2010年1月23日土曜日

農家が教える 混植・混作・輪作の知恵


 一昨日半月ほど待たされた待望の農家が教える混植・混作・輪作の知恵―病害虫が減り、土がよくなるが届いた。さっそく中味をつらつら斜め読みをする。これは期待した以上のことが書かれているのではないかと直感する。副題には「病害虫が減り、土がよくなる」とあるではないか。農園では決して農薬および化学肥料は使わないと高らかに宣言してしまっている。別に高らかに宣言しなくても、まったく農薬および化学肥料は使う気はないのだからいいのだけども。もし農薬を使い化学肥料を使った野菜を栽培するのなら、別に俺たちが作らなくても、スーパーにいけばかなり安くしかも見場のいい野菜が豊富に並んでいるのだから結構なことではないかと思うのだけれども、どう思いますか。
 でも本音をいうとね、農薬を使わないで病害虫に冒されない健康な野菜が作れるのかまったく自信がない。そこでいろいろなことを研究しはじめたわけであります。緑肥を使うってのもわかったし、いろんな野菜を混ぜて植えるのが効果的であるというのも最近知ったわけであります。これからますます研究を深めて春からの実践に備えたいとおもいます。

しかし、農業で使う言葉も半分以上はわかりませんね。まずは言葉を理解することから始めなければいけないかも知れません。それに、害虫の名前も姿すら知らないしね、病気の名前も、その病気にかかるとどうなるのかもさっぱりわかりません。思っている以上に無農薬での栽培はなかなか手強いのかも知れないですね。

 この本のなかに「コンパニオンプランツ」なんて言葉が出てくるけど、最初なんのことかさっぱりわからなかったけれども、「共栄作物」というらしいのであります。フムフム・・・・・・。さらっと斜め読みした限りでは、あんまりにも簡単に片付け過ぎかもしれませんが、理想的な農法は家庭菜園なんですね。せまい圃場に所狭しとなんでもかんでも植えてあるのが理想みたいですよ。
 しかし、家庭菜園は趣味でやっているから、できるけどもそれを儲けのペースに乗っけようとしても、あまりに手間ひまがかかりすぎるので無理ということになります。
 スーパーであれだけ安い野菜が売られている陰には、もちろん農家の方のたゆまぬ努力もありますが、大量生産という現代農業の技術があるわけであります。広大な農地に、単一の作物を植える。それはすべて大型の特化された機械を使用する。当然そこには大量の農薬と化学肥料をこれでもかと投入せざるを得ないわけであります。
 別にこれらの農法を否定しているわけではありません。これまで散々それらの安価な野菜にお世話になってこれまで生きてきたのですから感謝こそすれ、文句をいう筋合いなどというものは少しもありません。
 安全安心な食物を口にしたかったら、自分で栽培することだとおもいますね。それにつきると思っているのですが、いかがでしょうか。

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