2009年7月31日金曜日

午前9時で24度で涼しい

 昨日とはうってかわって今日は久しぶりに涼しいです。というかちょっと肌寒い感じもしますね。ま、若いときだったらいざしらず暑いよりは涼しいぐらいが絶対にいいに決まってますからね。
 それで相変わらず大草原シリーズを読んでいるのであります。昨日は在庫が4冊半になったと書いたけどもう残り3冊ほどになってしまった。それで昨日は長い冬 (岩波少年文庫 (515))を読み終わったのですが、これがシリーズ9冊のなかで一番辛い物語なのかも知れないと思った。
 7ヶ月間の間大雪と吹雪に閉じこめられ、しかも零下ー40度の世界で食料も燃料である石炭も底をつき餓死寸前になりながらも、たくましく創意と工夫と強固な意志で生き抜く家族6人の姿を生き生きと描写しているのでありますが結構感動ものであります。読み終わって春がきてくれて良かったと私は胸をなでおろしたのであります。

 西部開拓時代というのは農業だけで人類が暮らしてきた時代はかなり長いです。しかし蒸気機関が発明されて工業の時代に突入しようとしている過渡期でありますね。町には教会が建てられ学校が建てられ子供達の教育を重視する風潮が溢れてきます。この後急激に大量生産の時代になだれ込んでいくのでしょう。
 この時代は分業というのもそれほど発達していなくて、自分の生活に係わることのほとんどを自分たちでやらなくてはいけない時代なんですね。とにかくなんでも自分でやらなければ生きていくことの困難な時代なんですね。

 出版社も訳者もバラバラになってしまったのですが、読んでいていちばんしっくりくるのは岩波少年文庫の谷口由美子さんのがいいですね。けっして他のが悪いというわけでなく、読者の対象とする年齢もあるのだろうと思います。

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