2013年8月12日月曜日

酷暑の上海におけるビールと枝豆に関する一考察 by 牧の原

日本では甲府で40度を突破したことがニュースになっていますがこちら上海は数週間前から連日のように40度前後の気温が続いています。これは140年ぶりと聞いていますが、この中国でどこまで正確に記録をつけているのか怪しいものではあります。(現在の中国においても、中国の気象庁はほとんど38度以上の数値を発表しません。発表すると法律に従って外で仕事をしている労働者に酷暑手当を払うか休業にしないとならない、という理由で)
黄金城道
どうしても、この写真を縦にすることができません。

多分中国上海からの送信だったからでしょう。
よって、皆さんは顔を横にしてみてください。
とはいえ、まぁとにかく暑い、むしろ熱い。路上を熱中症で倒れた老人がアスファルトの熱で大やけどしたとニュースになっているぐらい熱いです。(この国では助けた人が助けられた人から加害者の濡れ衣を着せられて大変な目にあったりするので、基本的に路上で人が倒れていても見て見ぬふりをする人が多いのです)
昨日もシーツを洗って干したら1時間後にはバキバキに乾燥し、布団を3時間干して取り込もうとしたら、あまりの熱さで取り込めなかったりと大変でした。

そのような酷暑の日曜日、12時半からの中国語教室に間に合うように外出したのですがその暑さたるや、普段耳障りな音で鳴く中国のセミすら絶え絶えと数匹が呻いている程度で、普段は人通りで賑わう「黄金城道」という、なんとも金ピカ趣味の名をもつ歩行者天国もサッパリ人通りがなくホント白昼の死角のように虚ろな静けさを醸し出しているのでした。(ちなみに私住まい近くの道路の名前ですが、紅宝石道(ルビー通り)、藍宝石道(サファイヤ通り)、銀珠路、金珠路とハデハデです)

これだけ暑いと日暮れ後のビールがすこぶるウマイと思われるかもしれませんが、税法上の問題なのかよくわかりませんが、ビールのアルコール度数が日本に比べて概ね2%程度低く、喉ごしスッキリ、スーパードライですら気の抜けた発泡酒のような体たらく、ぜんぜんスッキリしないのです。だいたい、こんな陽気で二日酔いにでもなったら熱中症と脱水症状の合併症でマジに命に関わりそうでもありますが。
そもそも夜の7時に33度、明け方4時でも30度の上海で、窓を開けて蚊取り線香の香り混じりの涼しい風で寛ぎながらビールに枝豆、なんてことは絶対にないわけで、基本線、窓を締め切った室内で冷房を最大限効かせて近くの日系コンビニで仕入れたスッキリしないスーパードライとグニャっとした歯ごたえの枝豆で暑さから逃れるほかないわけです。

と、おもむろに美味くもないビールも飲み飽きて、ふっとNHK『朝イチ』で見た「美味しい麦茶の入れ方」を参考に、麦茶パックを皿上の熱湯で1分間蒸らし、その後1時間1リットルの水に漬ける方式で作って飲んでみました
いやぁ美味しい!甘露です。
コクを出すために少しインスタントコーヒーを混ぜても良いらしいのですが、私にはこのままでも充分。子供の頃にガフガフとガブのみした麦茶の味が出ておりました。

この歳になってビールより麦茶などと思うとは夢にも思いませんでしたが、考えてみれば50年生きてきてダントツの一番に暑い夏を経験している所ですから、色々なことで夢にも思っていなかったことが起きてもなんら不思議ではないわけです。

ということでこの週末は一念発起、自分で茹でた塩気たっぷりの枝豆とコクと旨味たっぷりの麦茶で暑気払い、というなんとも健康的な生活と相成りました。
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