味噌をコンソメに替えて、ベーコンを入れてとなるわけであります。トマトを4つ切りにして、ジャガイモ・ニンジン・たまねぎ・キャベツ・鷹の爪と冷蔵庫に入っている野菜をぶちこんで塩コショウで味を調えて圧力鍋で煮込みました。

 ムフフ・・・・。これほど単純明快にして簡単でうまいものはないと確信したのでありました。むろんこれは怪しい面々隊での夏合宿に提供すべく心に決めました。そのためにちょっと邪魔にはなるけども圧力鍋をわざわざ持参したのであります。結果は思惑どおりに大成功でありました。
 ただしこの料理を作るのに3日ほどの時間を費やしてしまいました。座敷童のサトやんはなんだこの分では3日ほどかかるんじゃないかと揶揄しましたが、結果的にはそのとおりになってしまったのです。
 その第一の原因は、高橋隊長が自宅の菜園で収穫したジャガイモを残していってくれたのですが、これがまた小粒でありまして、その大きさは平均して普通のジャガイモの3分の1ぐらいしかなく、しかも数が多かったのでありますから、皮を剥くのに一日を費やしてしまいました。もちろん一日中皮むき作業をやっていたわけではなくて、ちょっとした時間ができるとすかさず包丁を持っての作業ということですから。こうして高橋隊長持参のジャガイモは私に丁寧に処理されまして、シアワセに皆さんの胃袋に収まったわけであります。
 第二の原因としましては、サトやんが作ろうとしている料理がまったく同じではありませんが重複していたことにあります。同じようなものを2つ作っても勿体ないわけでありまして、サトやんの料理が食い尽くされるのを辛抱強くまったということであります。だから結果的には3日がかりの料理となったわけであります。こんなこともありなのだと思います。それぞれが思い思いの料理を振る舞うわけでありますからね。

 次に作った3品目はきゅうりを入れた肉野菜炒めであります。これはトマトを煮るという発想と同じであります。トマトを煮て旨いのだから、きゅうりも炒めたら旨いのではないかということであります。本当はそればっかしでありません。最近きゅうりの一夜漬けに凝っていまして、きゅうりを切って、生姜を刻み、鷹の爪を少々タッパーに入れて塩をふり、うまみ調味料を少々それに蓋をして振り回すので。それだけで5時間もすれば味が結構こなれてきまして結構うまい漬け物ができあがります。これは合宿期間中に大量に3回ほどつくりつづけました。その時のきゅうりが余っていましたので肉野菜炒めをつくるさいにフライパンに投げ込んだというわけであります。
 これで今回つくった4品すべてであります。これまで怪しい面々隊には食事を任せっきりでありましたから少しは恩返しができたかなとも思います。キャンプ場で日がな一日料理を作るっていうのもなかなか楽しいものであります。もう少し腕をあげてもっとおいしいものを皆さんに食べてもらいたいとは思っていますが、どうなることやら。

 今回の夏合宿に後半参加した牧原さんの得意料理はモツ煮込みであります。このモツ煮込みこそ私が圧力鍋を3個も購入するという走るきっかけをつくった料理であります。確か4年ほど前だったでしょうか長野キャンプに行ったときに彼がもってきたのは、すでにたっぷりと煮込んであるモツ煮込みを入れた圧力鍋だったのです。
 圧力鍋ですから車で移動するさいにも汁の溢れる心配はありませんから便利です。現地に着いたらただそれを温めるだけであります。この発想は素晴らしいものでありました。それに圧力鍋は少しの火力で調理が済んでしまうという利点がありました。これに感動して3つも圧力鍋を購入してしまいました。馬鹿ですね。1個あれば良かったのです。
 そんな圧力鍋にも欠点はあります。だいたいにして重いし、おおきいから邪魔になるというものです。もちろん山岳登山などには絶対に持っていけないということですね。あたりまえか

 怪しい面々隊の影響を強くうけて、ときどき料理らしきものを作るようになりましたが、それでは毎日料理を作っているかとなるとそれはとてもできないことであります。朝昼晩と作ろうと挑戦したこともありますが、駄目です。絶対駄目です。
 自分の持っている料理のレパートリーが少ないってこともありますが、献立を考えるだけでノイローゼになってしまいます。男の料理なんてのは所詮お遊びなんだと強く思いました。
 その点世の中の主婦というものは、ものすごくエライ輩なのだと強く認識するようになりました。オソルベシ

 所詮お遊びでもいいから、ひとつ正しい料理というものを習ってみたいって最近つよく思うようになりました。テレビの料理番組なんていうのも時々みるようになりましたが、あれは駄目ですね。見終わってしまえばそれっきりで何一つ覚えちゃいないのですから。それに紹介している料理の材料や調味料が無かったりしてわざわざ買い物にいくのも面倒だから、ま、今回はいいかぁなんてことになりまして・・・・。
 中高年ゴキブリ男の料理教室なんてのが近くでやってないかと強く思う今日この頃であります。

 野遊び山遊びがなんで中高年ゴキブリ男の料理教室にいくのかよくわからんのですが、とにかくそうなったのですから仕方がないことであります。
 それから良く「わたし、料理作るのは好きだけど、片付けるのか嫌なのよ」っていう人がいますけど、なぜだか私は食器洗いが好きなんですね。食器洗浄機は最初からつけたのですが使ったのは最初のころだけですね。あれを使うなら自分で手洗いをしたほうが速いし、気分がいいのです。食器洗浄機を使うのはカレーをやったあとの圧力鍋を洗う時ぐらいになってしまいました。高橋隊長のところも昨年食器洗浄機をいれたらしいのですが、まだ食器格納庫になってませんかって聞いたところマメに使っているようであります。でもたぶん時間の問題だなと思っています。

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