にわかに「どうだ!」と云われても困ってしまうけどもね。それに別にこれはオレの物語でもないし、オレが書いたイラストでもないからね。
「大草原の小さな家」は私の憧れであります。こんな馬車でのんびりと旅を続けられたらと思うといても立ってもいられなくなるのですが、いても立ってもいられないといっても、そこに草原があるわけでもないし、幌馬車があるわけでもないですからね。基本的には何もすることはできず、せいぜいこの絵を見て想像を膨らましているに過ぎないのでありますが。
私もそうなのですが、ほとんどの方は「大草原の小さな家」を家を知るきっかけになったのはNHKで何度も流されたテレビドラマシリーズだと思いますが、原作はそれとはまるで別物だということを知っておいたほうがいいと思います。
原作を読むといっても、少年少女文学の範疇に入りますから、小学校2年生程度の国語力があれば簡単に読みこなせてしまいます。なんでそんなことが断言できるのかといいますと、まさしく私の持ち合わせている国語力なるものがそうだからであります。
当時舗装された道路があるわけではないし、むしろ、道らしい道があったかさえも怪しい情勢であります。とうさんとローラから呼ばれているチャールズ・インガルスは坂本龍馬と同い年と云われれば、どの程度昔だったかのイメージが掴めると思います。
この馬車一台が全財産であります、これで一家5人と一匹が何年もの間、西部にあるだろうと思われる理想の土地を目指して旅する物語であります。これは実話でありますが、私のように日々の糧を得るのにも四苦八苦しているものにとっては、旅する資金はどうしていたのだろうかと疑問に思うのでありました。
やはりどの時代でも生きて行くには得意技を持っていなければならないのであります。当時はそれほど貨幣経済が発達していないといっても、実際には田畑を耕しているわけでもないので、食料を手に入れるにはそれなりの物を持ってなければなりませんでした。このあたりはじっくりと読み込んでみれば面白いところであります。
幌馬車での旅は毎日がアウトドアライフであります。このあたりの暮らしぶりはテレビドラマにはほとんどでてきませんが、原作本には詳しいのであります。料理も結構詳しく説明されており、結構豊かな食生活を送っていたことを知り感動するところであります。
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