悩める放浪者ぽーの「うろんな日々」を綴っています。放浪とアウトドアが好きで東北・北海道を中心に散々彷徨うが、アウトドアの究極は農業ではないかと思いはじめて、単身秋田市のド田舎にある荒れ地に理想郷を実現せんと乗り込んだ。が、しかし意気負い込んで乗り込んだまでは良かったのだが・・・・・
2008年8月20日水曜日
コメリにブルーシートを買いに
アルバムを眺めていたら、面白写真が見つかったのでアップすることにした。時は11月に限りなく近い10月の後半だったと思う。友人のIさんとキャンプに出かけました。個人用の小さなテント二張りと編み目つきのタープを一つです。夕食の準備もあらかた整いタープの中で炭火をばんばん熾してささやかながらの大宴会です。ささやかな大宴会というのもおかしな話だけれどもそれでいいのだ。
ところが夜が更けてくると共に最前からでていた風が勢いを増してきて「おいこら!山をナメンナヨ」って感じで、こちらも寒さに対抗するかのように熱燗の日本酒に移っていったのですが、もう寒くて寒くてとても耐えられるようなものではありません。
そこでたまらず試しに余っているブルーシートを応急的に片側だけ張って見たのです。そうしたらどうでしょう。かなり暖かいのです本気で暖かいのです。片方の風をちょっと遮っただけで、熱の対流がはじまりこれまでがなんだったのかという暖かさです。
これは凄いってことで、一同感動しました。一同と云いましても友人Iさんと二人だけなのですが、それでいいのだ。
翌朝、お百姓さんのコンビニ コメリが開店するのを待ってブルーシートを買いに走りました。それから半日ほど夢中になって防寒作業を行いました。結果は思ったとおりに快適な住環境を造り上げることに見事成功したのであります。
ん!?ちょとその話待った!
これってまるでホームレスのビニールハウスにそっくりではないか。いやそれでいいのです。男というものは限りなく隠れ家とかツリーハウスとかというものに憧れる動物なのです。ホームレスだってときに優雅なホームレスもいるのです。案外それを横目でにらんで羨ましく思って、「けっ」なんて小さく吐き捨てて通り過ぎる盛り場の午後七時50分なんていう奴はザラにいるのです。
コールマンのランタンが優しい光を放っています。そこはかとなく生きてて良かったと感じるひとときでもあります。私をはじめ今を生きる人は闇を体験することに慣れていません。だから極端に闇を恐れます。だから不必要に周囲を明るくしようと努力します。本当は少しの光さえあれば充分なのだということに気づいていないのです。
小さな蝋燭の焔だけでも、とっても明るいのだということをなかなか認めようとしないのです。暖をとるための炭火の灯りだけでも充分すぎるものなのです。
なんていったって炭はエライのだ。特にこの炭は備長炭でありますから、一番エライのです。あれ?あんときの炭は備長炭だったかな。ま、とにかく炭はえらいのです。
これで炊事も大丈夫だし、暖房も賄います。はじっこに薬缶を乗せておくと加湿器の役割も果たしますし、熱いコーヒーもいつでも呑むことができるわけです。寝る前に炭を補給して、空気孔を締めておきますと、朝まで部屋が暖かいです。
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