そぼつく雨の12日の朝にK2さんがひょっこりと農園にあらわれた。まるで近所から気まぐれに立ち寄ったという感じで、ごくごく自然な様子であった。近所のようなといえどんもその距離実に600kmあまりであるが、まったくその距離を感じさせることがなかった。そしていつものごとく酒を飲み交わして近況をかたりあって今朝方やはり飄々として去っていった。彼の仕事はルポライターである。だから600kmや700kmぐらいの距離を走ることなどなんとも思っていないようである。最近は此の地になんどか訪れることによって、600kmぐらいの距離は慣れてきているが、さすがに彼のようなわけにはいかない。一挙に走ってきたとしても、やはり私の表情には疲労の度合いが色濃く残ってしまう。
いかにK2さんがさわやかに現れようとも、今年の天候はいやはやの様相で、薫るような風が吹いているというようなわけにはいかず、朝からジトジトと雨は降りやまず、まるで冬から一挙に梅雨入りしたような感じであります。
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