2013年8月31日土曜日

わからない人にはまったくわからないだろうと思うこの写真の凄さ

わからない人には、この写真に写っているものが、どれほどスゴクてしかもバカバカしくて、そしてその仕組が、どうなっているのかがまったくわからないということです。
 この光景が今回の旅で一番印象に残ることでもありました。
 四国の旅で初めてこのブログにアップする写真であります。予備の電池と充電器を忘れていった話はなんどか書きました。四国旅での写真は合計400枚ほどありますが、使える写真がほとんどないのです。というのも、まさかカメラの交換電池と充電器を忘れていったとは気が付かなかったので、妻には仕事の代わりだと思ってジャンジャン写真を撮りなさいと厳命しておいたのです。
 妻は変なところが素直なので、尾道に着いたころからまじめに忠実に任務を実行していったのであります。本当にひっきりなしにシャッター音をカシャカシャと響かせていました。
 「おい、おい、いくらなんでもそれは撮り過ぎではないか?」と思わんでもなかったのですが、これも彼女にとっては写真のいい勉強になるかも知れないと思ったので、そのまま放っておいたのでありました。
 充電器を忘れていかなかった場合はそれは正しい判断でありましたけれども、忘れていった場合は限られた枚数しか撮れないわけでありますから、かなり厳密に種々選択して撮影しなければいけなかったわけであります。よって彼女の撮った写真はほとんど使えないものばかりでありました。
 忘れてさえ行かなかったら2,3万枚は楽に記録できる容量を持っていますからなんとかなったのですが。
 それでも私の撮る写真が優れているとは決して思わないのでありますけど、やはりそこはどこかが違うのです。それに何も考えずにシャッターを押し続けたものですから似ている同じような写真が何枚と無く続きます。何万枚か撮ればそのうちの1枚ぐらいは使えるだろうと思っていたのですが、結果残念ながら一枚も使えるものがありませんでした。
 だからといって私が撮った数少ない写真の中この写真が優れものだなんて決していうものではありませんからね。

 この写真は足摺岬の灯台がある駐車場で撮ったものであります。確か北九州ナンバーのかなり大きなハイエースであります。写っているのは家庭用エアコンの室外機であります。この場所に駐車して何気なく見渡して目に入ってきたのがこの光景であります。これほど驚いたことはありません。これまでほとんどカメラを手にしていなかったのですが、慌ててカメラを持って撮影しました。
 写真を撮ってからそーっと近づいてみました。エンジンはかかっていませんが、なんと室外機は稼働していたのです。これは実に不思議な光景でありました。他に発電機が動作している様子もありません。無音でファンが回っているのです。
 では電源はどこから取っているのでしょうか、これは確かめたわけではありませんが、私の想像でありますが、恐らくサブバッテリーから取っているものと思われます。
 しかし、ここで一つの疑問が生まれます。サブバッテリーでどれほどの時間家庭用のエアコンを動かせるものかということです。電気に詳しい人だったら、バッテリーの容量から消費電力を計算してすぐに稼働時間を割り出せるのでしょうけれども、電気の知識が皆無な私にはさっぱりわかりませんでした。
 家電用のエアコンを車につけてしまうという発想は前から知っていました。それはキャンポングカーの後ろに室外機を備え付けるという発想のキャンピングカーを見たことがあるからです。でも、その時はホンダのガソリン用発電機を別途つけて発電機を動作させてエアコンを動かすというものでした。今回のように無音でエアコンを動作させるというものと発想がまるで違います。

 これはあの時勇気を出して聞いてみれば良かったと今頃悔しがっているのであります。聞くは一時の恥聞かぬは末代の恥といいますからね。返す返すも悔しくてしょうがありません。

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