2013年8月27日火曜日

車中泊者の仁義

 妻が唐突に「四国ってキャンピングカーで旅している人が少ないね。」というのです。そんなことは気にもしていなかったのですが、そう云われてみれば確かに少ないです。
 それに車中泊で旅をしている人も少なかったような気がします。夏休みも終わりの時期だからかとも思ったのですが、普段でも結構見かけるキャンピングカーや車中泊者は極端に少なかったような気がします。いつもは必ず少なくても4,5人とはお友達になるのですが、今回は話をしたのが一人だけでありました。
 それはそれで私にとってはいいことなのです。私の車中泊の歴史は半端でなく長いです。昔はほとんど車で寝泊まりして旅する人なんていませんでした。それが最近信じられなく多くなってきたのです。それはそれでいいのですが、中には極端にマナーの悪い人がいます。一番に腹立つのは駐車場にゴミをそのまま捨てていく連中です。
 車中泊には車中泊の仁義というものがあります。自分が一晩お世話になった駐車場を決して汚してはいけないのです。仕方がないので捨てられているゴミを拾って、ゴミ箱に捨ててきます。だって、駐車場にゴミが溢れていたら、他の車中泊者も同じように見られてしまいます。そのうちに道の駅での車中泊禁止なんてことにもなりかねません。
 最近、道の駅でもゴミ箱の置いてないところも出てきました。そういう時はゴミを車に積み込んでゴミ箱を探します。コンビニやスーパーさんには申し訳ないのですけれどもそっと捨てさせて頂きます。その変わりといってはなんですが、何らかの買い物をすることにしております。とんだところでバカどもの尻拭いをするはめになってしまいました。
 もうひとつ気になるのは、道の駅で堂々とテーブルと椅子を出して飲食しているのです。そんなことをやりたかったらば、キャンプ場を使えばいいのです。道の駅はキャンプ場ではないのです。なんか大きく勘違いしているようであります。

 車中泊者は絶対に目立ってはいけないのです、そおっとどこからともやってきて、そおっと静かに旅立っていくのです。それが車中泊の礼儀というものであります。おおぴらにやりたかったらオートキャンプ場を使えば済む話であります。旨く組み合わせて使いこなして行くことが車中泊での旅をより快適にしていくのです。他の人に不快な思いをさせる旅なんてロクなことはありません。いずれそれらの行為が全て自分たちに跳ね返っていくのです。

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