From 農園物語 |
土曜日の夜は怖いぐらいの落雷と雨で驚いた。その時点で明日の農作業は休みだなって思った。まるまる一日が休みなのは久しぶりのことなので心のどこかに嬉しがっている自分がいる。電気もとおったので心おきなくネットサーフィンもできるし、ブログ更新も、そしてたまっているメールの返信もできるしと、朝からこころが踊っていた。
しかし、遅くても11月までにはにんにくの植え付け作業を終わらしておかないと来年はいいにんにくが採れないといわれているので、すこし焦りの気持ちもある。天気予報をみると今週の木曜日ぐらいまで雨の予報であります。焦ってもしょうがないことは理屈ではわかっているのだけれども。
さてその雨だが一気に降ってくれれば諦めもつくのだけれども、時々青空を見せたりする、実にいやらしい天気なのであります。午後からきれいに晴れ上がったので、長靴をはいてにんにく畑までいってみたが、水びだしの状態でとても作業することはできない。ますますじれったさが募る。見なければよかったと反省する。人間あきらめも肝心なのだとあらためて実感する。なにせ自然が相手なのだからこちらの思惑どおりにはいかないものであります。
仕方がないので部屋の掃除をして先日貰った電気カーペットを敷く、これがあれば灯油がなくなった場合には少しだけ安心である。それに加えてありがたいことに電気冷蔵庫・電子レンジ・ファンヒータ・オーブントースター・電気炊飯器等々が貰えることになった。電気がとおった効果はここに一気に現れることになります。今週は雨の日が続くそうでありますから、少しづつ運び込もうと思っています。
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朝起きて一番にすることは、空を見上げることであります。これまでの生活でそんなことはまずありませんでした。ヘタすると雨が降っているのも夕方まで気づかずに外から帰宅した家族の様子をみて、「そうか、今日は雨が降っていたのか」なんてはじめて気がつくといった具合でありました。今はなによりも天気が気になります。
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これらの写真は慣例の野ションベンにいって空をみたら、なんと晴れそうじゃありませんか、急いで小屋にカメラを取りに戻って撮影しました。しかし、毎日嫌というほど眺めてもひとつも飽きることのない農園周辺の風景です。これはこの農園の最大の宝物だと思います。でも風景という宝物だけでは食ってはいけませんね。これが現実であります。
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朝早いうちに、しかも逆光で撮ったので暗いですが、4本の頼もしい電柱の力強い勇姿を確認することができます。生まれてこのかた、これほど電柱に惚れ込んだのははじめてであります。本音をいえば美観を考えると地中化するべきなんでしょうが、軽トラック1台買えないビンボー百姓の望むことではありませんよね。今は電気とおったことだけで感謝感謝であります。
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