このブログを読んだ人の中で少なくても約4名は歯軋りして「このヤロー、抜け駆け反対!」と本気で怒るでしょう。それでいいのだ。うまかったぞーーー牧原君。
お昼にあらき蕎麦を食べる。店内が混まないうちにと思って11時30分ごろに行ったのだが、すでに満席状態でありました。店主に相変わらず繁盛してるねと言ったら、「今日は日曜日だからね」と言われて初めてとんでもない日にきたことに気づく。このあらき蕎麦屋には絶対に土日祝祭日には行かないことにしていたのです。その混みようといったら半端でなく、一度ならず2度3度コリゴリしていたのです。
こういうふしだらな生活続けていると、どうも曜日の感覚がまるっきり無くなってきているようであります。
注文していないのに鰊の煮付け・漬物・山菜の盛り合わせがどんどん運ばれてくる。店主が同級生なのであります。蕎麦が運ばれてきた時点でさらに驚くことになる。奥さんのサービスのつもりか通常の盛りでも最近はもてあますようになっているのに、その上にさらにドカーンと蕎麦が積み重ねてあるのです。若いときだったら、これでも足りないくらいだったのですが、今は食もすっかり細くなり、内心ではかなりうろたえて「これ、全部食うのは絶対無理、困ったな」状態でありました。しかし、無理してでも食べないとこの好意に対して悪いではないかっていう思いがありまして・・・・・。
ヨシと覚悟を決めて、食べる。すごい量だけど旨い、ウマイけど凄い量だ、ワッセワッセと食い進む。そこへ店主の芦野君が現れて近況報告やらよもやま話に花が咲く、結局2時間ほどかけて完食する。もう蕎麦が喉まで詰まっている状態であった。隣で食べていた中年のご夫婦も「うわー すごい量だね」の会話が耳にとどく「ね、ね、すごいでしょ。それよりも私のは1.5倍は多いんだかんね」と心のなかで同意する。
そして最後に私はとどめを刺されたのです。ようやく食い終わって談笑していると、奥さんがやってきて、「もう1枚持ってきましょうか!」っていうのです。私は逃げるようにして店を出たのでありました。あらき蕎麦屋に完全敗北した人生始めての日であった。蕎麦やに敗れて故郷の山河あり うーーん
山形県村山市――老舗「あらきそば」を訪ねて
田舎の人はなんでもドーンとあげるのが好きならしい。昨日実家で留守番をしながら仕事をしていたら、近所の人が今晩食えといって一抱えの蕗をドーンと置いていった。その量はすさまじく家族5人で毎日食っても1週間はかかりそうである。
それで頭は急速に桧枝岐に飛んだ、3日前でまだ蕗の薹を摘んできてうまいうまいといって食べていたのです。下界ではすでに太くて大きな蕗がドーーーンなのであります。改めて桧枝岐の自然の厳しさを思い知らされたわけであります。
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