クーラボックスに優劣があるなんて、これまでまったく考えてもみなかったけれども、春に福島を振り出しにして東北方面をホッツキ歩いていた時に、檜枝岐村の温泉で出会った埼玉からきたライダーさんの言葉がこびりついて離れないのであります。ホームセンターあたりで売り出しているクーラーボックスなどはまったく役にたたないというものでありました。これは日頃クーラーボックスにたいしてかなりの不満をかかえていた私にとっては衝撃的な話でありました。
現在使っているクーラボックスは妻の親父さんに数年前に帰省した時に貰ったものですが、これがまたクーラーボックスの形はしているけども、ひとつもクーラーボックスの役目を果たしていないということを最近薄々感づいていたのであります。
私のように車中泊常習者にとってはクーラーボックスが重要なアイテムのひとつなのであります。
一日の終わりに、沈みゆく夕日を眺めながら、冷たいビールを片手に
「本日は実にシミジミとした一日であった。」グビ
「明日はより良き日になるのだろうか」グビ グビ グビグビグビグビグビグビグビ
なんていうシチュエーションのもとでシミジミとした時間を過ごせることを人生最大の楽しみにしているものにとっては尚更のことなのであります。
ビールが終われば、やがて、もう少し強い焼酎なりウィスキー関係に力強くなだれ込んでいくのでありますが、これにも冷たい氷というものは、かかせないものであります。
出かける前はペットボトル2本ぐらいを冷凍庫でカチカチに凍らせて、冷えたビールおよび冷蔵を必要とする食品と共にクーラーボックスに放り込みます。この冷蔵能力というものがせいぜい1日ぐらいしか持たなくて、コンビニなりスーパーなりに氷りを買いに走るわけであります。
ここで突然話は変わるが、最近のスーパーは偉いのだ。なにがエライかといいますと、冷蔵用の氷りを「どうぞ、どうぞ、遠慮なさらないで心ゆくまで使ってくださいね」なんていう具合に無料の氷りが用意されているのであります。
これは車中泊者にとっては心強い味方なのであります。
もうひとつ少しだけエライのはアルカリイオン水なんていう飲料水もこれまた無料で提供しているのであります。
こちらは利用したことがありませんが。聞くところによるとこの水を使ってご飯を炊くと大層旨いのだそうです。以前は宿泊地では必ずご飯を炊いていたのですが、これは実に面倒なので、最近はお手軽なパックのご飯ですませています。
このお手軽パックご飯ですが、以前に食べたときは、どこか薬臭くて食べる気がしなかったのですが、最近のはどのメーカのものでも不味くはないです。まずくはないですけれども格別旨いというほどのこともないですが、手軽さが気に入って、普段買い物にいったついでに安ければ買い置きしておきます。災害時の非常食にも使えるかもといった魂胆も少しはあります。
お手軽パックご飯にまで脱線してしまったのだから、ご飯にお味噌汁はつきものということで、車中泊の時は当然インスタント味噌汁を重用してます。これも普段から注意して見ていて、安くなったところで買い置きをしておきます。
スーパーの無料氷り、水関係ばかりを誉めたので、ここはバランスをとってコンビニもエライところが二つあることを強調しておきます。
コンビニでいっとうエライ点はトイレを開放しているということです。開放ではなく解放ですね。これは助かります。以前からトイレは使えたのですが、どうもどこかに引け目があったのですが、最近は「どうぞどうぞ遠慮なくお使いください」の態度であり実によろしい雰囲気なのであります。
車中泊者にとってはトイレが一番の問題なのであります。コンビニはどこへいっても必ずあります。道の駅とコンビニを組み合わせればトイレの心配はほとんどしなくて済むことはありがたいことであります。
次にコンビニのエライのはゴミを捨てることができるということです。普段はゴミのことなんで何ら気にすることなく生活してますが、車中泊をしていて一番感じるのは特別なことをしていなくてもゴミというのはすごい量がでるもんだということに気がつくものなのです。
車の中は当然狭いですから、そこにゴミが転がっているというのは気になるものです。そのまま表に捨てるなんてことは絶対にしませんので、その始末に困ってしまうのですが、その点コンビニのゴミ捨て箱には大いに助けられます。
昨年北海道一人旅を敢行した際に気づいたことがあります。北海道の都市部には関東でも見かけるコンビニが競争しています。しかし、ひたすら、北海道原野方面に向かうと、じょじょに見覚えのある全国規模のコンビニは姿を消して、最後にはセイコーマートというコンビニしか見あたらなくなります。セイコーマートにもゴミ箱は用意されています。
しかし、しかしです、もっともっと田舎にいくといつの間にかゴミ箱が無くなっているのです。
これには本当に困りました。5日間ほどゴミと一緒の旅をしたことがあります。いくら涼しい北海道といえども5日間もゴミをほっておくと臭ってきます。ゴミ箱のあるコンビニを発見した時にはほっとしました。車中泊者にとってはゴミは大問題なのであります。
話を氷り関係に戻そう。賑やか場所であったら、コンビニもあるしスーパーもあるからいいのだけれども、どうしたって人里離れた場所にいきたくなるというのが車中泊者の常でありまして、人里離れたところに行きたい、しかし、氷り関係が頭に浮かんできて急速に「シミジミのグビ」はどうするのだという完全股裂き状態に陥ってしまうのでありました。
そこで、本物のクーラーボックスとはどういうものかを調査することにしたのであります。そこでわかったことはホームセンターで売られているものは番外ということで対象から完全に外すことにしました。
次にアウトドア系列と釣り具屋系列の2つの系列があるということがわかってきたのです。アウトドア系列でいえばコールマンが一番性能が良いということです。
しかし、比較にならないぐらいに間違いないのは釣り具屋系列だというのです。なるほどクーラーボックスなんていうのは釣った魚を入れる用途が一番と考えるとかなり納得できる理屈であります。
さてその信頼できる釣り具屋さん系列ではどこがいいのかといいますと、ダイワとシマノなのだそうです。なるほどなるほど・・・・・
釣り具屋さん系列の特徴は真空パネルというものもわかってきました。なるほどホームセンターなんかで売られているものは、ほとんどが発砲スチールが使われているけども、
シマノ :フィクセル・プレミアム 300 ZF-030Gなるものの説明には以下のようにあった。
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6面真空パネル上面、側面、底面の6面真空パネルを採用。外部からの熱と、内部からの冷気漏れを徹底的に遮断し、かつてない保冷力を実現。
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ウレタンとか発泡スチールなんていうものより、やはり真空パネルってのがなんか強そうに思われますよね。昔、沢村忠の真空飛び膝蹴りなんてのも、かなり強かったからね。古いね。
やはりここは真空パネルで決まりだろうということになったのであります。
大は小を兼ねるのか
さて、真空パネルで決定したのだが、悩ましいのは大きさなんですよね。大は本当に小を兼ねるのかとなるわけであります。大は小を兼ねるなんていってあまり大きなものを買ってしまって車内に置いた場合に邪魔でしょうがないなんてことになりかねないですからね。こればっかしはネットで購入するにしても、一度釣り具の上州屋さんあたりに出向いていって実際の大きさを確認してみる必要がありそうですね。
値段なんですが、株式会社 タカミヤで定価49,875円 (税込)販売価格 34,913円 (税込) 送料別が一番安いですね。
さて、どうするかですね。
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